木の家 No.32
国土交通省「長期優良住宅」認定の木の家
木の家 | 2009.11.24
長男の小学校入学を前に、Kさんが「そろそろ持ち家を」と考え始めた頃、インターネットで情報収集する中で出合ったのが「無印良品の家」。結婚当初から無印良品の愛用者だったKさん夫婦は、さっそく福岡のモデルハウスを訪問します。その時のお二人の第一印象は「明るい!」。「私はほかの展示場も回ってから決めようと思っていたのですが、妻は第一印象で決めていたみたいですね」と笑うKさん。「でも住宅展示場の家は豪華過ぎて現実感がなかったんですよ。『木の家』のモデルハウスは普通のサイズで分かりやすい感じがしました」。
その後、Kさん夫婦は無印良品の「家」の本を読み、家づくりセミナーにも参加。既に住まいについての考え方がまとまっていたためか、プラン設計も短時間で進んだそうです。「以前の住まいは家族に背を向けてキッチンで調理していたので、新居は家族の様子が分かる、リビングと一体感のある対面式を希望しました」(奥さま)。
「家の外観は凹凸が少ないシンプルな箱形が良い。基本的には『木の家』の標準的な仕様以上は求めませんでした。子どもが大きくなったら間取り変更が簡単にできることも良いですね」(ご主人)。「そうそう、子どもたちのためのスペースは、あらかじめ、将来は家具で仕切って2部屋で使えるように考えました」(奥さま)と、将来の生活スタイルの変化を視野に入れたプランニングも。「永く使える、変えられる」無印良品の家の特長を生かした住まいづくりと言えそうです。
実際にKさん家族が新居に暮らし始めて気づいたことは、大きな窓の効用でした。「とても明るくて、日没までは照明はいらないですね。夏は風が通ると涼しくて、エアコンはあまり使いませんでした」。その結果、オール電化契約で、光熱費は夏場でも月々8000円以下という快適省エネ生活を実現。永く暮らす家は燃費の良さも重要です。
「前はソファを置いていたのですが、ここでは床座でごろごろと……」。快適な住まいでくつろぎのスタイルも変わったようです。奥さまが気に入っているのはIHクッキングヒーターを採用したキッチン。「広くて贅沢なキッチンだと思いますよ」とご主人も羨ましそうです。
Kさんの「木の家」は、国土交通省が推し進める「長期優良住宅」の認定を受けています。長期優良住宅とは、国が定めた「長期優良住宅」の基準を満たした住宅は、税の優遇やさまざまな補助制度を利用できる新しい制度です。家族が永く快適に暮らせる家。Kさんの「木の家」はそれを見事に体現していました。