無印良品のインテリアアドバイザーに聞く「気持ちを整える暮らし方」

みんなでつくる住まいの手引き | 2026.4.23

「みんなでつくる住まいの手引き」では、快適な暮らしに役立つ知識や住まいを長持ちさせる適切なお手入れ方法をお伝えします。あなたも一緒に「賢い住まい手」を目指しましょう。

春は進学・就職・異動など、環境が大きく変わる季節。ワクワクする反面、「なんだか気持ちが落ち着かない」「疲れがとれない」と感じることもあるのではないでしょうか?

今回は「気持ちを整える暮らし方」をテーマに、無印良品のインテリアアドバイザーのまみさんから、日々の暮らしでかんたんにできる気持ちの整え方をお聞きしました。

【目次】
1.無印良品の家の住まい手に聞いた「心のおつかれ事情」
2.気持ちが整う4つの暮らしの工夫
3.どんな自分もそのままでいい。ごきげんでいるための軽やかなとらえ方
4.気持ちが整うおすすめの無印良品アイテム

1.無印良品の家の住まい手に聞いた「心のおつかれ事情」

2026年3月に実施したアンケートでは、「心が疲れていると感じるときはありますか?」という質問に対して「感じている」と答えた方はなんと94%でした。変化の多い3月は、みなさんなにかしらお疲れを感じているようです。心の疲れを癒す場所は「家の中で過ごす」を選んだ方が7割ほど。それぞれにお気に入りのリフレッシュ方法をお持ちでした。(アンケート:2026年3月インスタグラムにて実施)

Q.心が疲れていると感じるときはありますか?

Q.心が疲れたとき、どうやって解消していますか?

Q.家の中で行っているリフレッシュ方法を教えてください

・読書(回答多数)
・丁寧にコーヒーを淹れて美味しいお菓子を楽しむ。猫がいた頃は吸ったり撫でたりで心が軽くなった
・動画配信サービスをみる
・たくさん寝る
・香水つける
・コーヒーを淹れて、愛犬を撫でる。
・子供とのんびり過ごします
・ただただミシンで色んな物を作る。夢中になって達成感でリフレッシュできる
・昼寝、植物の手入れ、衣類の整理
・好きな香りを嗅ぐ
・ヨガ
・お家を整える
・大掃除
・とにかく寝転がる
・映画を見る
・愛犬と遊んだり、スポーツ観戦
・ゲームをする
・食べる
・何も考えずにぼーっとゆっくり過ごす
・香り
・全開口の窓を開けて好きな音楽を掛けて風で揺れるカーテンをぼーっと眺める。
・踏み台昇降

※一部、固有名詞が含まれるご回答は、一般名称に変更しています。

Q.気分転換に使うお気に入りの無印良品のアイテムを教えてください。

・黒豆茶でほっと一息
・導入美容液
・お香をたく
・バームクーヘン
・アロマディフューザー
・ルームスプレー
・入浴剤
・MUJIリノベした室内を見渡すことで癒されています。特にラワンの床がお気に入り
・ドリップコーヒー
・精油の香りのシャンプーやボディソープで気持ちがすっきり。黒豆茶が美味しくてほっとする。
・炭酸タブレット
・アロマ、フレグランススプレー
・お香をたく
・バームクーヘン
・盛岡温麺

2.気持ちが整う4つの暮らしの工夫

春先はなにかと変化の多い季節。転居や就職、進学、異動など生活環境の変化に加えて寒暖差や気圧の変化、花粉症によって体調もゆらぎがちです。

忙しい時期だからこそ、日々の暮らしの中で気持ちを整えられたらうれしいですよね。自分のご機嫌をとることを大切にしているというまみさん。「気持ちが落ちてきたな」というときに意識しているポイントがあるそうです。

「気分が下がりはじめたな、と思ったら、好きなことを早めにやるようにしています。私はお風呂好きなので、普段よりも早くお風呂に入ります。がまんせずに、心地よいと感じることを優先する。時間を味方につけてしまうんです

がんばりすぎずに早めに心を癒す。その繰り返しが気持ちを穏やかに保つコツなんですね。

気持ちが整う暮らしの工夫

気分転換というと、ごちそうを食べたり、旅行したり、ちょっと贅沢しようかな、なんて考えがちですが、実は家の中こそ気持ちを整えやすい空間です。かんたんにできる、まみさんおすすめの4つの工夫をご紹介します。

①香りや色の使い分け

部屋ごとに香りを変えて楽しんでいるというまみさん。例えば、リビングにはラタンスティックのフレグランスオイルを置き、ほんのりとした香りを楽しみます。夜は寝室でお香を焚き、揺れる煙を眺めながら気持ちを落ち着けているそうです。

「寝るときは白檀やジャスミンのような落ち着く香り。お香を焚くと香りをしっかりと感じられます。昼間過ごすリビングは、爽やかな香りがさりげなく感じられるようにフレグランスオイルを使っています。場所や時間帯で香りの印象が変わるので、香りの種類やアイテムを使い分けるのも楽しいですよ」


また、空間づくりは色選びも大切に。気分が落ちているときは、オレンジやイエローなど元気の出るお花を飾ってみたり、ほんのちょっとの工夫で気分が明るくなります。

②好きなものはいつでも目に入る場所に置く

グリーンやアート、お花など、お好きな物を飾っている方は多いでしょう。まみさんの場合、ふとしたときに好きな物が目に入る空間づくりを大切にしています。気分が落ち込んだときも、お気に入りのグリーンや絵が目の前にあれば、ホッと心が和らぎますね。

「ソファは座った先にアートが見える場所に置いたり、ダイニングで食事をするときにグリーンが見えるようにしたり。わざわざ見に行かなくても、ふと顔を上げると好きなものが目に入る。そんな『ちょっとうれしい瞬間』をたくさんつくるように意識しています。好きな物を眺めていると『あ、なんか大丈夫かも』と心が落ち着くんです」

③ファブリックは「肌ざわり」で選ぶ
パジャマやブランケット、枕カバー、ボックスシーツなど、肌に直接ふれるものの素材に気を使うことも、気持ちを整える一つの工夫だといいます。まみさんが愛用しているのはリネン素材。使い込むほど柔らかくなり、春から夏の汗ばむ季節は、さらっとした肌ざわりが心地よいそうです。

「リネンを使い込むと、ガーゼのようにクタクタにやわらかくなります。やさしい肌ざわりでとても癒されますよ。比較的長持ちする素材なので、トータルで考えるとコストも抑えられます。リネンを使ったことがない方も、直接肌に触れる寝具なら良さを実感しやすいと思います。気持ちよくて、ついウトウトしてしまいます」

④気持ちよく一日を終える夜のひと工夫

一日の終わりはリラックスして過ごしたいもの。まみさんは好きなものに囲まれながらゆったりと夜の時間を過ごすことで、気持ちを整えているそうです。
「夜はハーブティを飲んでほっとひと息。お風呂はお気に入りの入浴剤を入れてのんびりと入ります。寝る前は、寝室の照明をすべて消して、ベッドサイドの間接照明だけをたよりに過ごします。お香を焚くと、薄暗い中で煙がゆらゆらして、それを眺めているだけで自然と眠気がやってくるんですよ」

3.どんな自分もそのままでいい。ごきげんでいるための軽やかなとらえ方


さまざまな方法をご紹介してきましたが、「気持ちを整えなきゃ」と意気込み過ぎては本末転倒です。気分がゆらぐことは誰にでもあるもの。まみさんが日々を気持ちよく過ごすために大切にしているのは、もっと軽やかな捉え方です。

今の自分を認めてあげる
たとえば、眠れないときは無理に眠ろうとしない。「好きなものや趣味など、リラックスできるものがない」という人は、無理に見つけなくてもいい。「今の自分を認めてあげる」ことを大切にしているそうです。

「誰でも凹むときは凹んでしまいますよね。なにもやる気が出なくて、家で一日中ゴロゴロして過ごしちゃうこともあります。そんなときは自分を否定するのではなくて『休息に必要な時間』と考えてはどうでしょうか。」

物事の良い側面を考える
「嫌い」「悪い」といったネガティブな言葉をなるべく使わない、というのもまみさんが大切にしていること。良い側面を見て「好き」「うれしい」「楽しい」と、心地よい言葉を暮らしの中で増やすように心がけているそうです。

「一つの物事について、7割がネガティブなものに見えたとしても、3割位ポジティブな側面があったら、その3割に目を向けるようにします。それだけでも気持ちのあり方が変わってくる気がします。悪いことにはこだわらず、放っておきましょう。」

自分のそのままの気持ちを大切に、気持ちを整える暮らし方。気になるものがあれば、ぜひ取り入れてみてください。

4.気持ちが整うおすすめの無印良品アイテム

まみさんおすすめのアイテムをご紹介します。

おやすみ前の薬用重炭酸タブレット 無香料/無着色(分包)
重炭酸が温浴効果を高め、血行を促進します。湯上りからおやすみまで心地良い温もりが続きます。

「大のお気に入りです。無香料で、どんな気分のときにでも使えます」

お香 白檀の香り
スティックタイプのお香です。白檀をイメージした、香木の穏やかな香り。
「お香は就寝前に焚いています。白檀やジャスミンがお気に入りです」
磁器香立て・丸型
「煙がゆらゆら立ちのぼる様子を見るのが好きなので、お香を立てるタイプのこちらの香立てを使っています」
インテリアフレグランスオイル フレッシュエアー
朝の空気のような透明感とみずみずしい香り
「リビングで使っています。抑えめに香るので、お部屋の『背景』のように、さりげなく香ってくれます」
麻平織 ボックスシーツ
使うほどにやわらかさと風合いが増すリネンを使用しています。吸放湿性がよく一年中使えます。
枕カバー・掛け布団カバーもあります。

お話を聞いた人:

無印良品 インテリアアドバイザー まみさん

無印良品インテリアアドバイザー歴13年。インテリアコーディネーター、キッチンスペシャリスト、整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師。

建築設計、リフォームアドバイザーを経て無印良品へ。日々お客様とお話しながら暮らしの提案を行っている。自宅はグリーン優先の部屋だが、いつかハリネズミを飼って癒されたい。