第2期第3回「収納について」[持たない工夫編]

第2期 2008年〜 | 2009.2.16

今回のテーマは「収納について」。
前回の[収納量編]に引き続き、今回は[持たない工夫編]をご報告します。
皆さまの収納に関する知恵を共有し、そして一緒に「ものを持つこと」について考えていただければ幸いです。
収納量編はこちら

●回答総数:6,892名
●実施期間:2008年12月1日(月)~2008年12月7日(日)

Q.あなたのご家庭は整理整頓ができているほうだと思いますか?

Q.衣類について、持たない工夫をしていることは何ですか?

Q.靴について、持たない工夫をしていることは何ですか?

衣類については「同じようなものがないか考えてから買う」が56%と一番でした。つまり多くの方が、買ってから同じようなものを持っていたと気づく経験をしているのでしょう。
靴については「不要になった靴は捨てる」というのが63%と一番、これも裏返せば、いらなくなったり、使わなくなったりしても、なかなか処分していないということかも知れません。
同じ服を着る、同じ靴をはくことも多い、と答えた方が20%というのもわかります。あまり多くのものは持たなくてもいいのかもしれません。

Q.本・雑誌・書類について、持たない工夫をしていることは何ですか?

Q.CD、DVD、ビデオテープなどの「ものの持ち方」についてあてはまることは何ですか?

Q.子供のおもちゃについて、持たない工夫をしていることは何ですか?

(小学校低学年以下のお子さまがいらっしゃる方のみにお聞きしました)

本は「不要になったら売る」が47%と一番ですね。こんなにも多くの方が、本を売っていることに驚きました。たしかに本は捨てにくいものです。誰かに再び活用してもらえる方がいいですね。
本を買わずにインターネットで代用というのも現代的な手法です。これは20代の若者が圧倒的に多い回答でした。また、音楽はデジタルメディアプレーヤーに入れるというのが圧倒的に多いのも若者世代の特徴です。
子供のおもちゃについて「おもちゃを手作りする」というのが16%と、「持たない工夫」であるのがおもしろいですが、ものを大切にすることが、同時にものをたくさん持たないことにつながるのかもしれません。

Q.あなたのご家庭のルールや決まりごとを教えてください。

ものを買う時

「安い、かわいい、使うかも」では買わないようにしているつもり。(女性/40代/ 夫婦2人暮らし)

「2つはいらない」が基本ルール。娯楽ものなどは、特に1つ買ったら、1つ処分するくらいの気持ちで購入。(女性/30代)

身の回りをよく整理整頓し、掃除をし、水拭きをする。「不満」「不安」から解放され、よい買い物ができる。(男性/30代/ 夫婦2人暮らし)

インターネットや他の店でも検討し、カードのポイントなども見直す。(男性/30代/ 夫婦+子供2人)
ネットショップのお気に入りリストなどを利用して、欲しいものを一覧にするが、一定期間(3ヶ月くらい)たっても欲しいものしか買わない。(食器棚を購入するまで1年ちかく悩みました。そして品切れ……)(女性/20代/ 夫婦+子供2人)

普段から欲しいものリスト(具体的なデザイン、メーカー等も記入)を作っておき、セールなどで見つけたら迷わず買えるようにしておく。
(女性/30代/ 夫婦+子供2人)

お酒は缶を回収するお店で。(女性/30代)

ものを捨てる時

引越し時の空けてないダンボールは丸ごと捨てる。(男性/30代)

できるだけリサイクルをしてそれでも無理なら捨てる。分別はきちんとすること。(女性/30代/ 夫婦+子供1人)

クレジットカードの請求書などは、なるべくweb上で確認できるように手続き。また、DMもメールなどで受け取れるものは、すべてそちらに変更。(女性/30代)

思い出の品はその思い出の持ち主の気持ちを尊重し交渉してから捨てる。(女性/40代/ 夫婦+子供3人)

3~4ヶ月に一度、不要なものが無いか見直す。あればその時に一気に捨てる。(女性/50代/ 夫婦+子供2人)
良く着て素材がいたんでいるものは、ボタンなどを取って捨てています。(女性/30代)

ブランド衣類・雑貨はインターネットオークションに出品。それ以外の衣類・雑貨は近くのリサイクルセンターに寄付する。(女性/20代)

オークションで500円以上の値がつかなそうなものは、とにかく捨てる。プレゼント、お土産など捨てづらいものは、ある程度義理で使用してから必ず捨てる。(男性/20代/ 夫婦2人暮らし)

捨てると言えば、子供のおもちゃ。ある程度遊んだら飽きてしまう、お菓子のおまけについているものや、細々したおもちゃは、子供がいない間に処分します。(女性/30代/ 夫婦+子供2人)

収納方法

収納する場所の8分目ぐらいに納まるように、ものを収納している。(女性/50代/ 夫婦2人暮らし)

もしも、今自分が何かで死んでしまった時に、後に残された人が自分の荷物の片付けで大変な思いをして欲しくないのも、モノを減らす生活の実践理由のひとつです。(女性/20代/ 夫婦2人暮らし)

「とりあえず」で取っておくものの、収納ボックスを決めてあり、そこが一杯になったら見直して処分し量を減らす。(女性/40代/ 夫婦2人暮らし)
本当になかなか片付けられなくて、ルールや決まり事を作りたくても、先に家を片付けないと、答えがないです。(女性/30代/ 夫婦+子供3人)

自分が把握できる量だけを収納する。見えないで忘れてしまう収納はしない。(女性/40代/ 夫婦+子供1人)

収納のヘタな家人には一切期待せず、自分が収納担当になる。(女性/30代/ 夫婦2人暮らし)
ものを買うときの工夫で、普段からほしいものリストを整備しておくとか、一定期間たっても欲しいものしか買わないというのはおもしろいですね。衝動買いをしないということでしょうか、とても正しいと思います。
捨てるときに、持ち主に交渉してから捨てるというのもとてもいいですね。

ものを持たないとは、ものを大切にして、ものに優先順位をつけることです。そしていらなくなったものは感謝して捨てるということかもしれません。時々自分の持ちものを総点検していらないものを捨てるようにしたいですね。