木の家 No.16
軒下のデッキではバーベーキュー。はじめは倉庫っぽい印象だった
木の家 | 2008.9.16
横浜市の緑豊かな高台にあるM様邸は、豊かな陽射しがたっぷりと降り注ぎ、どことなく南欧の雰囲気。
東南に大きな開口があり、リビングとつながるようにデッキスペースが広がる明るい住まいでした。
Mさん夫婦は5年前にも家を建てようと盛り上がった時があったそうです。
「希望は木造の平屋で庭付きの家。木の家というのが重要でした。でもその時は建てようという気持まで到達しませんでしたね。モデルハウス巡りも嫌いで、見に行ってもどこか違和感を感じていました」と言うMさん夫婦。
しかし、無印良品の家との出会いはモデルハウスでした。
「車で帰宅する途中、無印良品の家のサインがあったんですよ。もともと無印良品は好きだったし、無印のモデルハウスなら行ってみようかという話になり……」と奥さま。
「木の家」を見た第一印象は「倉庫っぽい」。でも中に入ると、総合住宅展示場のモデルのようなムダな装飾や装備がなく、置かれているのもおなじみの無印良品の家具。そんなモデルハウスに奥さまはリアルな好印象を得たそうです。
「まず外観とのギャップにびっくり。開放感があり、柔らかな雰囲気があって居心地がとても良かったです」
「行く前は具体的に考えていなかったのに、帰りのクルマの中では『建てよう』と話をしてましたね」とご主人。
「ナチュラルな雰囲気は好きなんですが、天然木の素材感を押し付けられるような家は苦手なんです。その点『木の家』は素材のバランスが良いと思いました」
でも木造の家は構造が心配。頑丈な構造を求めると鉄骨やコンクリート。でもご主人の希望は、やっぱり木の家で暮らすこと。
「ところが『木の家』は木造で構造がしっかりしている。いろいろな意味でグッドバランスです。地震に強く高性能で、開口部がたくさんとれることも気に入った理由です。シンプルでナチュラルな住まいなら、建築家に頼む選択肢もありますが、設計者とやりとりするのはちょっと面倒。でも無印良品の家はすっと入っていくことができました」
「改めて話を聞くとすべてに理由がある。一見、シンプルですが、そこに快適に暮らすための必要な要素がしっかり織り込まれている。この家はスゴいと思いましたね」と奥さま。
実際に暮らしてみて気づくことも多いそうです。
例えば……「軒下のデッキはいろいろな使い方ができて重宝しています。外で使うモノをちょっと置いておいたり、外で夕食を食べたり、家でバーベーキューもできる。贅沢なスペースだと思います」。家事も楽しくなりましたと奥さま。
「無印良品はシンプルだけど温かみがある。用途に対して無駄がないし、何を買って、どこに置いてもすっと収まる。家もそれと同じイメージです。洋でも和でもエスニックにも対応できる家」。
犬を飼うという夢がかなったことも嬉しかったそうです。