気持ちの良い窓辺とゆったりとしたユーティリティのある暮らし
団地再生物語 | 2017.12.26
今回も、新プランを発表したMUJI×UR団地リノベーションプロジェクトから、気持ちの良い窓辺とゆったりとしたユーティリティのある暮らしをご紹介します。今までと同様に、団地の良さを生かして陽当りや風通しを大切にした間取りになっています。
MUJI×UR Plan38 対面キッチンと、デスクにもベンチにもなる窓枠。
奈良県奈良市にある平城第2団地のMUJI×UR Plan38の面積は44.16m²です。もとの間取りは、バルコニー側にキッチンと和室が2室。バルコニーと反対側に和室と水まわりがありました。バルコニー側の3室をつなげて広々と使えるようにし、主寝室とリビングもふすまで開けたり閉めたりしてつなげて使うことができるようにしました。
以前のコラム「窓辺を魅力的な居場所にするちょっとしたアイデア」で、団地によくある腰窓を生かしてスペースをつくり、腰を掛けたりデスクとして利用できる窓辺の提案をしました。コラムにてご意見を募集し、それが実現しました。
今回のプランでは、南側の腰窓を変えました。当初の考え方通り、木枠の奥行を深くしています。
パソコンを置いてデスクとして使うこともできますし、窓枠にクッションをおいてベンチとして使用することもできます。気分によって使い方を変えても良いでしょう。南側の暖かい日差しの中で外を見ながら、仕事をしたり本を読んだりコーヒーを飲んだりしたら気持ち良さそうです。
MUJI×UR Plan39 洗面室を広いユーティリティスペースに。
千葉県千葉市にある高洲第二団地のMUJI×UR Plan39の面積は45.69m²です。もとの間取りはバルコニー側に2つの和室があり、共用廊下側にダイニングキッチンと水まわりがありました。
ここでの課題は廊下が長いということと、洗濯機をどこに置くかということでした。今回は、玄関から入ってLDKに入るようにして廊下を少なくしました。その分ユーティリティスペースを大きくとり、洗濯機置き場を設けました。
キッチンは壁付けから対面式にして、家族のコミュニケーションを大切にした間取りとしました。キッチンとユーティリティが近いので、スムーズな家事動線が期待できます。ダイニングの床材には、今年度登場したラワン合板フローリングを採用しています。
いかがでしょうか。明るい窓辺空間のある間取りとゆったりとしたユーティリティのある間取りが登場しました。団地の特長を生かしつつ、新しい空間のご提案です。
今回ご紹介したリノベーション住戸の入居募集は、2018年1月20日(土)に開始する予定です。入居の応募詳細情報は2018年1月上旬に発表予定です。MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトのページや無印良品の家Facebookでもご案内しますので、ご期待ください。