もしも間取りが変化できたら(第6回アンケート募集)

地方もいいけど、やっぱり都会に住みたいプロジェクト | 2023.6.13

本プロジェクトでは、マンションリノベーションにフォーカスをして、より多くの「やっぱり都会に住みたい」方々とコラムやアンケートを通じてコミュニケーションを行い、都会で理想とする暮らし方や住まいについて、間取や仕様・そこで使用される建具やパーツといった部分まで、みなさんと一緒に考えています。

今回は、住まいの可変性について考えてみたいと思います。

こちらは一般的な新築マンションの間取りです。いわゆる3LDKと呼ばれる間取りで、寝室が3つとリビング・ダイニング・キッチンがあります。4人暮らしまではこの間取りで対応できそうです。作りたかを見てみると、壁が多く作られていて部屋を分けたりつなげたりといったことは出来なさそうです。

例えば35歳夫婦でマンションを購入したとしてみます。終の住処として考えると60年近く住むことになるかもしれません。そして、子供部屋が必要な期間を考えてみると、小学校から大学入学までと考えると15年程度でしょうか。
つまり、子供部屋が必要な期間は全体の1/4となります。
それ以外の45年については、洋室を収納にしたり、テレワークスペースなどに利用したりすることは考えられますが、極端に言うと使われない部屋になってしまう可能性があります。

ライフスタイルを考えてみると、例えば10年も経っても趣味趣向が変わらないでしょうか。
例えば、キャンプが趣味になってテントやキャンプ道具等を揃えたりすることもあるでしょう。
逆にミニマリストに憧れてモノを断捨離することもあるかもしれません。これだけ情報が発達した世の中で、昔とは違いさまざまな変化が予想されます。

固定化された間取りだと、暮らしにくい住まいになってしまうかもしれません。
それによって、リフォームせざるを得なかったりすることもありそうです。

リフォームの動機を調査した資料を見てみると(住宅リフォーム潜在需要者の意識と行動に関する調査 第11回調査報告書)
「間取りや水回り等の使い勝手を改善したい」が上位にきています。

出典:2019/2 一般社団法人住宅リフォーム推進協議会 「住宅リフォーム潜在需要者の意識と行動に関する調査 第11回調査報告書」

住宅が住む人の暮らしに追従するように、可変性があるとリフォームをする必要性も低くなり、何より暮らしやすくなるかもしれません。

今回のアンケートでは、暮らしの変化についての間取りを4パターン作成しています。
引戸の開閉で変化をさせる、間仕切り家具を移動させて変化させる、キッチンとテーブルの組み合わせで可変させる、可動部屋ユニットで変化させるといったアイディアです。
ぜひ、みなさんのご意見をお聞かせください。

アンケートの結果を公開中です

暮らしの変化についての間取りを4パターン作成し、みなさんの率直なご意見をいただきました。アンケートの結果を公開中です。

> 第5期6回「もしも間取りが変化できたら」についてのアンケート結果はこちら

アンケートは終了しました

実施期間:2023年6月13日(火)~6月20日(火)午前10時まで
たくさんのご回答ありがとうございました。
マイルの付与は、2023年7月中旬頃を予定しています。