木の家 No.70
子どもも犬も走り回れる、広い一室空間
木の家 | 2014.7.1
三重県桑名市は、名古屋から電車で20分程度という利便性の良さから、ベッドタウンとして宅地化が進むエリア。最寄りの桑名駅から車で走ること約20分。閑静な住宅街の一角にTさんご一家の暮らす木の家があります。
ここは奥様のご実家から近く、歩いて行き来ができる場所。もともと奥様のお父様が所有していた土地を利用して家を建てたと言います。
Tさんの無印良品の家との出会いは、奥様が買い物に行く途中、たまたまモデルハウスの前を通りかかったことがきっかけ。
「なんとなく外観に惹かれて、そのとき一緒にいた友人と二人でモデルハウスを見学しました」という奥様。
「ちょうどそのころ、友人がマイホームを探していたこともあり、触発されて住宅の購入を考えはじめていた」と言います。
第一印象を訪ねると、「それまでに見たことのない家のつくりに驚きました。広い玄関スペースには自転車があり、開放感のある室内空間。インテリアの統一感にも好感を持ちました」と語る奥様。
「これは主人も絶対気に入ると確信して、一緒に見に行こうと誘いました」(奥様)。
しかしご主人は、「初めはあまり興味がなかった」といいます。
「無印良品は嫌いではありません。住宅をつくっていることは知りませんでした。そのころは、家を買うなら建て売りの新築かな、と漠然と思っていました」(ご主人)。
奥様に促されるようにモデルハウスが主催する完成見学会へと足を運んだご主人。
「完全に妻の思惑通り、一目見て気に入ってしまいました(笑)。ウッドデッキから屋根まで伸びる鉄柱やスケルトン階段の格好良さに惹かれました。ガルバリウムの外観もクールで良かった。その日帰るころには、無印良品の家を建てる方向で気持ちが固まっていました」とご主人。
それからTさんご夫妻の無印良品の家巡りが始まります。
「モデルハウス3ヶ所と完成現場見学会へは2回参加しました。もちろん、ウェブサイトに掲載されている実例などにも目を通しました。間取りを自由に変えられるので、どんなパターンがあるのか実際に見て確認したかったのです。なかでも印象的だったのが日進店でした。プランを考える上でとても参考になりました」(ご主人)。
月々の支払い計画や土地選びも同時に進めました。
「住み慣れたエリアで実家からも近い方が良い、といくつかの条件で絞り込んでいくと、自然と候補に挙がったのは父が持っていたこの土地。思いきって父に相談してみると、家を建てることはOK。でも無印良品の家?と首を傾げる父。」(奥様)。
当時、無印良品という名前すら知らなかったというお父様。木の家のカタログを見て「ハイカラすぎてダメ。もっとちゃんとした住宅メーカーにしなさい」と難色を示したのだとか。それでも、無印良品の家以外は考えられなかったというTさんご夫妻は「父が完全に納得した訳ではありませんでしたが、少々強引に話しを進めました(笑)」と振り返ります。
地盤調査などを終えて、いよいよ着工。
「工事が始まると楽しみで、毎日現場を見に行きました」という奥様。
「父は、はじめ心配そうに見ていましたが、工事の様子を見ていると次第に安心したようで『基礎がしっかりしている』とか『柱は結構良い物を使っているな』と感心していました。いまでは結構気に入っている様子です」(奥様)。
T邸のプランは、1階にキッチン、リビング、ダイニング、クローゼットがあり、2階にはベッドルーム、フリースペースと洗面室があります。
「子どもや犬が走り回れるようにしたくて、1階は広いワンフロアの空間にしました」(ご主人)。
「玄関の土間を広く取ったのは、自転車を入れられるように」(奥様)。
2階のクローゼットには、ご主人の趣味のプラモデルがぎっしり。
「ちゃんと収納できる場所ができて嬉しいです(笑)」(ご主人)。
「完成した木の家はイメージ通りで気に入っています」というご主人。
奥様も「いろいろなモデルハウスを参考にして、気に入った部分を採用したので大変満足しています」。
「冬の寒い時期から暮らしはじめたのですが、エアコン1台で暖かく快適に過ごせました。夏は風通しがよく、蒸し暑くならないのに驚きました。電気料金は約半分になりました」と性能にもご納得の様子。
「この家で暮らしはじめてから来客が増えました。塀をつくらなかったので、近所の子どもが庭先で遊んでいたり、ときには知らない人がやってきてお話しすることもあって楽しいです。訪れた友人は、すごく豊かな空間だねと言ってくれます。デザインの良さは、無印良品と言うと腑に落ちるようです」(奥様)。
「外から室内が見える心配がありましたが、実際に暮らしてみると気にならない。むしろ防犯上など利点が多いことに気がつきました。近所の人からは、街並が明るくなったと評判です」と奥様は語ってくれました。