木の家 No.104
トレーニングルームのある「木の家」
木の家 | 2017.5.9
愛知県岡崎市、岡崎駅から車で10分程の住宅地に建つ「木の家」M邸。雨に濡れた芝生が青々として印象的な光景をつくり出しています。年に数回ご夫婦でトライアスロンの大会に出場するというMさんは、一室をトレーニング専用の部屋として使用しています。
Mさんが住宅購入を考え始めたのは、いまから数年前のこと。
「当時暮らしていた社宅の利用期限が近づいてきたことが、住宅購入を考えるきっかけになりました。いずれは家を建てるつもりでしたので、ちょうど良いタイミングだったと思います」というご主人。
当初は奥様のご友人の建築家に設計を依頼することを検討していたそうですが、奥様が無印良品の家のモデルハウスを見たことで流れが変わったのだとか。
「よく車で通る道沿いにモデルハウス(岡崎店)ができたのがきっかけでした。無印良品といえば生活雑貨や家具のイメージが強かったので、住宅をつくっていることに少し驚きました」と奥様は話します。
その後、ご夫妻でモデルハウス(岡崎店)の見学に訪れたMさん。「参考程度に見てみようかという軽い気持ちでした」。
ご主人は「木の家」の第一印象を思い出しながら言います。「倉庫みたいで普通に暮らせる気がしませんでした。そのときは、正直これは無いなと思いました(笑)」(ご主人)。
一方奥様は、「直線的なデザインが良いなと思いました。自然のエネルギーを最大限に生かせるパッシブデザインという考え方にも共感できました」と好印象だったようです。そして、こう続けます。「『木の家』を見て、昔住んでいた縁側のある家を思い出しました。そこで体験した穏やかな時間を感じさせてくれました」(奥様)。
モデルハウスを見学後、ご夫妻は入居者宅見学会に参加。
「実際に暮らしている人の生の声を聞いてみたいと思いました。モデルハウスでの説明を全部は信用していなかったんだと思います(笑)」という奥様、「家の性能については、入居者の方の満足度が思った以上に高いことがわかりました。あと、プランの自由度が高いのも実際に見てよくわかりました」と話します。
はじめは、あまり乗り気ではなかったご主人ですが、無印良品の家の性能を知るうちに気持ちが変わっていったといいます。
「とくに断熱性能と耐震性能の高さが魅力的でした。他の住宅メーカーも検討しましたが、無印良品の家と同程度の性能を実現しようと思うと、もっと値段が高くなってしまうことがわかりました」(ご主人)。
性能、価格に十分納得し購入を決定したMさん。奥様が最もこだわったのは生活動線。
「どうしたら暮らしやすいか、設計の担当者がちゃんと考えてくれたので良かったです」(奥様)。
M邸のプランは、1階にリビング、ダイニング、キッチン、水まわり、玄関近くの一室は現在トレーニングルームとして使用。自転車が置かれた専用スペースになっています。
「前の家でも一室をトレーニングルームにしていて、これは絶対条件でした」(ご主人)。
キッチンの背面には収納扉が無くスッキリとしていて、食器は引き出しに収納されています。
2階には寝室、クローゼット、フリースペース。吹き抜けのある中央にはワークスペースがあります。
寝室に置かれた和風の箪笥や階段下に置かれた茶箪笥は、亡き祖母様のお嫁入りのタンスで、倉庫にずっと眠っていたものとのこと。M邸の雰囲気によく合っています。
「この家は壁が少ないので、家の中を自由に動きまわれていいですね。ダイニングから2階を見通せるところも気に入っています。開放的な反面、外からの視線が気になることもありますが、そんなときはブラインドの角度を調整することで解決しています」というご主人。
奥様は「入居して間もないころは、開放感がありすぎて落ち着かなかったのですが、いまでは部屋の戸も開けたまま寝ています」とすっかり慣れたご様子。
また、「家に愛着が湧いてきて、最近はインテリアのことを考えたり、メンテナンスをするのが楽しいです」とも。
休みの日は家で過ごす時間が増えたというご夫妻。
「この前遊びに来た会社の友人は、この家はどこに座っても居心地が良いし、絵になるねと言ってくれました」と奥様は嬉しそうに話します。
夏の電気代は6,000円程度と、以前と比べて半分くらいになったとのこと。
「夏は暑かったですが、その暑さを楽しめた気がします。窓を開けると風が通って気持ちよかったです」(ご主人)。
「とにかく室内が明るくて良いですね。友人たちにもおすすめしたい家ですね」(奥様)。