木の家 No.87
自分たちにとって理想の家だなと感じました
木の家 | 2015.11.24
神奈川県横浜市、東急田園都市線の藤が丘駅を降りると、ゆるやかな丘陵地帯に美しい住宅街が広がっています。この街の一角、駅から歩いて10分程の場所に木の家を建てたのは、Kさんご家族。4歳になるお子様と愛犬とともに暮らしています。
「この家で暮らしはじめてから外でお酒を飲まなくなりました。とにかく早く家に帰りたいんですよ(笑)。子どもと遊ぶ時間も増えました」とご主人は語ります。
無印良品の家との出会いは、今から7~8年前。まだ、Kさんご夫妻が知り合う前のこと。奥様が無印良品 有楽町へ買い物に訪れた際に、たまたま窓の家のモデルハウスを目にしたことがきっかけだったといいます。
「シンプルでかわいい。一目見て心惹かれました。私は昔から家を建てるのが夢だったんです。住宅やインテリア雑誌を見るのが好きで、将来は注文住宅のようなこだわりの家を建てたいと考えていました」という奥様。
Kさんが具体的に家づくりを検討しはじめたのは、それから数年後、結婚してお子さまが誕生してから。
「早く家を持って落ち着いた方が良いという祖母からのアドバイスもあり、本格的に土地や住宅の情報集めをはじめました」という奥様、「住むエリアはこの付近に絞り込んでいたのですが、駅から徒歩圏内だとなかなか土地が見つからず、一時期はマンションという選択肢も考えていました。でもやっぱり、自分の好みの家を建てたいという思いが勝りました」と言います。
奥様は、以前から気になっていた無印良品の家を一度ご主人にも見てもらおうと、自宅から近いモデルハウス、港北ニュータウン店を見学に訪れます。
ご主人は「モデルハウスがあることは以前から知っていましたが、おしゃれすぎるし、値段も高そう。自分が住む家じゃないなと思っていました」とはじめはあまり乗り気ではなかった様子。でも、モデルハウスの中に入って、その印象は一変したようです。
「思った以上の明るさと広さにびっくりしました。柱や梁が見えているので暖かみも感じました。帰るころにはすっかり買う気になっていました」(ご主人)。
奥様は「有楽町で見た窓の家も好きでしたが、木の家は更に良い。自分たちにとって理想の家だなと感じました」といいます。また、「無印良品の商品に対する信頼感があったので、性能面への不安もありませんでした」とも。
ほとんど迷うこと無く、無印良品の家の購入を決めたKさんご夫妻。まずは資金計画と土地探しから始めました。「土地は5ヶ所くらいの候補地から選びました。良いなと思ったところは、すぐに売れてしまうので焦りました。この土地は第3希望の場所でしたが、結果的にはすごく良い場所に巡り会えたと思っています」(ご夫妻)。
「予算は住宅ローンの限度額から逆算して決めました。いざ家を買うとなると、その金額の大きさにちょっと心配になりました(笑)。その反面、家づくりという自分たちの親が行なってきたことを、今度は自分たちがやるんだなと思うと感慨深かったです」とご主人。
「工事中は、仕事の帰りに遠回りをしてよく現場を見に来ていました。少しずつ出来上がっていく様子が楽しかったです」(ご主人)。
「出来上がった基礎を見たときは小さく見えて、駐車スペースも2台分取れるのかなと不安になりましたが、完成してみると十分な広さだったので安心しました。そのときは、なんか小さく見えたんですよね」(ご夫妻)。
K邸のプランは、1階にリビング、ダイニング、キッチン、水まわり。2階は、寝室として利用しているフリースペースと収納という、シンプルな間取り。
「プランニングに関しては、あまり迷うことはありませんでした。港北ニュータウン店のモデルハウスのプランが気に入っていたので、そのまま欲しいと思ったくらいです」(ご主人)。
「この家で実現したかったことは、玄関から入ると必ずリビングを通ってから2階に上がるような間取り。家族がちゃんと『ただいま』と言って顔を合わせられるような動線にしました。あとカウンターキッチンも私の希望で実現しました」(奥様)。
たまにお料理をするというご主人も「キッチンとお風呂が一番のお気に入り」と言います。「ウッドデッキも気に入っています。夏には子どものためにプールを出して遊んだりしました。はじめは外を歩く人の目線がちょっと気になりましたが、すぐに慣れて今ではまったく気にならなくなりました」(ご主人)。
「外壁の色を緑にしたのはすごくよかったなと思います。床材の色合いも気に入っています」とご夫妻。
間取りに関しては、終始ご夫妻の意見が一致していたそうで、どちらにとっても最高の満足度となったようです。
K邸にはエアコンが3台設置されていますが、稼動しているのはほぼ1台とのこと。
「夏場の電気代は1万円くらい。冬は2万円前後でした。以前住んでいた家がすごく寒かったので、とても快適です。冬の日中は日当りが良いのでエアコンなしでも過ごせるくらい暖かいんですよ」という奥様。「はじめ、私の父は吹き抜けがあると寒いんじゃないかと心配していましたが、今はこの家の性能を実感しているようです」とも。
「住みはじめて1年になりますが、帰宅すると毎日『良い家だなぁ』と言っています」とご主人。
「他のどんな家も羨ましいと思わないですね、この家が最高(笑)」と奥様が締めくくってくれました。