木の家 No.99
整理整頓がますます好きになりました
木の家 | 2017.2.14
広島県東広島市、JR東広島駅から車で約10分。丘の上の新興住宅地の一角に建つ「木の家」T邸。2階のバルコニーからは遠くの山と町並みを見下ろすことができます。
Tさんご一家はご夫妻と5歳と2歳のお嬢様の4人家族。ご主人のご実家は歩いて3分ほどの場所にあり、よくご両親が行き来をしているのだとか。
「以前はこのすぐ近くのマンションに住んでいました。家からこの土地が見えたので造成工事中から目星をつけていました」と話す奥様ですが、もともと家を建てる計画をしていたわけではなかったと言います。
Tさんの家づくりのきっかけは、ご主人が偶然見つけた無印良品の家のウェブサイトでした。
「インターネットをしていたときにたまたま目にとまったのですが、何か普通の家とは違う、でも良い感じだなと思い、すぐに妻にも見せたのを覚えています」というご主人。
初めて、無印良品の家を目にした奥様は「広々していて、ウッドデッキも素敵。もっと詳しく知りたいと思って資料請求をしました」。
手元に届いたカタログを見たご夫妻は、実際に建っている家も見たいと思い、その後、入居者宅見学会に参加。
「実物を見たらますます気に入ってしまって、自分もこんな家を建てたいという気持ちが強くなっていきました」というご主人。さらにこう続けます。「無印良品の家は、普通の注文住宅と違って、パーツなどがある程度セレクトされているのが良かったです。しかも、デザインや性能面がよく考えられていてどれを選んでも間違いがない。全てを最初から自分で選ぶのは大変ですから」(ご主人)。
また奥様はこう話します。「子供が小学校に入学するまでには住む場所を定めたいと思っていたので、家を建てることには前向きでした。ただ、主人は長男なのでいずれは実家の建物を引き継ぐかもしれない。だから新たに土地を買って家を新築することに迷いもあったんです。それで、義父母に相談してみたところ、快く賛成してくれたので気持ちが固まりました」(奥様)。
こうしてTさんの家づくりが本格的にスタート。間取りやインテリアの計画は奥様が中心になって進めていったといいます。
「間取りを考えたときにつくったノートがあるんです」と言って奥様が見せてくれたのは、過去の施工例やブログなどの写真などが切り貼りされたもの。
「ノートにマス目をつくって、生活導線を考えながら部屋の配置を考えました。細かい部分は色々な実例を参考にして、気に入ったものを片っ端からスクラップしていきました」(奥様)。
ノートには各部屋の仕様がページごとに分類され、綿密に考えられた様子がよくわかります。
「近所だったので、工事中は毎日見に来ていました。工事の邪魔にならないように、隣の公園に行くふりをして見ていました(笑)」(奥様)。
完成したTさんの木の家は、1階にリビング、ダイニング、キッチン、和室、洗面室、2階には寝室、フリースペース、クローゼットがあります。
「一番こだわったのは、2階の南側全面をバルコニーにすること。休みの日に家族全員分の布団を一気に干せるのでとても気に入っています。娘が2人いるので、洗面スペースはゆったりめにしました。将来きっと取り合いになりますからね(笑)」(奥様)。
「和室も必ず取り入れたかったです。子供と一緒にくつろいだり、お客さんが来た時には便利です」(ご主人)。
「この家で暮らして2年半ほど経ちますが、明るくて本当に快適です。夏は直射日光が入らないので家の中が暑くならなかったです。義母はいつも『この家は涼しいね』と言って入ってきていました。冬は、以前のマンションのように結露が無いのが嬉しいです。エアコン1台でも十分な暖かさで、室内のどこにいても温度差が無いのが良いですね。」と奥様は話します。
T邸にはよく奥様のお友達が遊びに来るそうで、その方たちからも好評だと言います。
「吹き抜けから2階で遊ぶ子供の声が聞こえてきて良いねと言われます。旦那さんに見せたいからと言って室内の写真を撮って帰る友人もいました」(奥様)。
「この家で暮らし始めて、整理整頓がますます好きになりました。どうやったらより使いやすくなるかを考えながら暮らすのが楽しいんです」という奥様。
「以前と比べて無印良品のお店にもよく行くようになって、家具や収納用品などよく買っています。店員さんに顔を覚えられているかも知れませんね(笑)」(奥様)。