木の家 No.58
三姉妹に子供部屋をつくりました
木の家 | 2012.8.28
岡山市郊外の閑静な住宅地に建つN邸。「無印良品の家」を建てる前は、同じ敷地内の木造住宅で暮らしていたというご一家。「夏は暑くて、冬は寒い家でした。家族が辛そうに見えました(笑)」と、ご主人は家づくりのきっかけを語ります。「無印良品の家」を知ったのは、ご主人がお仕事中にたまたまモデルハウスの前を通りかかったときのこと。「その頃はまだ家を建てようという気持ちは無かったのですが、すっきりした外観が良いなと思って見ていました」(ご主人)。
しばらくして、まずはご主人がひとりでモデルハウスの見学へ訪れます。
「モデルハウスという場所に行くこと自体が初めてだったのですが、とても暖かく迎えてくれたのが印象的でした。外観の格好良さから入ったので、家の性能についてはあまり考えていませんでした。説明を聞く中で『高気密高断熱』という言葉にピンときました」というご主人。その後、ご家族でモデルハウスへ。「最初に見たときは、住宅に見えなかったです。でもとくに抵抗はありませんでした」という奥様。その日の帰りには「買うんだろうな」と住宅購入への気持ちが固まっていたというご夫妻。
「モデルハウスに値札がついていたので、価格について大きな不安はありませんでした。住宅ローンについても、まぁ働けば何とかなるかなと(笑)」(ご主人)。
「高い買い物だから少し不安はありましたが、そこは主人に任せていました」と奥様。
「私の母は、まだ実績が少ない『無印良品の家』に対して多少不安に感じていた様です。建物が崩れるのではないかと。でも営業担当の方が、構造のことなどを丁寧に説明してくれたので、家が完成する頃には不安が解消されました」(ご主人)。
N邸のプランは、1階にリビング、ダイニング、水回り、そして玄関脇にはご主人のお気に入りの物がたくさん詰まった小さなスペース。
2階は主寝室、子供部屋とご家族全員の収納がありあます。
「妻と3人の娘たちにそれぞれ個室をつくりたいと思いました」と、ご家族想いのご主人。「以前暮らしていた家は、部屋数が多いわりに、物置になっていた部屋も多く、うまく活用できていなかった。今は家族共有の収納スペースにスッキリと荷物が収まっています」(ご夫妻)。
「食事は家族そろってダイニングでとります。子供たちはリビングで遊ぶこともあれば、それぞれの個室で過ごすこともあります。うまく使い分けができている様です」(奥様)。
「夕飯の後はリビングでくつろぐか、家の隣のガレージに行きます」というご主人。ガレージにはご主人が趣味で乗られている車や自転車がきれいに収められていました。
「エアコンは寝るとき以外常時1台稼動しています。真夏はまだ経験していませんが、冬は暖かかったです。昼間は日光が入るのでエアコン無しでもポカポカでした」(ご夫妻)。
「日中明かりをつけなくても明るいのが気持ち良いですね」と奥様。
取材当日は雨模様でしたが、室内はとても明るかったです。また軒が深いため、2階バルコニーに洗濯物を干すこともできます。
「この家に不満はないですね。強いて言えば、いつも掃除をしていないと気になることくらいです(笑)」とご主人。3人の娘さんたちからも「階段がかわいい!」「吹き抜けから見下ろせるのが良い」など、とても好評。
「この家で暮らすようになって、家族の存在が近くに感じられるようになりました」というご夫妻。個人の空間と、家族の共有空間がちょうど良いバランスだからかもしれません。
“家族に快適に過ごして欲しい”というご主人の想いが随所から伝わるNさんの木の家です。