これまでのアンケートを振り返って

地方もいいけど、やっぱり都会に住みたいプロジェクト | 2023.10.3

本プロジェクトでは、2022年11月から約10ヶ月間、マンションリノベーションにフォーカスをして、多くの「やっぱり都会に住みたい」方々とコラムやアンケートを通じてコミュニケーションを行い、都会で理想とする暮らし方や住まいについて、間取りや仕様・そこで使用される建具やパーツといった部分まで、みなさんと一緒に考えてまいりました。
全8回にわたってテーマに応じたアンケートを実施し、延べ15,000名の方にご協力をいただきました。

今回はその8回の中で「暮らし方」「住まい」についてお伺いしたアンケート結果を一部抜粋してご紹介いたします。
各回の詳しい結果はこちらをご覧ください

全8回のアンケート結果について

●回答総数:回答総数:14,766名
●実施期間:2022年11月30日(水)~2023年8月1日(火)

回答者のプロフィール

年代
世帯形態

第1回アンケート 住みたい場所について

将来的な住まいについて、現在考えている「住みたい場所」はどちらですか?(2022.11.30/回答数1,701件)

「住みたい場所」へのコメント

地方の中でも便利な所であれば 将来的に車なしで買い物、病院などが行ける範囲
(地方に住みたい/関西/40代/女性)
私は車が運転できないため、交通の便が良いことが重要です。日常の買物も、街(中心地)でしたいので。
(都会に住みたい/中国・四国/50代/女性)
落ち着いた場所で在宅ワークがしたい。
(地方に住みたい/関西/20代/女性)
年老いた時の事を考えて、交通が便利で病院や公共施設文化施設にアクセスの良いところがいいので
(都会に住みたい/南関東/40代/女性)

第1回では、今回のプロジェクトのテーマである「住みたい場所」についてお伺いしました。現在考えている住みたい場所では、都会が53%、地方は30%と、
20%以上の差がつきました。利便性を求められている人が多いことがわかります。ご意見をみてみると、とくに歳をとってからの利便性を心配されている方が多い傾向でした。

第2回アンケート テレワークについて

自宅でのテレワークスペースの不満があれば教えてください。(複数選択可)(2023.1.24/回答数1,443件)

「テレワークスペースの不満」についてのコメント

コンセントの位置、姿勢
(南関東/20代/女性)
リビングでやりたいが、オンライン会議で人の声がすると室内飼いの犬が吠えてできないこと。
(中国・四国/40代/女性)
リビングに仕事用のイスは置きたくないが、ダイニング用のイスでは疲れる。このジレンマを解消したい。
(南関東/50代/女性)
オンライン会議の際、窓際から灯をとりたかったが、電源や机を設置ができなかった。
(東北/40代/女性)

今後もテレワークをする必要がありますか?(2023.1.24/回答数1,443件)

コロナ禍以降、テレワークは働き方のひとつとして定着しつつあります。アンケートでも6割以上の方が「テレワークの必要がある」と回答しています。
一方、自宅でテレワークを実施する上で、音や場所などの環境面で改善したいと思っている方は多いようです。

第3回アンケート 洗面台の場所について

洗面台の大きさは十分ですか?(2023.2.7/回答数1,746件)

「洗面台の大きさ」についてのコメント

ボウル部分が小さいのでので浸けおき洗いなど不便
(南関東/60代以上/男性)
子供が女の子なので、ツーボウルにしたかった。
(南関東/40代/女性)
洗面台が2個ついていたり、ドライヤーする場所が独立しているのに憧れる。
(南関東/40代/女性)

洗面台の場所にフォーカスし、より合理的な置き方をすることで、ほかのスペースを広く取ったり、より暮らしを便利にできないかという提案を行いました。
改めて考えると気づきも多くありそうです。

第4回アンケート 収納について

収納に困っている・不満がある「場所」はどこですか?(2023.3.31/回答数2,838件)

「収納」の「場所」についてのコメント

和室。ウォークインクローゼットに改装したい
(九州・沖縄/40代/女性)
リモートになって仕事用の収納スペースを考え中
(南関東/50代/女性)
お客様が泊まることのある部屋
(中部/40代/女性)
作業時の工具設置場所
(関西/60代/男性)

収納に困っているものを教えてください。(2023.3.31/回答数2,838件)

「収納」する「モノ」についてのコメント

書類や普段使わないもの、買い置きの日用品など
(中国・四国/50代/女性)
雨傘のいれる場所が狭い。
(関西/60代/女性)
季節家電の収納場所
(南関東/40代/女性)
資格取得で勉強中のテキストやプリント類
(南関東/50代/女性)

「収納」をテーマとしたこのアンケートでは3,000件近くのご回答をいただき、全8回の中で最も多い回答数となりました。
困っている場所やものについても年代や居住形態によって様々であり、収納に関する関心の高さが伺えました。

第5回アンケート スペースの使い方について

現在のお住まいで、もっとスペースが小さくてもいいと思うのはどこですか?(複数選択可)

スペースの工夫

寝室にリモートワークスペースをつくった
(南関東/50代/女性)
あえて空間を家具で仕切って小さなスペースを沢山作り、個々が落ち着ける場所を多く設けている
(南関東/50代/女性)
シンプルな棚を並べて、高さと床面積を活用しています。また、扉を外すことで部屋を広く使っています。
(南関東/40代/男性)
洗濯機まわりの空間に着目し、洗濯に必要な小物等を、本体に取り付けたり、棚を設置し、有効活用しています。
(中部/40代/女性)

限られたスペースの有効活用については、みなさんから様々なアイデアをいただきました。
住まい方・暮らし方を改めて見つめ直して、スペースを小さくしてもよい箇所、あるいは使われていないスペースを
有効活用するなどのアイデアを実践していくことが必要だと考えます

第6回アンケート 間取りについて

間取りを考える際に優先する場所はどこですか?(2023.6.13/回答数2,163件)

理想だと思う間取りはどのようなものですか?

「間取り」に関するコメント

1 個室やリビングなどが仕切られている間取り

空間的にはしきられていない広い方がいいが、各個人の音、テレビ、通話、音楽などを漏れないようにしたい。
(南関東/50代/女性)

2 仕切りが一切ない間取り

オープンな1つの空間にすることで、棚などを気分で自由に配置できる。移動がラク。どこにいても家族の気配を感じられる。
(北関東/40代 女性)

3 建具や家具などで仕切ることができる間取り

長い居住期間の中で、生活形態か変わってもそれに応じられる可変性がほしい
(関西/40代/女性)

いかがでしたでしょうか。
みなさん暮らし方に応じて様々な工夫やアイディアを取り入れていることがわかりました。一方で、テレワークや収納、間取りについての課題や不満も多くいただきました。
本プロジェクトでは今回ご紹介した暮らし方のアンケートだけでなく、様々なケースを想定した間取りや仕様・そこで使用される建具やパーツなど、具体的なリノベーションアイディアについてのアンケートも実施いたしました。
次回は、その結果を踏まえた中古マンションのリノベーションプランについてご紹介いたします。

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