木の家 No.27
ログハウスを目指した家は、キャットウォークもある一室空間
木の家 | 2009.5.12
「家を建てようと思ったのは2年くらい前。家づくりへの願望があったわけではなくて、そろそろ……という雰囲気だけでしたけど」とMさん。
奥様が無印良品から届くメールニュースに「無印良品の家」のリンクがあることに気づき「それで初めて無印良品が家を扱っていることを知りました。
ホームページを見て、遊びがてらモデルハウスを見学に行った時、初めて『木の家』を見て……」。
Mさん夫婦には、家づくりを意識し始めたころから共有していた理想がありました。それは「家のどこからでも、家族の気配が感じられる家」というイメージです。
「でも、どうしたらそんな家が実現できるのか、その時は分からなかった。想像の中では、扉を開けると、家族がいる部屋につながる、という感じ。一室空間というアイデアはなかったですね」と奥様。
「でも『木の家』のモデルハウスでは、実際に私たちが考えていたことが家として形になっていた。それに、いたずらに豪華過ぎず、身の丈に合ったプランだったことにも好感を得ました」。
当初、ご夫婦の希望はログハウスのような家で暮らすことだったそうです。「オープンでシンプル。柱や梁の木の質感も良かった。ログハウスの木の雰囲気が好きだったので、それも気に入った理由の一つです」(ご主人)。
ご主人は特に採光には気を配ったと言います。「自然光は大切に使いたいと思っていました。この家は終日、太陽光が差し込むので、日没まで電気照明がいらない。気持ちが良いです。その点でも満足しています」。
M邸の特長の一つとして挙げられるのは、吹き抜けの開口部側に設けられたキャットウォークです。「窓の手入れが簡単にできるようにと思って」とご主人。「冬場は洗濯物を干す場所としても活用していました」と奥様。吹き抜けの明るさを損なうことなく、使い勝手も上々の様子です。
実は、ご主人は、建てる前は木造は強度や構造が不安で、鉄骨造のほうが良いかもと思ったことがあったそうです。「でも、説明を聞くと、SE構法も十分な強度があることが分かりました。また、この構法だと間取りを自由に変えることができるのも魅力でしたね」。
外壁のモスグリーンは奥様の希望です。落ち着いた感じが良いと、ご主人も満足そう。
「私は片付け下手なんですが、『木の家』は急な来客があっても簡単に片付けることができます。キッチンの収納は奥行きもあってレイアウトの自由も利き、散らかりがちなモノをさっと隠すのにも便利(笑)。
建てるまでは収納が少ないのでは、と心配でしたが、暮らしてみると十分でした」。前に暮らしていた戸建て住宅に比べると「冬場は朝夕でも外と中では明らかに気温が違う。とても暖かい。暖房を点けると暑いくらいでした」と、外断熱の効果にも納得の奥様でした。