ふすまで間取りの変化を楽しむ
団地再生物語 | 2020.1.14
今回も、新プランを発表したMUJI×UR団地リノベーションプロジェクトから、花見川団地(千葉県千葉市)で入居募集される<風通しの良い一室空間>MUJI×UR Plan 11「ふすまで間取りの変化を楽しむ。」をご紹介します。
MUJI×UR Plan11「ふすまで間取りの変化を楽しむ。」
もとの間取りは3D、56.65m²となっています。間口が広くバルコニー側に3室部屋(和室2部屋・ダイニング1部屋)が面しています。ただダイニングが細長く、ダイニングをどこにするのか、また、洗濯機置き場が課題です。
今回は、キッチン横の和室に麻畳を敷いて、そこをダイニングとしました。ダイニングとリビングの間にあった押し入れの壁を撤去して空間をつなげているので、光や風の通り抜けを期待できます。ダンボールふすまを開け閉めすることでそのつながり方をコントロールできます。
バルコニー側のいままでダイニングだった部屋は、リビングとつなげて使うことができます。セカンドリビング的につかっても良さそうです。また、キッチン横に洗濯機置き場をつくったことで家事動線が短くなりました。寝室はLDKから独立させることで、落ち着いて寝ることができます。
風通しのよい一室空間はLDKのふすまを開け閉めすることで、1LDKから2LDKへと、住む人の家族構成やライフスタイルにあわせながら、自由に間取りを変化させることができます。
桜の名所にある多機能で巨大な花見川団地
MUJI×UR Plan 11が登場する花見川団地(千葉県千葉市)を紹介します。
花見川千本桜緑地や花見川サイクリングロードなど、花見川を中心に桜の名所が点在する千葉県千葉市花見川区。南は、日本最大の新都心といわれる「幕張新都心」に接しています。まるで複数のスモールタウンを集約したような多機能で巨大な団地です。
花見川団地は5階建てを中心とする163棟、5,742戸によって構成される巨大な団地です。
最寄駅は、乗降人員の1日平均が約46,000人という京成本線「八千代台駅」。同電鉄内で京成上野駅に次ぐ利用者の多さです。駅から団地までは、京成バスで8分ほどの距離。発着便数が非常に多く、団地周辺にはバス停も複数あり、バス移動の便利さに驚かされます。
敷地内に8つの教育施設と2つのスーパー
花見川団地周辺には、生活利便施設や、医療施設などが多数存在しています。
約25分のドライブで、日本最大級の延床面積を誇るショッピングモール「イオンモール幕張新都心」にも到着。休日のショッピングや映画も気軽に楽しめます。
魅力として特筆したいのは、充実した子育て環境。近隣には保育園3園や幼稚園2園、小学校3校、図書館、広大な芝生が美しい中央広場、砂利を敷き詰めた大規模な運動公園があり、住棟と住棟の間には緑豊かな自然と遊具も備わっています。集会所では、ダンスやヨガなどのサークル活動のほか、子育てママの会が開かれることもあるようです。
敷地内に24時間営業のスーパーマーケットや、ディスカウントストアがあることも魅力です。団地の商店街には、郵便局や専門店、宅配便のサービスセンターなども。さらに商店街事務所が管理する「無料送迎自転車」は、電話1本で、団地から商店街まで専用の三輪車で買い物客を送迎してくれると好評で、住民たちの心強い味方となっています。
商店街のシェアキッチンと、活発な団地行事
花見川団地には、キッチン付きのレンタルコミュニティスペースもあります。
そこでは古道具や雑貨も販売するカフェをはじめ、さまざまなお店が日替わりで出店するほか、子ども食堂などの地域活動も行われています。
団地行事も定期的に開催されています。例えば、商店街各店舗の選りすぐりの商品を100円で買うことができるイベント。同時開催されるビンゴ大会の参加人数だけでも毎回250人に達する盛況ぶりです。ほかにも、2日間にわたる夏祭りでは屋台がずらりと並んで賑わい、「子どもの日」にはミニ機関車やふれあいミニ動物園がやってきたことも。ここまで行事に力を入れた団地は珍しいですね。
いかがでしょうか。今回ご紹介したリノベーション住戸は、2020年1月下旬にモデルルーム公開、入居募集開始の予定です。
入居の応募詳細情報は、2020年1月に発表予定です。無印良品の家ホームページや無印良品の家 Facebookでもご案内しますので、ご期待ください。