程よい郊外でのゆとりある暮らし|埼玉エリアでのMUJI×UR

団地再生物語 | 2023.11.24

都心まで程近い利便性と、豊かな自然を兼ね備えたちょうど良い郊外の埼玉県。
通勤などを考えると都心からはあまり離れられないものの、もう少しゆったりとした広さのお部屋や自然豊かな場所で暮らしたい。そんな暮らしが埼玉であれば叶うかもしれません。

MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトでは、これまで埼玉エリアで5団地10プランを展開してきました。
いずれも団地のポテンシャルを生かした、それぞれ特長のあるプランですが、今回はその中でも代表的なお部屋をいくつか紹介します。

MUJI×UR Plan 66 ふすまで可変する多目的スペース

まずは北本団地1LDK+Sのお部屋です。
寝室としては手狭だった3帖の和室を、ふすまを移動させることで部屋の広さが可変する多目的スペースとしました。
例えば、窓際の空間を一体的なワークスペース・アトリエとして使うことも(パターン①)、ワークスペースとウォークインクローゼットに分割して使うことも(パターン②)可能です。暮らす人の好みや気分に合わせて、自由に変えられる空間となっています。
2020年に新プランとしてリリースし、最初の募集時に非常に多くの反響があった人気のプランです。

MUJI×UR Plan+S 暮らしの基本となる収納(Storage)を充実させた住まい

続いて、こちらは新座団地2LDKのお部屋です。
各居室にある押入はそのまま残し、Plan+Sの特徴である収納を充実させたお部屋です。加えて、今では貴重な建設当初のキッチン※と洗面化粧台を丁寧に修繕し再利用することで、水廻りの収納もしっかりと確保しました。
また、お部屋に元からあった長押の下に新たに取り付けられた長押によって、有孔ボードや棚を付けたりと、手軽かつ自由にDIYが可能です。

※キッチンは改修前の住戸の状況によって、他の仕様になる可能性があります。

これらは他のエリアでもよく見られる比較的コンパクトな間取りですが、埼玉には3LDK・4LDK、面積も100㎡近い「大型住戸」と呼ばれるようなお部屋もあります。
この大型住戸は主にファミリー向けに個室数を充実させた間取りとなっていますが、
ファミリーに限らずとも、たとえばDINKSで二人ともテレワークをされる方だったり、趣味のDIYの作業空間を確保したい方だったりと、広いお部屋を必要とする方は多くいらっしゃるのではないかと思います。
そうした現代の暮らしやライフスタイルに当てはめて、この大型住戸のリノベーションを考えてみました。

MUJI×UR Plan+S 暮らしの基本となる収納(Storage)を充実させた住まい

こちらは昨年度リノベーションを実施した、せんげん台パークタウン四番街お部屋です。元の間取りは4LDKの100㎡を超える大型住戸です。
個室の用途をこども部屋や寝室といったように限定せず、多様な使い方を想定した空間としました。

玄関の隣とリビングの隣の2つの個室をユーティリティースペースとし、それぞれの壁に開口を設けました。そうすることで部屋と部屋をゆるやかにつなげ、玄関とリビングそれぞれの延長として使うことができるようになります。そして、開口が光と空気を通し、それぞれの個室に開放感が生まれます。
また、例えば小さなお子さまがいる場合でも、この開口があることによって隣の部屋まで目が届くという安心感があります。

こちらの開口の上部にはカーテンレールが標準で付いているので、カーテンを閉じて通常の個室のように使用することも可能です。
これがあるだけでも充分お部屋のポイントとなる開口ですが、さらに今回は、この開口にひと手間加えてできる使い方についてご紹介したいと思います。

①ベンチにもデスクにもなる木枠

まずは開口部分に幅の広い木枠を付けてみました。

開口の壁の厚さは8センチ程度ですが、木枠を付けて奥行きを広げることで腰を掛けたり、物を置いたりといった使い方ができるようになりました。材料は木枠だけの簡易なDIYですが、随分と印象が変わりました。

②中と外で共有できる本棚

次は棚板を付けてみました。棚板は開口の左右にブラケットを付けて固定します。

光と空気は通しつつも、なんとなく間仕切られているような安心感が生まれました。そして、部屋の中と外の両側から物の取り出しができるというのも大きなポイントです。

③ハンガーパイプでクローゼット

続いて、開口の上部にハンガーパイプを付けてみました。

上着を掛けたり、ストールを掛けたりと、よく着る服や使うものを掛けておくのに便利な空間になりました。
また、鏡やブラシなどの身だしなみグッズを掛けてお出かけ前のチェックをするのも良さそうです。

④建具

最後に、開口に建具を付けてみました。

板などで常時塞いでしまうのとは違い、建具を取り付けると必要によって開けたり閉じたりできるようになります。

このように開口にDIYでひと手間加えるだけで、いろいろな使い方ができるようになりました。他にもこうやって使ってみたいといったご意見がありましたら是非教えて頂ければと思います。

※UR都市機構の定めた基準の範囲でDIYを実施いただけます。その際は「模様替え申請書」をご提出いただきます。また、原則として退去の際、皆様の費用で原状回復することが条件となります。

いかがでしょうか。
このように、MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトでは、賃貸住宅であっても住んでいる人が自分のライフスタイルに合わせて、後から自由に編集できる余白を残したリノベーションを行っています。
そして、今回ご紹介した壁の開口が特徴的なプランをはじめとする埼玉エリアのリノベーション住戸はこちらから随時募集しております。

MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトは、今後も埼玉エリアをはじめとする全国各地で展開していきます。是非ご期待ください。