木の家 No.26
スタイリッシュでまるでカフェのような家は構造計算も確認
木の家 | 2009.4.14
知人が新築の「木の家」で暮らし始めて、その良さを耳にするうちに、「いずれ建てるのなら今でも一緒」と、家づくりを具体的に考え始めたNさん家族。
奥様は、当初は無印良品の家にはあまり興味がなく、家を建てるならハウスメーカーが良いと考えていたそうです。
そんなNさん家族が、最終的に「木の家」を選んだ理由は何だったのでしょうか。
「初めて『無印良品の家』の構造見学会に行ったのは2月の寒い日だったのですが、中に入ると、建築中にも関わらず、外断熱でとても暖かかったんですよ。それでびっくりしたのが第一印象ですね」。
家づくりを「構造」の見学から始めるとは思わなかったというNさん。
ご主人は最初から「無印良品の家」で新居を建てたい希望があったのですが、奥様は勉強のつもりで、他社と比較検討したいと考えていたそうです。
「無印良品の家の担当者からも『ぜひ他社の構造見学会や現場も見てください』と勧められ、他の現場にも足を運びました。
でも、無印良品の家と比べると部材は頼りなくて、現場の勘で調節してますと言われ、改めて「無印良品の家」の施工の確かさに気づきましたね」と見えない部分にも納得された様子。
モデルハウスを訪ねても、多くはアンケート記入や担当者の一方的な話で気疲れするところ、「無印良品の家」の場合は、とても穏やかだったと言います。「どうぞ寛いでください、という和やかな雰囲気が『無印良品の家』のモデルハウスにはありました。普通のモデルハウスなら、早く見てすぐに帰りたいと思うところ、『無印良品の家』は、ついつい長居してしまい、落ち着いて、ゆっくり話をすることができた。とにかく家の中の雰囲気が良い。
そこから自分自身の家に対する考え方も変わったように思います」。
N邸には全部で14帖の広さの大きな吹き抜けがあります。「SE構法なので、将来は2階の床を増やすことができますと言われました。そのための構造計算もしてもらいました。床を張るのが難しいと言われたら、この大きさの吹き抜けを設けなかったかも知れません」。
施工図面をチェックする自治体の担当者から「この大きさの吹き抜けは構造的に無理です」と言われ、改めて構造計算書を提出。
「SE構法なら実現できることを知り、役所の方も驚いていましたね。
近所の子供の『こんな家に住みたいな』と言う声が聞こえたり、甥はレストランみたいだと言っていました」。
それでも住み始めた頃は、吹き抜けが大きいと冷暖房の負荷も大きくなるのではと不安もあったそうです。
「暖房を切ってもすごく寒くなることはないです。日中は太陽の光だけでも十分暖かい」。
一軒分の大きな庇も、実際に暮らしてみると、快適に暮らすための機能として大切であることに気づいたそうです。
ハウスメーカーの住宅が第一希望だったのに「自分がこんなに変わるとは思わなかった」と奥様。
外構はイングリッシュガーデン・スタイルの落ち着いた佇まい。
玄関ドアは赤。お正月は畳の上で迎えたいと和室も設けるなど、自分らしさを「木の家」にうまく採り込んでいたことも印象的です。