
【アンケート結果公開】ありふれた毎日がちょっと特別になる住まい①自然と共に暮らす家
地方もいいけど、やっぱり都会に住みたいプロジェクト | 2025.6.17
2022年11月~2023年10月にかけて、リノベーションを通じて都会で暮らしたい人に向けて「コンパクトでも豊かな暮らし」をテーマにアンケートを実施しました。延べ15,000人にご参加いただき、プロジェクトのアイデアを実際の住戸に反映しました。
前回のプロジェクトから約2年が経過し、環境の変化とともに住まいに求められるものも少しずつ変わってきたように感じます。そこで、今回第二弾として新たなプロジェクトを始動します。
より自分たちらしく、自分たちのためだけに、住まいをつくろう。
ここ数年で一気に広まったテレワークですが、最近では一転して、出社を求める企業が増え、再びオフィスでの勤務が主流になりつつあります。
「仕事場」と「住まい」を分けて考えるからこそ、家の中では「どうリラックスするか」「どう時間を楽しむか」が、これまで以上に大切になってくるのではないでしょうか。
無印良品でマンションリノベーションをご検討のお客さまからも「趣味に没頭できる空間が欲しい」、「マンションでもガーデニングを楽しみたい」などといった、自分の時間を大切にしたいというお声を多くいただいています。
無印良品のリノベーションが提案するフルスケルトンからのリノベーションは、自分の趣味やライフスタイルを反映させた理想の住まいをつくることができる絶好の機会とも言えます。
私たちはリノベーションを通して、「効率的な間取り」、「快適性」、「安全性」といった、MUJI INFILL 0がこれまで大切にしてきた考え方はそのままに、より自分たちらしく過ごせる、「好き」のつまった住まいをご提案したいと考えました。
ありふれた毎日がちょっと特別になる住まいアンケート
Case1.自然と共に暮らす家
3回に分けてこだわりの暮らし方に特化したプランを紹介し、使い方や素材など、アンケート形式でご意見を伺います。みなさまからいただいたご意見は、今夏銀座にオープン予定の新しいモデルルームに反映する予定です。
第一弾となる今回のテーマは、自然と共に暮らす家。
コーヒーを淹れる時間やハーブ料理を楽しむ、休日は家でゆっくり過ごしたい50代ご夫婦に向けた住まいを考えてみました。
アンケート結果
●回答総数:回答総数:1,089名
●実施期間:2025年5月30日(金)~6月8日(日)
回答者のプロフィール


■Plan A
南北に風が通り抜ける空間構成と、外の景色と室内をゆるやかにつなぐインナーバルコニー。
視線をほどよく遮りながらも、やわらかな自然光を取り込むことで、心地よい眺望とプライバシーの両立を実現しています。
「自然に癒されたいけれど、家でゆっくり過ごしたい」──そんな思いに応える住空間です。遠出をせずとも住まいの中で自然を感じられる工夫を施すことで、日常にやすらぎと豊かさをもたらします。
【アイデア1.南と北にインナーバルコニーを設ける】
植物ごとに異なる日当たり・風通し・湿度などの環境条件を理解し、最適な場所に配置することで、植物は健やかに育ち、日々の管理もぐっと楽になります。
たとえば、直射日光を好む植物は光あふれる南側に、やわらかな光を好む植物は穏やかな北側に。
それぞれの特性を活かして配置することで、南側にはみずみずしい生命力を、北側には静けさと落ち着きを感じる空間が生まれ、住まい全体に豊かな表情をもたらします。
・ベランダが狭いのはあきらめてましたが、マンションでもインナーバルコニーという発想に共感しました。
・北側は日差しと寒さで、植物の維持が難しいように思います。
【アイデア2.一か所にまとめた大きな収納】
キッチンやクローゼットを家の中央に配置することで、LDKと個室をゆるやかに仕切ります。
LDKは家電や衣類など生活感の出やすいものを収納しすっきりとした印象に。
無駄のない設えだからこそ、グリーンの美しさが一層引き立ちます。
・仕切りと収納を兼ねるアイデアは無駄がなく効率的で良いと思いました。
・居住面積の中心が収納家具に陣取られてしまうのは勿体ない気がする
【アイデア3.風通しの良い快適な個室】
個室は余分なものを設けずに、風通しの良い、落ち着きのある空間に整えました。
日中は陽のあたる場所へ植物を移して、健やかな成長をサポート。夜は壁の前に置き、照明に照らされた枝葉の影が壁に映り込み、まるでアートのように楽しめます。
シンプルな壁に囲まれた空間だからこそ、植物の姿や陰影が映えて、時間帯ごとに違った表情が感じられます。
・いいですね。ベランダ近くの個室なんて!居心地が良さそうです。
・重たい鉢植えを移動するためにフローリングを傷つけてしまわないように、壁際にベランダ側の中間領域のモルタルのような床を延長させて植栽を移動しやすく汚れても拭き取りやすい仕上げにしてはどうか。
■Plan B
一般的なマンションでは閉鎖的になりがちな水回りも、光や風、グリーンを感じられる開放的な空間に。どこにいても植物の存在を感じられる、心地よい住まいです。
南のグリーンはキッチンと、北のグリーンは洗面とそれぞれでつなげることで、植物の管理に適した環境を整えました。
【アイデア4.インナーバルコニーを部屋にする】
南北に設けたインナーバルコニーには、少しゆとりをもたせて暮らしの機能を取り込みました。
南側はサンルームとして朝の光を感じながら朝食も楽しめる場所に。北側は静かなベッドルームとしてゆったりと心を休める空間に。
グリーンとやさしく混ざり合いながら心地よい日常を営みます。
・寝室が開放的すぎて、インナーバルコニーの中にあると冬とか寒いのではないかと思ってしまいます
・玄関からのインナーバルコニーを寝室として使うのは、落ち着かない気がします。
【アイデア5.扉を開けてワンルームで暮らす】
インナーバルコニーの扉を開ければ緑と一体となった広々としたワンルーム空間に変わり、自然と共に過ごす心地よさを味わえます。
南側に贅沢なベッドルームを設けたり、リビングダイニングをひとつながりの空間として伸びやかに使ったり。植物の成長にあわせて、暮らし方そのものを柔軟に変化させていくのも、この住まいの楽しみ方のひとつです。
無印良品のリノベーションMUJI INFILL 0は断熱改修にもとことんこだわります。温熱環境を整えることで、このような大空間も実現可能です。
・大空間には共感できますが、昼間ベッドルームにはいないので南側じゃなくても良いのでは?と思いました。
・玄関からのインナーバルコニーを寝室として使うのは、落ち着かない気がします。
【アイデア6.お手入れしやすい床材で統一する】
床材はリノリウムやタイルなど、お手入れしやすい素材で統一するのはどうでしょうか。
玄関からリビング、インナーバルコニーまでを一体の空間としてつなげることで、室内全体に心地よい連続性が生まれます。
植物を置いても水やりや手入れがしやすく、グリーンと共に暮らす日々を気軽に楽しめる住まいに設えました。
・一つの空間としてまとまっていて雰囲気が良さそうに感じる
・手入れのし易さは重要だが、フローリングの優しさも欲しい。リノリウムは滑りやすいイメージ
たくさんのご回答ありがとうございました。「収納をまとめる」「床材を統一する」など、植物と暮らす快適な居住空間を実現しながら、家事動線や生活効率も両立できるアイデアが多く支持される傾向にありました。さらに、実際に植物を育てる方からは、照明や空調など、間取り以外のアイデアもたくさんいただきました。今後のご提案の参考にさせていただきます。
次回のアンケートでは、「アート」をテーマとした間取りについて、みなさんと一緒に考えてみたいと思います。また、みなさまのご意見をお待ちしております。