
陽の家 No.22
自分のライフスタイルに合わせてつくりあげていく住まいだから、ここに暮らしたい。そう思いました
陽の家 | 2025.9.2
綺麗な芝生の中に建つ「陽の家」は、Wさんが父親として娘に「長く暮らしていける家を」という思いでつくった住まい。建築を学んだWさんの描いた間取り図をベースに、娘さんの希望もしっかりと盛り込んだ「陽の家」は、明るく開放感があり可変性の高い住まいとなりました。「住み心地は最高です」と語る娘さんは、ご友人たちとの時間を楽しみながら、将来にも思いを馳せていらっしゃいます。父娘の希望がこもった「陽の家」にまつわるお話をおふたりに伺いました。
千葉県木更津市にある「陽の家」W邸は、広々とした敷地に建つお宅。大きなウッドデッキには、元からあった庭石が顔を見せ、優雅な雰囲気をかもし出しています。

■建物概要
ご住所:千葉県木更津市
竣工年月:2024年12月
延床面積:104.34m²(31.56坪)
■ご家族構成
単身
「一歩入った瞬間に、木の香りがほのかにしたことがとても印象的でした」
W邸にお住まいになっているのは、Wさんの娘さん。普段は敷地内の母屋に暮らすWさんが、父親として社会人となったお子さまに「長く暮らしていける住まいを」という思いで「陽の家」を建てました。
暮らしはじめて約半年。「住み心地は最高です」と娘さんは笑顔で語ります。
「住まいのことを考えだしたときに『陽の家』のパンフレットを見たんです。シンプルなデザインが気に入って、有明のモデルハウスに見学を兼ねて訪れました」
きっかけをそう振り返るWさん。「陽の家」をひと目見て、魅了されました。
「平屋で段差がない、木を使った外壁がいい、という当初の希望どおりの住まいでした。デッキを通して室内と屋外が緩やかにつながっているところも気に入りました。モデルハウスのサイズ感も自分の想定とほぼ同じだったんです」
Wさんは早速、娘さんにも相談。同意を得た上で、大学で建築を専攻したことを活かして、間取り図を自ら描き上げ、再びモデルハウスに相談に行きました。
「一旦預かってもらってプロの視点で検討してもらったのですが、嬉しいことに修正がありませんでした。これだったらいい住まいができる、と一気に気持ちが傾きました」
そう語るWさん。一方の娘さんも「陽の家」のことがすっかり気に入りました。
「モデルハウスに一歩入った瞬間に、木の香りがほのかにしたことがとても印象的でした。シンプルなデザインや間取りにも好感を持ちました。あらかじめ決められているのではなく、自分のライフスタイルに合わせてつくりあげていく住まいだと感じられて、ここに暮らしたいな、と思いました。他と比較検討する必要も感じませんでした」
その後、断熱や防音といった性能面についても理解を深めたおふたりは「陽の家」で新たな住まいをつくることを決めました。初めてWさんが見学に赴いてから2ヶ月弱というスピーディーさでしたが、打ち合わせなども密度濃く行ったので、十分に納得しての決定でした。
「遊びに来た友人たちが『ずっとここにいたい』なんて言ってくれます」
「間取りは、有明のモデルハウスをベースにしています。気を配ったことは、玄関のスペースを大きく取ることや、水回りの配置などですね。動線が確保されていて、普段の生活がストレスなく送れることも意識しました」
そう語るWさんに、娘さんも話を継ぎます。
「通気性を高くする意味合いもあって、開放感のある間取りにしてもらいました。あと、キッチン周りは、可動式の棚を設置して収納スペースを多くして、すっきりとした見た目になるように気を配りました」
長く快適に暮らすことを主眼に置いて完成した「陽の家」。実際に暮らしはじめて、性能の高さにはひときわ驚いている、と娘さんは話します。
「窓を閉めると、外の音が入ってこないので、とても静かに過ごせます。少し前に暴風雨が来た時も朝まで気づかなかったほどです。断熱性能も高いので、冬や夏もエアコンを稼働させれば、すぐに快適な室温が保たれます。以前の住まいでは考えられなかったことです」
陽光がたっぷり入ってきて、室内が明るいところも気に入っているそう。たっぷりとスペースをとったキッチンで料理をする時間も楽しい、と続けます。
「以前から友人たちを大勢呼んで『合宿』みたいに時間を過ごすことが多いのですが、格段に過ごしやすくなりました。朝起きて、キッチンでサンドイッチとカフェラテをつくって、リビングダイニングやウッドデッキで、みんなで朝ごはんを食べたりするひとときが、本当に楽しくて。友人たちが『ずっとここにいたい』なんて言ってくれると、とっても嬉しく感じます。先日、父が焚き火台を買ってくれたので、涼しくなったら庭で楽しむつもりですし、今後はピザ窯なども設置して、料理をもっと楽しみたいと考えています」
「娘にとって暮らしやすい住まいになったんじゃないかと思います」
楽しそうに話す娘さんを、笑顔で見守るWさんは、忙しい日々の合間を縫って「陽の家」を訪れて、親子での食事を楽しんだりしているそう。
「完成のイメージが、私たちふたりともはっきりしていたから住まいづくりもスムーズに進めることができたし、娘にとって暮らしやすい家になったんじゃないかと思います。間取りの可変性の高さも気に入っています。将来、もし娘が結婚などでここを出て行ったら、間取りを少し変えて居心地の良いカフェをはじめたいな、なんてことも考えたりしています」
Wさんがそう話すと、娘さんも再び言葉を継ぎます。
「私は、ここに住んでくれる旦那さんを探すのが目標です。一緒に暮らす人が増えてもいいように、余白を多めにとったレイアウトにもしています」
自由に仕切れる一室空間だから、様々な使い方が出来る「陽の家」は、家族のこれからが楽しみになる住まい。そして、次の世代にのこす資産としての価値もある……。
そんなことを実感させてくれるWさん親子の「陽の家」からは、ずっと明るい笑い声が響き続けることは間違いなさそうです。