木の家 No.101
収納の仕方やモノの持ち方を見直しました
木の家 | 2017.3.7
岡山県津山市、津山駅から車で20分程走ると周囲には長閑な田園風景が広がります。小高い丘を少し上った広々とした敷地に建つ木の家K邸。Kさんご一家は、ご夫妻とお子様2人の4人暮らし。ウッドデッキの一角には、奥様が最近育てているという多肉植物がびっしりと並べられ、室内にも観葉植物やエアプランツなどがセンス良く置かれています。
Kさんが無印良品の家を知ったのは2010年、モデルハウス(岡山店)の前を車で通ったことがきっかけでした。
「そのときは、そのまま通り過ぎましたが、おしゃれな外観が印象的で、どんな家なんだろうねと二人で話したのを覚えています」というご夫妻。
Kさんご夫妻に転機が訪れたのはそれから数年後。
「その頃、2DKのアパートで暮らしていたのですが、この先ずっと家賃を払い続けても財産として何も残らないし、いつか自分の家が欲しいという思いはありました。ちょうどその頃、第2子が産まれることになり、家づくりが一気に現実的になりました」と話すご主人。
住宅購入を検討するにあたり、まず奥様がインターネットやチラシを見て情報収集。
「家のポストに入るチラシを見て、地元の工務店が建てた住宅をいくつか見学に行きました。無印良品の家は、はじめから候補として考えていて、『家に会いに。』やホームページの施工例をよく見ていました」(奥様)。
それからすぐ、無印良品の家 岡山店を訪れたKさんご夫妻。モデルハウスを見学したときの印象をこう振り返ります。
「すっきりした外観が素敵で、室内も明るくて良いなと思いました」と奥様。
ご主人は「外観の見た目が印象的で、中に入ると木の温かみを感じられました。でもちょっとおしゃれすぎて、実際に自分たちが暮らすイメージが湧かなかったです(笑)」といいます。
二人で検討を重ね、「木の家」を購入することに決定。
「単純に金額だけを比較すると、無印良品の家は決して安くはありませんでした。でも、構造や設備など家の性能について詳しく知っていくうちに、それが妥当な価格だと感じるようになりました」というご主人。さらに、「一室空間の開放感と、間取りの自由度が決め手になりました」とも。
こうしてKさんの家づくりがスタート。土地はご親戚から譲り受けたゆとりのある敷地に決まりました。ローンの審査も経て、間取りの計画へと移っていきます。
「お金の不安が解消されたので、家づくりへの気持ちがさらに高まりました」(ご主人)。
間取りは奥様が中心となって考えたとのこと。
「家の大きさはモデルハウス(岡山店)を目安にしました。ホームページの施工例は隅々まで見て間取りの参考にしました。プランの中で必ず実現したかったのは、キッチンから部屋全体を見渡せるような間取りにすること。あと食品等を収納しておけるパンドリーが欲しかったです」という奥様。
「ウッドデッキとバルコニーは必ず欲しかったです」とご主人。
K邸の間取りは、1階にリビング、ダイニング、キッチン、パンドリー、階段下の一角はパソコンスペースになっています。
「キッチンが広くなって、家族みんなで料理をするようになりました。子供たちも一緒にピザづくりを手伝ったりしてくれるんですよ」とご主人は嬉しそうに話します。
1階のトイレの壁は奥様がマスキングテープを貼ってカスタマイズ。また、趣味で集めているという手拭いをフレームに入れて飾るなど、シンプルな空間を彩る楽しい工夫がされています。
2階はお子さまたちが遊べる広いフリースペースと、家族みんなで寝るための寝室、小さな洗面スペースもあります。
「平面図を見てイメージしていたより、思った以上に室内が明るかった」という奥様。
「イメージ通りの家ができました」というご主人は、さらにこう続けます「家づくりは、収納の仕方やモノの持ち方を見直す良い機会になりました。」
家の中では、ご家族一緒にリビングで過ごす時間が多いというKさん。
「ソファに座って外を眺めるのが好きです。夜は吹き抜けから2階の窓を見上げると月が見えて、ちょっと贅沢な気分になります。念願のウッドデッキもとても気に入っています」とご主人。
「子供が以前よりもよく遊ぶようになったなと感じています。いつも目が行き届くので安心です」と奥様は実感を込めます。
夏は2台のエアコンを24時間連続運転、冬はエアコンと寝室でオイルヒーターを使用しているというKさん。
「夏は28度くらいの温度設定にしています。電気代は一番高いときでも2万円を超えることはありませんでした」(奥様)。
家の南側が開けていて日当たり抜群のK邸。太陽の角度に合わせてカーテンで直射日光を遮っているのだとか。
「冬は天気が良いと室内は暑いくらいです(笑)」(ご主人)。
「たまに遊びに来る両親は、広々しておしゃれな家だねと言ってくれます。お客さんも気持ちよく過ごしてくれるのは嬉しいですね」と奥様はにこやかに語ってくれました。