三鷹の家大使の住まいレポート『ぜんぶ、無印良品で暮らしています。』

快適温度の家づくり、+AIR講座!

2013年3月11日 リアルタイム入居編2013

快適温度の家づくり、+AIR講座!

すっかり春めいてきましたね。
なんなら今日暑いです。エアコン切りました。だけど夜になっても20℃ OVERな我が家。う~んセンセーショナル。
といってる本日は3月11日。東日本大震災以来、節電ということを強く意識するようになりましたが、なるべく少ない電力で快適に過ごしていけるように努力していきたいですね。

さてさて、例のごとく前置きが長くなってしまいましたが、掲題の件です。
+AIR講座のはなしーっ!

2月某日、三鷹の家にそうそうたるメンバーが集結しました。

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この机は縦に設置すると使いやすいことにこのとき気づく。


動画で見たことある方もいらっしゃるとおもいますが、+AIR講義をしてくださる川内さんです。

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見たことあるでしょう


そもそも+AIR講座ってなんぞや!?って話なんですが、詳しくはリンク先を見ていただければわかってしまうのですけど、エアコンつけっぱなしにしてみる試みとか、部屋の温度を測り続けてることとか、そういった話の発端は全てここからなのです。

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まさかとは思ったんですけど、無印良品の沿革から話が始まりました。


素人の私が+AIR講座で聞いた話をかみ砕くと、無印良品の家づくりは、「家の大きさとか立地、方角などを加味した上で、季節とか気候を生活の中に上手に取り込んで快適な室温を保つことに注力をしてるよ~」ってことだと思われます。
リンク先では「各家ごとに快適温度をデザインしてます」って表現になってますね。そう、まさにその言葉で良いと思います。うんそれです。それ。

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無印良品のヒット商品「割れ椎茸」について話されてる所の写真です。


無印良品の家では家を建てる際に、暮らしのヒントを各家ごとに示唆して導いてくれるんです。エアコンつけっぱ術もこれの一環であります。
また、それぞれの家で『快温シュミレーション報告書』というのを作ってくれて、そこに「あなたの家の一年間の自然室温」をシミュレーションしたものや、暖冷房の負荷シミュレーションを計算したものとか、一年にだいたいこれくらいの電気代がかかるでしょうねっ!そのためにはこの時間は窓を開けてね☆とか、光を取り入れてね☆てなことが記載されています。ぶへーっ。各家ごとにですよ。すごい計算っぷりです。驚きだね。

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これが快温シュミレーション報告書です。とても詳細です。


今回の講座で初めて知った言葉、「パッシブデザイン」。それは一体なんぞや!?とお聞きしますと、太陽の熱と光、風をうまく利用して快適さをつくり出すことを指すそう。たとえば冬に太陽の光を部屋に取り込むと、昼間に暖房使わなくても快適な暮らしが出来ますよ!ってこととか。無印良品の家は全てパッシブデザインの家だそうです。
他のハウスメーカーでは、風の流れや日の当たり方を一棟一棟戸別に計算して、家を作ってる所は無いそうです。自然をうまく利用して暮らすことって、とても大事です。このおうちには省エネルギーしながら快適に暮らす知恵が詰め込まれてるっていうことです。使い方も工夫すればさらに快適に過ごせるっていう安心感。うーむグレイトです。

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どら焼きの味もグレイトです。


***



ということで一見節電してないじゃないかと思われがちなエアコンつけっぱなし生活もついに結果が出ました。点けたり消したり派と遜色のない電力使用量で、常に快適に過ごせたらそれが一番いいじゃない…。という願いのもと、一体おいくらかかったのでしょうか!

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【電力会社との契約内容】
契約種別 従量電灯B
契約   60A

【うちの条件】
・夫婦二人暮らし
・吹き抜け一戸建て
・部屋仕切り無し

一階 44.57m²
二階 37.17m²
延床面積(上下階の合計) 81.75m²

【暖房の使いっぷり】
・エアコン台数は各フロアに一個ずつだけど稼働してたエアコンは一階のみ。
 これを24時間一度も切らずに20℃設定で暖房として使用。
・妻仕事スペースにハロゲンヒーターあり。たまにつける。

【という感じで利用した時の人の気持ち】
・いつもぽかぽか暖かくって幸せ。快適。鳥肌立たない。(by妻)
・すごく快適だったよ。家全体があったかいというのはこういうことなのだなと思いました。(by夫)

【金額】
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どうよーっ!

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というわけで、これが「無印良品の家」で一か月エアコンつけっぱなしで快適な暮らしをしたときのリアルな料金です。よければご参考に。
人によっては高い・安いの受け止め方は違うかもしれないけど、(個人的)総評として私は、一軒家でこの快適さ、この値段なら、今後も冬はつけっぱなし生活を続けようと思った次第です。

ここに来る前は2DK、40m²(今の家の1/2の面積)くらいの賃貸アパートに住んでいて、高くても電気代は約7000円くらいだったんです。
だから最初は請求書見たとき「い、いちまんこえとるがなー!」って思いギョっとしたんです。単純に倍になってたから。(アパート→一軒家・約40m²→約80m²になったということは忘却)
しかし周りの一軒家住まいの方のご意見を聞きましたら、もちろん条件は違えど、2,3万円くらいかかってるご家庭も多いようで、あれ?うち割安?と思うようになってきました。しかもエアコンつけっぱなし快適生活で。おうおう。
というかつけっぱなしってもっと高いと思ってた…!なんだかんだいって5万くらいいっちゃって、結局発表できませんでした…ってオチだろと思ってた…!素直に良かった…!

ちなみに中途半端だから出してなかった前回の電気代は1月11日(入居日)→2月6日の26日間で18,609円。
エアコンつけっぱなし生活は1月25日からはじめて、2月6日までの12日間。集計日数の約半分です。それ以前は賃貸の時同様、点けたり消したり生活。
このことからもつけっぱなしの方が安いッ!ということがわかります。

ただ、金額にはエアコンの性能も大きく関係してるようですので、ためしにやってみる際には十分お気を付けください。古いエアコンだと大変なことになる危険性もはらんでいます。あと無印良品の家以外で試したことないので、快適さの保証は無印良品の家のみということで…。

今回の経験を通して快適温度の家をつくるためにはまず、「自分は何℃だと快適だ」というのを知る必要があると思いました。温度計は各家庭にあってもいいと思います。できれば湿度計も。私は今では時計を見る頻度くらいの間隔で温湿度計も見ています。快適に過ごしたい方は是非っ!

それにしても皆さんどれくらい電気代かかってるのでしょうか?
電気代と快適さと室温の関係をこんなに気にしたことがなかったので、今すごく周りの人の室温とか電気代とか快適さが気になります!
どうでしょうか。みなさん、いま何℃でしょうか。


今回はなんだか難しい言葉をいっぱい並べてしまいましたがきちんと皆さんに伝えられたでしょうか?
節電も頑張りたい今日この頃、もう一度家のあり方について考えてみたいです。
あと次回木曜日の更新は、ついに私の旦那が筆をとるそうなので、是非見てみてください。

妻のあみいちゃんでした。


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著者は、我らがあみいちゃん。タイトルはそのまま『ぜんぶ、無印良品で暮らしています。「無印良品の家」大使の住まいレポート』。2016年5月26日より、全国の書店およびAmazonなどのWEB書店で販売しています。

ぜんぶ、無印良品で暮らしています。

家も、家具も、ぜんぶ無印良品で生活したら、どんな毎日になるんだろう。
無印良品では三鷹に建てた「無印良品の家」に2年無料で住む人を募集。当選した住まいモニターの無印良品に囲まれた暮らしがここに実現しました。
入居までのストーリー
動画(YouTube)

三鷹の家大使プロフィール

住まいレポートをするのは、57,884の住みたい宣言から選ばれた、2012年最も幸運なご夫婦。
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