木の家 No.69
2階まで伸びる大きな観葉植物を置くのが夢でした
木の家 | 2014.5.27
福岡県北九州市、近くを遠賀川が流れる豊かな田園地帯。「この場所をとても気に入っています。春にはレンゲなどの花が咲き乱れ、夏は青い海のように見えます。冬に雪が積もれば一面真っ白の世界。1年中、美しい風景を楽しむことができるのです」と語るのは、ここに木の家を建てたHさんご夫妻。
Hさんは結婚してからしばらくの間、ご主人の祖父母から譲り受けた家で暮らしていたといいます。「古い家だったので隙間風が入り、冬はとても寒かったです。いずれは何とかしなければと考えていましたが、すぐに家を建てるという計画はありませんでした」(ご主人)。
そんなHさん、無印良品の家と出会ったのはキャナルシティ博多にある無印良品の店舗に買い物に出かけたときのこと。「お店の中にあるモデルハウスを見て、面白い家だなと思いました。もともと家の間取りなどを見たりするのが好きだったので、興味が沸きました」(奥様)。このときに福岡店のモデルハウスの存在を知ったというご夫妻は、次のご主人の休みの日に早速見学に行くことにしました。
「屋外に立つモデルハウスを初めて見て、ウッドデッキから屋根まで伸びる鉄柱が面白いなという印象でした。個性的な外観を一目で気に入りました」というご主人は、「家の中に入るとすごく心地よかった。ベッドに寝転んでみると本当に気持ちよくて、気が付くとかなり長い時間そこで過ごしていました」と振り返ります。
「接客してくれたスタッフが、私たちの心ゆくまでゆっくりとその空間を体験させてくれました。そこで十分に良さを感じることができたのだと思います」と奥様。
「帰りの車の中で、すごく良い家だったねと二人で話しました。そのとき主人はすでに建てる気になっていたと思います(笑)」(奥様)。
「そうですね、もう気持ちはほぼ固まっていました」(ご主人)。
すっかり木の家を気に入ったHさんご夫妻は、その後、建築現場見学会や入居者宅見学会へも脚を運びます。「家の構造や性能の話を聞いて、信頼感が強くなりました」というご主人。
「自分たちでもインターネットを使って情報収集をしました。それはほとんど妻に任せていましたが(笑)」(ご主人)。
「無印良品の家のウェブサイトはもちろんのこと、実際に家を建てた人のブログなどもたくさん見ました。もちろんすべてが良いことばかり書いていた訳ではありませんが、それも含めて自分たちの判断材料にすることができました」(奥様)。
「まわりの人から、無印良品は住宅専門のメーカーでは無いけど大丈夫か?という心配する声もいただきました。でも十分に納得した上で決めたので迷いませんでした」(ご主人)。
建設地は、ご主人の祖父母が畑として使っていた場所に決まり、その後はトントン拍子で進んでいきます。
「工事現場は毎日通勤で通る道だったので、よく見に行っていました。そして完成してシリアル番号入りのプレートを取りつけたときは、自分の家が完成したのだなと実感して感動しました」(ご主人)。
H邸のプランは、1階にリビング、ダイニング、キッチン、水まわり。2階には主寝室とフリースペース。間仕切りの無い広い一室空間になっています。
プランを考えるにあたっては、奥様がパソコンを使って立体図面をつくり、家具の配置まで綿密に考えたといいます。
「家の大きさは予算とのバランスを見ながら決めました。あまり広すぎると手入れが大変なので、家具を置いて少し余裕ができるくらいに。将来のために少し余地を残しておきたかったのです」(奥様)。
ご主人は「この家の中でとくに気に入っているのは、大きな吹き抜け。ここに2階まで伸びる大きな観葉植物を置くのが夢でした。家の中に木が生えているようなイメージ。また、リビングのソファーに寝転んで天井を見上げると本当に気持ち良い」。さらに、「シーリングファンは思った以上に効果的ですね。見た目がオシャレなだけではなかった(笑)」とも。
「どの窓からも空が奇麗に見えるところが気に入っています。夏場は窓を開けておくと家の中を心地よい風が吹き抜けます」という奥様。
「エアコンは今のところ1台で十分です。20度を下回ったら暖房をいれるというのが私の中でルールにしているのですが、冬でも日差しがあるときは家の中では半袖で過ごせるくらい暖かいです」(奥様)。
「遊びに来る友人たちからも好評です。この家をこのまま欲しいと言われることもあるくらい(笑)」(奥様)。
「親戚の子どもがすごく楽しそうでした。この気持ちよさが直感的にわかるんでしょうね」(ご主人)。
最後に、これから家を建てる人に何かメッセージはありますかと尋ねると、ご主人はこう語ってくれました。
「無印良品の家は、どんなライフスタイルでも受け入れることができると思います。しかも奇麗に見せることができる」。
「床などの材料の選択肢も豊富で、厳選されたものの中から、明確な値段表示をもとに考えていける家というのは、他にあまり無いのではないでしょうか」。