木の家 No.64
広い芝生の庭がある「木の家」
木の家 | 2013.10.22
佐賀県佐賀市、街の中心部からほど近い閑静な住宅地。ゆったりとした区画の角地に建つ木の家S邸。よく手入れされた芝生と建物の外観が美しいコントラストを見せています。
条件を絞り込んで探したというその場所は、ご夫妻の仕事場や実家からも近く、生活するのに便利なところ。
「イメージに合う土地がなかなか見つからず、苦労しました」(奥様)。
「子供が通う学校の校区なども考慮しました。妥協せずに探して良かったです」(ご主人)。
「これまでは、勤務先までの通勤を考えて引っ越しすることが多く、一つの場所に長く住むというイメージがありませんでした。自分の家を建てるという発想もありませんでした」とご主人は語ります。
Sさんと無印良品の家との出会いは、奥様が無印良品のウェブサイトを見ていたとき。
「それまで無印良品が家をつくっていることを知りませんでした。ウェブサイトを見ていくと、そのコンセプトやシンプルな形にとても惹かれました。一目惚れのような感じですね」と奥様。「すぐに主人にも話し、将来家を建てるとしたらコレしかないね!」と言ったのだとか。
本格的に家づくりが始まったのはすこし後になってから。
「休日に家族でキャナルシティ博多の無印良品に買い物に出かけた際に、お店の中にあるモデルハウスを見学しました。その後、入居者宅見学会が近くで開催されることを知り、見学会に参加。そのあたりから、本格的に家づくりについて考えるようになりました」(ご夫妻)。
「色々なことを調べていくうちに、住宅ローンの利用には年齢制限があるということがわかりました。消費税のこともあったので、今が家を建てるタイミングかなと思いました」(ご主人)。
「他の会社のモデルハウスも見に行きましたが、豪華な装飾や機能は私たちの好みには合いませんでした」(奥様)。
「あまり使わない部屋がある大きな家も必要ありませんでした」(ご主人)。
S邸は、仕切りがない開放的な空間のLDKを採用しています。吹き抜けと連動する大きな窓からは、明るく暖かい日差しが家の隅々まで行き渡るプランです。
「いろいろなタイプの施工例を見ましたが、やはりこの形が一番効率的で将来の暮らし方の変化に対応しやすいのではないかと思いました」(ご主人)。
1階にはリビング、ダイニング、キッチン、水まわり。現在は子供部屋として使っている、フリースペースもあります。
「家事をしながら、常に子供たちの姿が見えるような間取りを考えました」という奥様。確かにキッチンに立つと家の中全体を見渡すことができます。
2階には、主寝室と家族みんなの収納スペース。そして将来子供部屋にする予定のフリースペースが2部屋あります。「今は家族4人布団を敷いて寝ています。ベッドだと子供が落ちるので(笑)」(奥様)。
あちらこちらに置いてあるアンティークの電話機は、ご主人が趣味で集めたもの。どれも実際に使っているのだとか。
「インテリアは、テーブルやイス、チェストなど長く使えるものはこだわって選び、収納などは可変性のあるもの、というふうに考えて選びました」(奥様)。
S邸のこだわりは、広い芝生の庭。
「夏場は、朝起きて涼しいうちに芝の手入れをします。裸足で歩くと気持ちいいですよ」とご主人。
「子供たちもよく走り回っています。夏はウッドデッキにプールを出して遊んだりもしました」(奥様)。
「とにかく、子供たちにとって快適な家なんでしょうね。引き渡しの日に子供がすごくはしゃいで嬉しそうだったのが今でも印象に残っています」(奥様)。
「この家で暮らしはじめてから、テレビを見ることが少なくなりました」(ご主人)。<
「掃除もよくするようになりましたね(笑)」と奥様。
「家を建てる前にシミュレーションもしてもらいましたが、思っていたよりも風通しが良く、気密性が高いのを実感しています。エアコンは全部で4台ありますが、運転するのはだいたい1台です」(ご夫妻)。
「夏は、ちょっと外出するときもエアコンをつけっぱなしにしていましたが、電気代は以前の家と比較しても安くなったと感じました」(奥様)。
「無印良品の家は、これからの暮らし方に合わせて変えていける余地があるので、すごく楽な気持ちで間取りを決めることができました」というご主人の言葉が物語るように、まだ本格的に使っていないフリースペースや芝生を敷き詰めた広い庭は、これからの暮らしの可能性を感じさせてくれました。