「団地に引っ越しました」くらしのコツ日記

「団地に引っ越しました」くらしのコツ日記

# 14 むらさきさんのコツ─職場の近くでゆっくりすごす─

2019年 9月 17日

# 14 むらさきさんのコツ─職場の近くでゆっくりすごす─

□ 9月10日。虫の声がチンチロリンって、秋の気配。

この前、東京の光が丘パークタウンMUJI×URに住むトーリーさんちに行った。
同じ団地でも間取りや家具の置き方によって雰囲気がぜんぜん違ったり、遠い土地なのに窓から見る景色がちょっと似ていたり。
街にはたくさんのひとが住んでいて、きっと家の数だけくらしがあって、男の人、女の人、ふたりぐらし、家族ぐらし、いろんなかたちのくらしがあるけれど、“団地”にはその全部が詰まってるんだな。
なんか、もっといろんな人の団地ぐらしを見たいなあ。
そんなことを言ってたら、友達のしろちゃんと職場が同じのむらさきさんが団地ぐらしをしてるというから、部屋を見に行くことになった!

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むらさきさんの部屋は5階。エレベーターがなくて、ひいふう言いながら階段を登った。まいにち大変じゃないですか、って息たえだえに聞いてみたら、むらさきさんは涼しい顔。
「ぼく、まったく気になりません。良い運動になりますよー」
マラソンが趣味だというむらさきさんにはへっちゃらみたい。陽当たりが良くて静かな最上階を、とても気に入ってるんだって。
階段を登りきったら爽やかな風が吹いて、青い空が少し近くなった。こんなに心地良い景色が待ってるなら、がんばって登る甲斐もあるのかも。

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桃の香りがする緑茶小さなゼリーを出して、わたしとしろちゃんをおもてなししてくれたむらさきさん。手みやげのきなこもち入りミニトラ焼きも喜んでくれた。だれかの家で食べものを共有するこの時間、至福だー。
すっきりとした印象のむらさきさんによく似合う明るい部屋は、とってもきれいに片付けられてた。
四畳半の部屋とダイニングキッチンを思い切ってひと繋ぎにして、広くしたダイニングにはどーんと大きなテーブル! 6人が座ってもまだ余裕。
こんな大きなテーブルを部屋の真ん中に置くって、なかなか勇気がいりそう。というか、ふつうは思いつかないよね!?
「机が広いと、なんだかくらしまでゆとりがある気がします。前はソファを置いていたんですが、テーブルひとつでくらしって変わるんですねえ」
と、ニコニコうれしそうだったむらさきさん。

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「むらさきくんが、家の中でいちばん気に入ってる場所はどこ?」っていうのは、しろちゃんからの質問。
「うーん。やっぱりこの広いテーブルについてテレビを見たり、窓の外の景色を眺めたりするのが好きですねー」
家の中のお気に入りの場所ってあるよね、わかる。わたしはリビングの床に座るとちょうど見える、金剛団地と空の景色が好きだなあ。むらさきさんちの景色も、わたしんちの景色も、緑がいっぱいだねえ。空気がおいしい。
ちなみに気に入ってない場所は、冬のお風呂場なんだって。寒くて地獄、とのことです。

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むらさきさんの部屋はどうしてこんなにすっきりしてるんだろう? と不思議になって、いろいろ見せてもらった(ふだんは見れない寝室や、押入れの中まで……)。
くらしにメリハリをつけるために、何も置いていない寝室。
押入れの中のワードローブはスチールユニットシェルフ
スタンドファイルボックスはパソコン収納として。
インド綿横型マイトートバッグはスリッパ入れに。
こうやって収納するんだーって勉強になった。無印良品と、むらさきさんの工夫がたくさん詰まった部屋だったな。
さっすがインテリアアドバイザーですね! って言うと、しろちゃんがニヤニヤしてて、むらさきさんが恐縮してた。そういえば、上司と部下なんだね。

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むらさきさんは日曜大工が得意。家には至るところに手づくりのイスやベンチがあった。
やっぱりじぶんでつくると、じぶんにとって一番ちょうど良いものが出来上がるもんね。むらさきさんは、じぶんでくらしをつくってるんだな。

むらさきさん1号・はじめてつくったベッドサイドテーブル
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むらさきさん2号・大きいテーブルの大きなベンチ
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むらさきさん3号・玄関で靴を履くときに便利なイス
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そういえばしろちゃんが、「むらさきくんの宝物は何なん?」って聞いてた。そしたらむらさきさん、
「宝物というか……お気に入りなんですけど。たまに抱いてます。朝は、おはようって言います」
と答えて、ちょっと照れた笑顔でパンダを撫でてた。中国への出張のときにおみやげで連れて帰ってきた、無印良品のパンダなんだって。わたしもあれ欲しいな。

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広くて落ち着くテーブルで、しろちゃんとむらさきさんと一緒にいろんな話をした。なんか家っていつもと違った顔が見られて良いね。むらさきさんの身の上話とか、引越し遍歴とか、くらしのコツも聞いたよ。
むらさきさんの部屋からは、UR団地であるベルマージュ堺弐番館も見えた。あそこにもたくさんのくらしが詰まっている。たとえ違う団地でも“団地にくらしている”ってだけで、みんなお隣さんみたいに思えるね。
次はだれの団地ぐらしにお邪魔しようかな。

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日本の木でできたワークテーブルきなこもち入りミニトラ焼き

むらさきさんのくらしのコツ
ぼくの仕事は転勤があるので、そのたびに職場の近くに引っ越します。自分のための時間はなにより大切。ゆとりある朝の時間はコーヒーを淹れてゆっくりすごすことが、ぼくのくらしのコツです。

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自然溢れる大阪府富田林市のUR金剛団地を舞台に、無印良品のスタッフが実際に一年間住んで感じた「団地ぐらしの魅力」や「感じ良いくらしのコツ」について、無印良品イオンモール堺北花田が全面サポートしてお届けする日記形式の回想レポートです。
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