木の家 No.36
「木の家」なら大邸宅でなくても贅沢な空間が実現できます
木の家 | 2010.8.24
30代のIさん夫婦が家づくりを意識し始めたのは約2年前のこと。「無印良品の家」のモデルハウスで初めて「木の家」の内部を見学したご主人は、外観デザインと吹き抜けが強く印象に残ったと言います。「第一印象は良かったですね。シンプルで合理的な感じがしました」と奥様も好印象。ドライブ中に「無印良品の家」のモデルハウスが目に留ったことがIさん夫婦と「木の家」の最初の出合いだったそうです。
Iさんは「無印良品の家」だけではなく、ほかの住宅メーカーのモデルハウスを見学したりプランの提案をしてもらい、それらを比較検討しながら自分たちに合った家づくりを模索したと言います。
Iさん夫婦がメーカーや工務店に出した条件は「外観はシンプルに。リビングには吹き抜けを」。「そうお願いすると確かにその通りのプランは出てくるのですが、言われた通りにつくりましたというだけで、家全体を通してのコンセプトがどれも希薄でした」。
また、住宅展示場で気に入った家があっても予算を聞くと現実離れした高級物件が多く、実際に竣工した住宅を見にいくとモデルハウスとの落差にがっかりすることも。
「それから『無印良品の家』のカタログを読んで、改めて『木の家』の考え方に共感できたんです。耐震性や断熱性を犠牲にすることなく、大きな空間をつくることができることに魅力を感じました」とご主人。自分たちの予算で大邸宅には手が届かないけれども、広々とした贅沢な空間は「無印良品の家」のSE構法で実現できる。これも「無印良品の家」を選んだ決め手になりました。
「目線の変化も空間の広がりを感じさせてくれる。だから吹き抜けは重要でした。部屋に入った時、キッチンに立った時、ソファーに座った時にそれぞれどこまで視野が広がるかを十分に検討して、設計の最終段階で吹き抜けを4畳半から6畳分に変更してもらいました」。将来の2階の増床を視野に入れ、吹き抜けの梁はあえて残して空間のアクセントに。同時に照明器具の設置場所としても機能しています。
I邸は白のガルバリウムの外壁がベースになっていますが、玄関周りをモスグリーンに貼り分け、ドアは木調という、シンプルだけど個性的な外観が印象的です。貼り分けと木調ドアはご主人のアイデア、モスグリーンは奥様の希望でした。ご主人「緑に木調ってホントに木が立ってる様に見えませんか?」、奥様「いいんじゃない?自然で(笑)」、といったやりとりも。
インテリアにも奥様の考え方が反映されています。「『木の家』の内装は白い壁に木の柱と梁という構成なので、ナチュラル系をベースにファブリックでアクセントを加えていきたいですね」。
最後にご主人から、「10年、20年後を想定して家を建てるのって難易度が高すぎると思うんです。わからないから今の自分達に必要な空間を創りました。将来のことは将来考えればいいかなと。今9ヶ月の娘がどのタイミングで個室を欲しがるのか少々不安な面もありますが、この家が彼女の成長にどんな影響を与えてくれるのかが楽しみですね」。