団地でコンパクトな暮らし
団地再生物語 | 2018.12.25
今回も、新プランを発表したMUJI×UR団地リノベーションプロジェクトから、「コンパクトな暮らし方」の紹介をいたします。
団地の良さを生かして、陽当りや風通しを大切にした間取りになっているだけでなく、以前のコラム「団地の押入れを活用したコンパクトライフ」で提案した考え方が、MUJI×UR Plan46で実現しています。
MUJI×UR Plan48 コンパクトな対面キッチンのある暮らし
もとの間取りは2DK、37.8m²とコンパクトな大きさになっています。間口が大きく、陽当たりや風通しが良さそうです。しかし、洗濯機の置き場がないことが課題です。
今回は、コンパクトな住戸でもゆったりとしたリビング空間ができるように、小さめの対面キッチンを設置しました。通常よりも20cmほど小さいキッチンの正面に同じ大きさのテーブルを設置することで、作業面の広さを確保しました。キッチンの後ろに洗濯機置き場を新たにつくり、家事動線を短くしています。寝室の押入にはふすま収納を設置し、部屋の延長としても使用することができます。
コンパクトな対面キッチンとすることで、ゆったりとしたリビング空間を実現。
対面キッチンの後に洗濯機置き場を新たにつくりました。
ふすまを開ければ一体的な空間となり、光や風が通り抜けます。
MUJI×UR Plan51 対面キッチンと土間収納がある暮らし。
もとの間取りは2DK、50.3m²です。真ん中のダイニングに光が届きにくいのが課題でした。ダイニング部分と和室の1部屋を繋げることで大きなLDKとしました。
また、2列型の組合せキッチンを対面キッチンにすることで、限られたスペースの中でも充実した調理スペースを確保。キッチンのすぐ横には、パントリーとして、また調理家電スペースとして使用できる収納があり、玄関土間を広げて土間収納とし、コンパクトライフを実現する充実した収納を随所に配置しました。
キッチンは2列型の組合せキッチン。暮らし方によってテーブルの置き方を変えられます。
玄関を広げて収納スペースとしています。
ダンボールふすまを開けてつなげたり、閉じることで別空間とできます。
MUJI×UR Plan46 押入ベッドと土間収納がある暮らし。
もとの間取りは1DK、36.6m²です。一人暮らしに適したコンパクトな住まいです。
少しでも広々と暮らせるよう、押入の壁の一部を取り払い、ベッドにアレンジしました。また、玄関部分を広げて土間収納としています。
押入部分は、ヒノキ合板フローリングで仕上げました。
玄関土間を広げて、収納スペースとしました。
限られた面積でも、暮らしの可能性が広がるコンパクトな暮らしはいかがでしょうか。
今回ご紹介したリノベーション住戸は、相生山団地(愛知県名古屋市)、ハイタウン塩浜(千葉県市川市)にて、2019年1月26日(土)モデルルーム公開、入居募集の予定です。
入居の応募詳細情報は、2019年1月上旬に発表予定です。無印良品の家ホームページや無印良品の家 Facebookでもご案内しますので、ご期待ください。