このブログについて
郊外の団地商店街に、いきなりグランドピアノのあるジャズ喫茶ができたら、どんなことが起こるだろう。そんなワクワクする物語が埼玉県北本市で始まります。
UR北本団地は、豊かな緑とゆったりした雰囲気が魅力的な暮らしやすい団地なのですが、近年は商店街のお店の閉店が増え、ちょっと寂しい状態です。そんな北本団地商店街に、コントラバス奏者とごはん屋さんの落合夫妻が移り住み、自由な交流の生まれる自分たちの場所として、ジャズ喫茶をつくって暮らし始めます。
好きなことを大事にしながら、お店と一緒に楽しく生きていく、新しい団地の住まい方レポート。団地と暮らしとジャズ喫茶で起こるいろいろをお届けしていきます。
プロフィール
落合康介(夫)
1987年生まれ、幼少よりクラシックピアノを手がけ、親戚でもあるジャズピアニスト中山静雄の影響でジャズを聴くようになり、コントラバスをはじめ、都内のジャズライブハウスを中心に活動をはじめる。
齋藤徹のコントラバスアンサンブルへの参加をきっかけに「音」そのものに興味を持ち、古来よりの響きを持つガット弦を扱うようになり、ユネスコの無形文化遺産に登録されるヨンドンネルグイの演奏に衝撃を受け、馬頭琴をはじめる。
縄文文化を探求していくなかで、子供から大人まで平等に即興を通じて音を楽しめるセッションとして「縄もんセッション」を開催。
コロナ禍となり音楽の場が減っていくなかで、北本団地商店街のお話をいただき、2021年5月よりジャズ喫茶「中庭」をスタートすることに決める。
普段の演奏活動を軸に、北本での暮らしと密接に音楽や料理を通じて中庭らしい交流が生まれればと思います。
カナコ(妻)
東京都出身。琉球大学教育学部を卒業後、東京に戻りアングラ(と呼ばれる?)ライブハウスやカフェで働きたくさんのことを学ぶ。
2015年、ひょんなことから「月曜日のきっさとうらない なかなかどう@西荻窪ていねいに、/@阿佐ヶ谷イネル」をなかむらかえる(占い師)と始めて喫茶・ごはんを担当し、吉祥寺キチム階段横にアトリエを借りて人形づくりやワークショップを開催。
教育に関心を持っていたり、雑多な経験を買われ、北本団地のシェアキッチン仲間に抜擢される(多分)。
今はなき北本市のツカノマで開催された池間由布子のライブに、またまたひょんなことからフード出店したことをきっかけに北本市の魅力を知り、東京都杉並区から引っ越してくるまでになりました。
「中庭」では、喫茶を担当したり、手芸ワークショップなどの開催を予定しています。様々な活動を通して暮らしを楽しむ工夫を色んな人々と考えていけたらと思っています。