奥様の強い希望でスタートしました

施工例 | 2015.1.27

岡山県倉敷市、瀬戸大橋の本州側に位置する児島は古くから繊維の街として発展し、近年では学生服や国産デニム発祥の地として知られています。その児島の街と瀬戸内海を見下ろす小高い丘の中腹に建つ木の家M邸。

「もともとは家を持ちたいという気持ちはありませんでした。気軽に引っ越しができなくなることや、住宅ローンを抱えることに抵抗があったからです」と話すご主人。

■建物概要
ご住所:岡山県倉敷市
竣工年月:2013年6月
延床面積:91.91㎡(27.80坪)
■ご家族構成
ご夫婦+お子さま2人+犬

Mさんの家づくりは、奥様の強い希望でスタートします。
「周りの友人の何人かが新築を建てたことがきっかけで、住宅購入への関心が高まりました。中でも一番仲の良い友人が家を建てる際には、建築する会社まで一緒に行って、打ち合せに参加したこともあります」という奥様。お子さまたちが成長し、それまで暮らしていたアパートを手狭に感じ初めていたころでもあったといいます。

思い立ったらすぐに行動に移すという奥様、早速ひとりで不動産情報を調べはじめます。「主人を説得したいけど私だけでは力不足と思い、住宅メーカーの営業マンを家に呼んで、話しをしてもらったりもしました」と奥様。
ご主人は「もちろん、そのとき勧められた家をすぐに買おうとは思いませんでしたが、妻が本気なのがわかり自分も勉強してみようかなという気になりました」と。

勉強を始めたご主人は、住宅に関する本を読み漁り知識を高めていったといいます。「とくに宮大工の話しが書かれた本は面白く、参考になりました」とご主人。自然と、情報収集は奥様、それを吟味するのはご主人という役割分担ができていったMさんご夫妻、このころから平行して土地探しも進めていきました。

「この土地は、もともと住宅地の中の公園になる予定だったらしく、広めの区画で、眺めも良かったので気に入りました」(奥様)。
「本当は半分くらいの広さでも家を建てるには十分だったのですが、広いスペースがあればそれだけいろいろな可能性があると思いました」(ご主人)。

土地を契約するまでの間にいろいろな会社のモデルハウスを見てまわったというご夫妻。初めて無印良品の家 岡山店を訪れたのもそのころです。
「デザインがちょっと変わっていて良い感じだなというのが第一印象でした。どこにでもありそうな家は欲しくなかったので好感をもちました」(ご主人)。
奥様は「一室空間がとても印象的でした。他のモデルハウスでは感じなかった、リアルな生活をイメージできました。営業担当者が強く売り込んでこなかったのも良かったです」と語ります。

「最終的に無印良品の家にした決め手は、デザイン、性能、価格のバランスの良さです。安さで選ぶなら他にもいくつか選択肢がありましたが、毎日暮らす家なのでちゃんとしたものを選びたいと思いました」(ご主人)。
購入を決めてから、入居者宅見学会や他のモデルハウスへも足を運んだというMさん。「その中でも、岡山市に建つ木の家(東区S邸)は、考え尽くされたプランでとても参考になりました」(ご主人)。

「プランニングは、まず全体の予算から建物の大きさを決め、設計担当者が出してくれた間取りを見て、そこに少しずつ自分たちの希望を反映させていくというかたちで進めました」(ご主人)。

M邸のプランは、1階にリビング、ダイニング、キッチン、水まわりがあり、2階には寝室、子供部屋、ファミリークローゼットという構成。

「スケルトン階段やウォークインクローゼットは、モデルハウスを見たときからぜひ実現させたいと思っていた部分です」と奥様。
「プランで絶対にこうしたいというのはありませんでした。必要最低限のものを突き詰めて考えていくと、とてもシンプルなものになった」とご主人。
シンプルであるが故に、広い一室空間や可変性のある間取りといった、木の家の良さを最大限に引き出すかたちになったようです。

「家具は、この家に合うものを選んでいったら、結果的に無印良品のものが多くなりました」(奥様)。

「とくに気に入っているところはウッドデッキですね。友人が来て、家の中に入らずにウッドデッキでおしゃべりして帰ることもあります」(奥様)。
「よく庭先で子どもの友達や、近所の子どもたちが遊んでいます。プライベートな空間とパブリックな空間が緩やかに繋がっている感じ、いや緩やかどころではないかな(笑)」とご主人。

「遊びに来た友人はみんな、いいねと言ってくれます。個室が無くても平気?とたまに聞かれることがありますが、今のところまったく問題ありません。子どもが成長して、もし必要になったら間仕切りを考えれば良いかなと思っています」(奥様)。

「建てる前は、たくさん本を読んで、いろいろなモデルハウスを見て、どんな家が良いのか迷いました。でも、実際に木の家に住んでみたら、これにして良かったなと感じています」と語るご主人。

取材当日は雨で、瀬戸内海は遠くに霞んでいましたが、雨に濡れた芝生が青々として印象的でした。