陽の家 No.8

これからの暮らしに合わせて自由に変えながら楽しみたいです

陽の家 | 2023.10.3

青い空にグレーと木の外壁のコントラストが美しい「陽の家」H邸。南のウッドデッキ側には遮るものがないため、季節を問わず心地のいい風と自然豊かな景観を楽しむことができます。ご家族はこの家に住んで1年が経ちました。

■建物概要
ご住所:群馬県高崎市
竣工年月:2022年4月
延床面積:103.92m²(31.43坪)
■ご家族構成
ご夫婦+お子さま1人+犬

もともとは「新築よりもお手頃な予算感で自分たちの作りたい家が作れるのではないか」と考え、リノベーションを検討していたご夫婦。その頃から「無印良品の家」の存在は知っていました。

「古民家を自由に改築したい気持ちがあったので、実際にリノベーションを検討してみると改修する部分が多く、新築が建つほどの金額になりました。そこで新築を検討するようになり、ハウスメーカーや工務店などの展示場を見に行きました。しかし、モデルルームでいいなと思っても結局は提示以上の金額だったり予算内だと自分たちがやりたいものが入っていない普通の家になったり。モデルルームとイメージの差が大きいところが多かったです。」(ご主人)

なかなか理想的な家に出会えない時期を送っていたご夫婦。そんな中、もともと知っていた近所の「無印良品の家」のモデルハウスを見学することになります。実際に見に行ってみると吹き抜けや性能、価格帯に好印象を抱きました。しかし、即決はできず、他とも並行しながら家探しを続けていきました。

「でも、途中から他社と比べる時に『無印良品の家』を基本として比べている自分たちがいたんです。工務店さんに『陽の家みたいな家を建てられますか?』と聞いたくらい(笑)。その頃には『無印で建てたい』という気持ちに気付きました。私が平屋に憧れていたので、『陽の家』のモデルハウスを見て平屋でこんなに大空間が作れるのかと衝撃的なひとめぼれをしたんです。やりたいことや好きなデザインがほとんど入っていて完璧だったので、もう『陽の家』しかないと思いました。」(奥さま)

「他の工務店やハウスメーカーはざっくりとした予算しか出てこなかったので、自分たちの作りたい家だといくらになるのかわからないことが多かった。しかし『無印良品の家』は最初のプラン提案から最後の契約まで金額を提示してくれたし、最初の見積りと契約の見積りにそこまで大きく差額がなかったのも信頼できましたね。」(ご主人)

ただ「陽の家」に心は傾いていたものの、ネックになったのが土地の広さです。そこでご夫婦は「広い土地が見つかれば『陽の家』に、見つからなければ『木の家』に」として、土地探しとプランを同時並行で進めていくことになりました。

「なかなかいい土地が見つからずに時間だけが過ぎていき、このまま『木の家』になるかなと思っていたんです。しかし、この土地が出てきたことで即決。その日中に無印良品の家 高崎店の担当者さんにも連絡をして『陽の家』を作れるのかと確認しました」(奥さま)

こうして紆余曲折ありながらも自分たちの理想的な家と土地に出会えたご夫婦。奥さまがひとめぼれした「陽の家」で家づくりを進めていくことになりました。

大開口の窓、勾配天井、無垢の床、ウッドデッキなど「陽の家」の標準仕様がすでに自分たちが求めていた理想だったとご夫婦は振り返ります。

「もともとキッチンは『窓の家』のタイプを希望していました。しかし外国製の大きな食洗機は絶対に取り入れたかったのでこのキッチンになりました。洗面所は家族の誰かがお風呂に入っているときでも使えるように脱衣所と別にして、2人が同時に立てるように広めにしました。」(奥さま)

子ども部屋の隣には書斎を作りました。本の収納スペースがほしかったことと、客間としても機能できる部屋は確保しておきたかったんです。客間としてだけでなく、書斎、家事スペースにもできるので多目的に使える使い勝手のいい部屋になっています。

冬はスキー、夏はキャンプとアウトドア好きなご家族。新築当初、広い土間玄関にはアウトドア用品を置いていましたが、今は、この家を建てた後に迎え入れた愛犬の寝床に。スキー板や自転車などを収納せずにあえてリビングに置いていても、インテリアとして機能してくれるのは『陽の家』が持つ開放感があるからこそ。

「各部屋にエアコンをつけようとしていましたが、冬も夏もエアコン1台で済むほど断熱性が高いです。冬も一度各部屋のドアを開放して家全体が暖まったら、その後はドアを閉めてもずっとどの部屋も暖かいです。日中は日差しもぽかぽかでTシャツで過ごせるほど。春や秋の涼しい日は窓を開放して気持ちのいい風を感じています。」(奥さま)

奥さまは日差しが入るリビングの床でごろごろする時間がお気に入り。ご主人はお風呂上りにウッドデッキの椅子に座り、風を感じながらアイスを食べることが好きなんだそうです。

「ウッドデッキではコーヒーを飲んだり電車が通る景色を眺めたりしています。目の前の畑はお米が植えられているので季節を感じることもできて趣深いですね。」(ご主人)

広い土間で自転車のメンテナンス作業をしたり庭の芝生も自分で植えたりとものづくりやDIYもお好きなご主人。お子さんがスケートボードをしたり親戚を呼んでBBQをしたりしている庭のコンクリート部分は、今後ウッドデッキを伸ばそうと考えているそう。

「まだ余白のある庭ですが、住みながら自由に植栽しようと考えています。他にも玄関土間付近の天井には金具を設置してもらったのでいつかそこにハンモックチェアをひっかけて楽しみたいですね」と笑顔で語ってくれたご夫婦。自分たちの理想の暮らしを模索する楽しみはまだまだ続きそうです。