中宮第3団地レポート②

団地まるごとリノベーション | 2024.5.17

大阪府枚方市にある中宮第3団地の「団地まるごとリノベーション」プロジェクトが進行中です。
団地内の集会所や屋外広場を活用し、ものづくりワークショップや飲食販売、炊き出しなど多世代の方に向けてのイベントが行われています。

2023年の3月、7月、10月、2024年2月と4回のイベントを開催し、広場や集会所の新しい使い方の検証を行っています。今回は、今年の2月のイベントの様子をご紹介していきます。

2月3日(土)開催。
食、ものづくり、スタンプラリーなど盛りだくさんのイベント、「となりのひろばを使ってみよう」。

昔は賑わいのあった広場のプール跡地の新たな使い方を考えました。
白く囲われた場所は、もともとプールだったこともあり、頑丈なコンクリートの硬い感じが、どこか入りにくいイメージでしたが・・・
イベント当日は、プールの床に人工芝を敷き詰めてみたところ、柔らかい雰囲気に一変しました。
さらにテントを張ることでワクワクするスペースが完成し、居心地の良い雰囲気に変わったことで、団地にお住まいの方が広場に駆け寄ってきてくれました。
段差を下りるための階段もでき、プール跡地が新たな空間になりました。

テントの中に入るとこたつが設置されていて、くつろぎ空間に。
ゲームをしたりおやつを食べたりと、いつもの団地の広場でアウトドアが楽しめます。
なんだか秘密の空間みたい。

この日は2月3日でしたので、節分にちなみぜんざいの炊き出しを行いました。団地にお住まいの方の窓口として使われていた旧管理サービス事務所を、テイクアウト用に使ってみました。
窓を開けるとちょうど品物の受け渡しができるカウンターとなり、ちょっとしたカフェ空間に。

旧管理サービス事務所の中では、無印良品 グランフロント大阪から商品の出張販売が行われました。炊き出しで提供したぜんざいはもちろん、人気のおかしやスープも販売しました。
枚方駅にも無印良品の店舗がありますが、日用品やかさばるものはこうして家の近くで買えると便利ですよね。

「スタンプラリーで団地をあるこう!」をテーマに、設定されたミッションをクリアしながら、団地の中を歩いてみるというコンテンツです。モデルルームや団地の壁画にあるかわいらしいイラストをはじめとした、団地内のスポット巡りを行いました。
団地の壁には様々な絵が描かれており、その団地の特徴にもなっています。普段は何気なく見ている絵もスタンプラリーの目的にするといつもとは違った見え方がするかもしれませんね。

MUJI×URのモデルルームが新たに完成したので、スタンプラリーのチェックポイントの一つとして皆さんにお披露目をしました。

スタンプラリーをゴールすると、参加賞として無印良品のバッグがもらえました。
参加者の中にはシルクスクリーンプリントをする人も。好きなデザインと色を選んで世界に一つだけのMUJI×URのマイバッグづくりをしました。子供から大人までみんな並んで楽しめる、人気のイベントになりました。

段差を利用して設置した輪投げを楽しむこどもたち。

イベントを開始した日は天気も良く、200名以上の方が参加してくれました。イベントをすると多くの方が広場に遊びに来てくれますが、今後は日常的に広場や共用部にみなさんが来てもらえるようにするためにはどうしたらよいのかニーズを調べ、検証していく予定です。
次回は5月25日に広場でのイベントを予定しています。旧管理サービス事務所でコーヒーを提供し、広場でゆっくりとくつろげる雰囲気をつくろうと計画中です。お時間ある方はぜひお越しください。

今後も引き続き中宮第3団地の取り組みを紹介していきます。
こうなったらいいな!など、皆さんのご意見をお待ちしています。