木の家 No.92
ちゃんと生活するのって楽しいと気づきました
木の家 | 2016.6.21
兵庫県たつの市、姫路から車で走ること約30分、市街地から少し離れ揖保川を渡ると長閑な田園風景が広がります。Fさんご一家は、ご夫妻と美容師の娘さん、社会人の息子さんの4人暮らし。
「木の家を建てたこの場所に20年程前から住んでいます。以前は築100年くらいの古い日本家屋が建っていて、手直しをしながら暮らしていました。無印良品の家に出会わなかったら、その家をリフォームして住み続けたと思います」と語る奥様。
当初はリフォームすることを考えていたFさんですが、情報収集のために新築住宅も見てみることに。
自宅からちょっと離れた岡山の住宅展示場に行くことにしたそうです。「もともとは他社のモデルハウスを見る目的だったのですが、せっかく岡山まで足を伸ばすので、ついでにいろいろ見てみようということになり、検索してたまたま見つかったのが無印良品の家でした」(奥様)。
「無印良品は昔から大好きでしたが、家をつくっていることは知らなかったんです。とくに期待もせずにモデルハウス(岡山店)を見に行ったところ、夫婦揃って一目惚れ(笑)。素っ気ない感じと開放感がなんとも言えず心地よかったですね」と奥様。
「なんやこれ、カッコいい。衝撃が走りました」というご主人。
「昔から住宅展示場を見るのが好きで、いろいろなところを見に行ったことがありますが、夫婦揃って気に入るということは今までありませんでしたね。無印良品の家が初めてですね」(ご夫妻)。
その後、お子様たちも一緒にモデルハウス(岡山店)を訪れ、数時間モデルハウスを貸し切りにできる「体験@無印良品の家」というイベントに参加したFさんご一家。
「息子も娘もとても気に入って、この家に住みたいと言っていました。私たち家族はいつも大声で笑ったり賑やかに暮らしているので、家の外に出て声が漏れていないかテストしてみたり、実際の生活をイメージしながら過ごしました」という奥様はこう続けます。「この家なら住めるという確信を得て、購入の気持ちが固まりました。想定していた予算をオーバーしていたけど、何とかなるだろうと(笑)」(奥様)。
こうしてFさんの家づくりがスタートしました。
家の大きさはモデルハウス(岡山店)とほぼ同じにしたといいます。
「モデルハウスのサイズ感がちょうど良く感じました。以前の家より小さくなりましたが、むしろ広く感じています」(奥様)。
「工事中はすぐ隣で暮らしていたので、毎日現場を見ることができました。少しずつ出来上がっていくのを見るのが嬉しかったです。基礎のコンクリートのピシッとした感じが格好良くてテンションが上がりました(笑)」と奥様。
F邸のプランは1階にリビング、ダイニング、キッチン、水まわり。リビングの一角、階段下のスペースは奥様の作業スペースとして活用。モノづくりが趣味の奥様は、雑貨やアクセサリー、ときには家具までもご自宅で製作しているのだとか。
2階には寝室、ファミリークローゼット、フリースペースとお子様たちの個室があります。
フリースペースには卓球台が置かれ、本棚にはご家族みんなの本がビッシリ。暮らしを楽しんでいる様子が随所に見受けられます。
「壁面いっぱいの本棚は必ず実現したかったところです。
テレビが置いてあるゲームコーナーは息子からのリクエスト」(奥様)。
「スケルトン階段と吹き抜けは必ず欲しかったです。この家の気持ちよさのポイントだと思います」(ご主人)。
ご主人は「リビングにクッションを置いて、寝転がって空を見上げるのが最高に気持ち良いんですよ」と嬉しそうに語ります。
「息子は、俺の部屋めっちゃカッコいいと言って気に入っている様子です(笑)」(奥様)。
F邸には、よくお友達が家族単位で遊びに来るそうで、一番多いときには大人と子供をあわせて約30人が入ったのだとか。
「みんな家中の好きな場所で好きなことをしていましたね。大勢いるのに全然狭さを感じなかったです」(ご主人)。
「この家で暮らすようになってから、規則正しく生活するようになりました。夜更かしはせずに、朝早く起きて家族がそれぞれのことをやっています。以前は“暮らす”ということをあまり意識せずにしていましたが、今はちゃんと生活するのって楽しいって気づいたんです。夜寝る時間ですら楽しいです」という奥様はこうも語ります。「家族みんながよく掃除をするようになりました。私を含め皆掃除が苦手でした。それが今ではクッションを置く位置まで直すくらいになりましたから(笑)」(奥様)。
F邸はオール電化で、月々の電気料金は平均1万6千円程度とのこと。
「エアコンは24時間つけっぱなしにしていますが、日本家屋の頃と比べると半額以下になりました。冬、寒い中外に行って灯油を入れなくて済むようになったのは嬉しいですね。家中どこにいても同じ温度で快適です」(ご夫妻)。
ご主人は「1日に3回くらい、この家めっちゃええなあと言ってます。自分の家をこんなに気に入ってるってあまり聞かないですよね」と笑います。
とにかく笑顔と笑い声の絶えないFさんご夫妻、木の家の暮らしに大満足のご様子でした。