第2期第3回「収納について」[収納量編]
第2期 2008年〜 | 2009.2.10
今回のテーマは「収納について」。
具体的には「衣類」「靴」「本・書類」「CD、DVD等」「タオル」「寝具」「子供のおもちゃ」などについて、ご家族全員の収納量はどれくらいありますか?とお聞きしました。皆さまのご家庭はいかがでしたでしょうか?
今回は[収納量編]、次回は[持たない工夫編]と2回に分けてご報告します。
→持たない工夫編はこちら
●回答総数:6,892名
●実施期間:2008年12月1日(月)~2008年12月7日(日)
Q.たたんである衣類の量は?
(ご自宅にある、一緒にお住まいのご家族全員の量を、現在使っていないものも含めて数えると)
Q.吊るしてある衣類の量は?
(ご自宅にある、一緒にお住まいのご家族全員の量を、現在使っていないものも含めて数えると)
Q.靴の数は?
(ご自宅にある、一緒にお住まいのご家族全員の量を、現在使っていないものも含めて数えると
※スリッパ(室内履き)を除くすべて)
靴の量は世帯人数別に見ると、1人世帯14足、2人世帯27足、3人世帯31足、4人以上38足、でした。
大人は13から14足、子供一人あたり、4から5足ということになりそうです。
「住まいのかたちを考える」プロジェクトチームが、お客さまの家を訪問調査したときも、靴の収納が足りていないご家庭が多く見受けられました。
Q. 本・雑誌・書類の量は?
(ご自宅にある、一緒にお住まいのご家族全員の量を、現在使っていないものも含めて数えると)
Q. CD、DVD、ビデオテープの量は?
(ご自宅にある、一緒にお住まいのご家族全員の量を、現在使っていないものも含めて数えると)
20代と40代との比較では、CDは20代128枚に対し40代211枚、DVDは20代27枚に対し40代65枚、ビデオテープは20代11巻に対し40代45巻というように、年齢が高くなればなるほど増えていくようです。
Q. タオルの数は?
(ご自宅にある、一緒にお住まいのご家族全員の量を、現在使っていないものも含めて数えると)
Q. おもちゃの量は?
(小学校低学年以下のお子様をお持ちの方のみにお聞きしました)
洗面脱衣所近くに収納スペースが必要といえます。
マンションと戸建てそれぞれの、各収納の平均をとってみました
マンションの平均 |
戸建ての平均 |
|
世帯 |
||
広さ |
57.8m² |
111.5m² |
たたんである衣服 |
13ケース |
20ケース |
吊るしてある衣服 |
3.4ラック |
5.6ラック |
靴の数 |
24足 |
34足 |
ハンドタオル |
14枚 |
21枚 |
フェイスタオル |
18枚 |
27枚 |
バスタオル |
9枚 |
12枚 |
おもちゃ箱 |
- |
7個 |
本・雑誌・書類 |
1.4棚 |
3棚 |
CD |
161枚 |
192枚 |
DVD |
38枚 |
38枚 |
ビデオ |
17巻 |
38巻 |
ベッド |
ダブルベッド1台 |
夫婦シングルベッド2台、子供シングルベッド2台 |
(お客様用) |
2組 |
2組 |
(季節用) 掛け布団・毛布 |
2組 |
4組 |
間取りにして、すべてを収納してみると・・・・・・こうなりました
間取りの大きさは、上記平均値に近い大きさ、マンション54.65m²、戸建て105.99m²(ベランダを除く)でつくってみました。
また、吊るしてある服もかなり場所をとります。1ラックの幅が87cmなので3.4ラックでは295cmもの幅をとります。さらに、普段使わない布団はしまうところをあらかじめ確保しておかないといけません。しかし、現状のマンションでは意外と難しいかもしれません。
さいごに(まとめ)
間取りに落としてみると意外とすっきりおさまりました。
しかし実際のお宅では、今回のアンケートでお聞きしたもの以外にもさまざまなものがあります。人それぞれ、趣味の物や長い年月をかけて貯っていってしまうものなどもあります。
また、吊るしてある服はスペースをずいぶんとることもあらためてわかりました。たたんでしまうと効率的にしまえますが、それも大変です。洗濯物も部屋の中に干したりすると場所をかなりとるようです。このあたりのスペースにも工夫が必要です。
もう一度身のまわりのものを見渡して、一度棚卸しをしてみてはいかがでしょうか。上手な収納のコツは、物の量を平均値以下に保つことかもしれません