木の家 No.59
2階にリビングのある「木の家」
木の家 | 2012.10.23
愛知県豊田市の郊外、小高い丘の上に建つTさんの木の家。道路に面した南側は、視界を遮る物が何もなく、美しい緑と遠くの街並を見渡すことができます。
Tさんが「無印良品の家」を知るきっかけは住宅雑誌でした。
「そろそろ自分たちも家が必要かなと思いはじめていました。でも、その頃はまだ具体的な計画はありませんでした」というご主人。
「はじめは雑誌で情報収集をして、その後実際に住宅展示場へ見学に行きました。いろいろなメーカーのモデルハウスを見た中で『無印良品の家』は室内の雰囲気や営業マンの接し方が全然違いました。なぜかとてもリラックスできました」(ご主人)。
「『無印良品の家』は壁で部屋を仕切らずに、開放的な空間だったことも気に入った理由の一つです」(ご夫妻)。
それからしばらく後に完成現場見学会へと出かけたご夫妻。インターネットなどで事前に情報収集をして、ある程度知識を深めてから足を運んだと言います。
「『木の家』と『窓の家』両方見学に行きました。実際に建っているのを見たことで性能に関して安心感を覚えました」(ご主人)。
「私は主人が気に入ったのなら良いかなと(笑)」と控えめに語る奥様。
まずは土地探しから始めたTさんご夫妻。
「隣県を含めた広い範囲で検討しましたが、最終的に義父母の薦めもあり、妻の実家の土地に建てることが決まりました。それから住宅購入が具体的に動き始めました」(ご主人)。
「はじめに訪れた無印良品の家のモデルハウスが『窓の家』だったこともあり、『窓の家』を理想の家に思い描いていたのですが、この南側に広く開けた土地に建てるならば『木の家』が適していると思いました」。
家のプランに関しては、ご主人が入念に考えたと言います。「建物全体の大きさを抑えて、明るく広い空間かつプライバシーが確保できる方法として2階リビングという発想が出てきました。自分や家族の行動パターンをシミュレーションして、生活動線を考えました」(ご主人)。
T邸は1階に水回りと主寝室があります。
「帰宅したら、まずクローゼットのある主寝室で着替え、洗面所でうがいや手洗いを済ませてから2階に上がるという動線になっています。朝は起きて洗面を済ませてから2階で朝食。寝室で着替えをして出勤します」(ご主人)。確かに良く考え抜かれています。
「食事は家族揃ってダイニングでとります。それ以外は皆リビングで過ごす時間が多いです。とくに息子は夜寝るまでほとんどそこから動きません(笑)。よほど居心地が良いのでしょうね」と奥様。
中学生の息子さんと4歳の息子さんの部屋は引き戸で間仕切りを作っています。
「それもこの家のこだわりの一つです。引き戸を全て開け放てば2階全体を回遊することができます。将来的にも壁は作らず、緩やかに繋がる空間にしておきたいです」とご主人。
「無印良品の家」で暮らしてみて「イメージしていた通りで満足しています。広い間仕切りの無い空間と視界を遮らないバルコニー。私たちが欲しかった家ができました」とご夫妻は語ります。
「南側に開口部が大きいので、夏暑いのではないかと心配していましたが、思った程ではなかった。むしろどこからでも風が抜けるので快適でした」(ご主人)。
「子供たちも気に入っています。一度に4~5人の友人が泊まりに来たこともあります」(奥様)。
「こうして住んでみるまでは、プランが正しかったのかどうか本当に不安で したが、細かなところまで上手くいったのでほっとしています」(ご主人)。
「これから家を建てる人にメッセージを送るとしたら、リビングを居心地良くするのが一番かなと思います。毎日ちゃんと家族の顔が見えるような間取りが良いと思います」(奥様)。