団地まるごとリノベーション調印式を行いました
団地まるごとリノベーション | 2021.3.16
これまで、団地の魅力を最大限引き出す居住空間を追い求めて走り続けてきた
「MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト」は、いよいよ次のステージへと進みます。
令和3年3月15日、UR都市機構とMUJI HOUSEは「MUJI×URに関する連携協定」を締結しました。
この新しい取り組みを「MUJI×UR団地まるごとリノベーション」と称し、令和3年度より協業の内容を拡大し、団地住戸だけでなく団地外観、屋外広場、商店街区といった共用部分にもリノベーションの対象を広げ、さらに地域コミュニティの形成にも連携して取り組むことで、団地を拠点とした地域の生活圏活性化に取り組んでいきます。
コンセプトムービー
オープニングでは「MUJI×UR団地まるごとリノベーション」のコンセプトムービーが披露されました。
今回の取り組みのメインテーマである、
- ・団地住戸リノベーション
- ・一棟まるごとリノベーション
- ・コミュニティリノベーション
それぞれがシンプルな線画の映像で表現されました。
担当者によるプロジェクト紹介
続いて、UR、MUJIそれぞれ担当者によるプロジェクト概要の発表が行われました。
MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトの概要の説明として、
- ・2012年からスタートしてこれまで9年間で約1,000戸供給
- ・「こわしすぎず、つくりすぎない」「生かす、変える、自由にできる」コンセプト
- ・参加型のプロジェクト実現や、ウェブを使った団地の魅力発信など
また、以下の住戸リノベーション以外でこれまでに実現したプロジェクトが紹介されました。
- ・光が丘パークタウンゆりの木通り:商店街活性化
- ・北本団地:住宅付き店舗のMUJI×URによる地域活性化
最後に、今後の新展開、パイロットプロジェクトについて以下の概要が試行的に実施することが発表されました。
- ・親しみやすいMUJI×URの供給
- ・外壁、エントランス等の共用部にもMUJI×URのデザイン性取り入れ
- ・コミュニティ形成、地域活性化支援を実施
- ・コミュニティ活動を支える集会所や屋外広場等もMUJI×URで改修
- ・出店等による商店街区の活性化や新しいコンセプトの住まいを提供
- ・効果的な情報発信
MUJIとURのTOP対談
そして今回の調印式を記念して、株式会社MUJI HOUSE 松崎代表取締役社長、UR都市機構 中島理事長によるTOP対談が行われました。進行役には株式会社MUJIHOUSE 専務取締役 田鎖氏が行いました。
MUJIからはこれまでの地域社会への取り組みを紹介し、URからは団地を拠点とした地域活性化の事例を紹介しました。
詳しくは、後日、対談アーカイブにてご紹介致します。
調印式
最後にUR 中島理事長と、MUJI HOUSE 松崎社長による調印式を行いました。
この新しい船出の場所となったのが、「光が丘パークタウンゆりの木通り北」にある無印良品の社員寮「MUJIBASE」です。
MUJIBASEとして使われるまえは、前事業者が撤退してから長らく空き家の状態のままの施設でした。同じ団地にMUJI×URの住戸が供給されたことをきっかけに、リノベーションし、社員寮をオープンさせました。
この社員寮中央部分には団地に開かれたオープンスペース(ラウンジ)があり、住民たちとのコミュニティの場にもなっています。
今回そのラウンジ部分で調印式を行いました。
入り口・会場には大きなキービジュアルが会場を訪れたみなさんを出迎え、ラウンジに向かう回廊部分では2012年〜2020年までの歴代のMUJI×URのポスター展示も行われました。
これらの取り組みをこれから始まるコラムの中で、随時発信して行きたいと思います。
みなさんにもアンケートなどでご意見をいただき、プロジェクトに参加していただけたら嬉しいです。
今後の「MUJI×UR団地まるごとリノベーション」の活動に乞うご期待ください。