陽の家 No.3

気に入った地で、気に入った家に住むことが実現しました

陽の家 | 2022.11.8

大分市にある「陽の家」M邸は、自然豊かな周辺の風景に溶け込んだ、やさしい風合いの外観が印象的なお宅です。Mさんご夫妻が、この住まいで暮らしだして、半年ほどが経ちました。

■建物概要
ご住所:大分県大分市
竣工年月:2022年4月
延床面積:95.23m²(28.8坪)
■ご家族構成
ご夫婦

「引っ越しにまつわるさまざまなことが、ようやくひと段落して、新しい家での暮らしを楽しんでいるところです」と話すご夫妻が、この地で「陽の家」に住むことになったきっかけは「直感」でした。
「夫の仕事柄、全国各地に転勤をしていたのですが、大分は、住みだした当初から『いい土地だな』と感じました」と言う奥さまに、ご主人も言葉を継ぎます。
「今後も転勤はあるかもしれませんが、この地を『私たちの拠点』にしたいな、と思ったんです」。

そう決めたご夫妻は、家探しをはじめることに。

「どういう家に住みたいか考えていたときに、『無印良品の家』の存在を思い出し、戸建ての購入に興味を持つようになりました。もともと、無印良品の商品を愛用していましたし、『無印良品の家』のこともメールマガジンで知ったと思います。『陽の家』が素敵だなと思って調べたら、由布市湯布院町にある大分店にモデルハウスがあったので、見学に行くことにしました」(奥さま)。

さっそく訪問したご夫妻は「陽の家」にすっかり魅了されました。
「入った時の空間の広がりや、室内と外観のコントラストが素敵でした。もう、住むならここしかない、とそのとき、思ったんですよ」と笑う奥さま。その「直感」に同意しつつ、ご主人はディテールにも目を向けました。

「妻と同じく、僕もデザイン全般がすごくいいと思いました。その上でなるほど、と感心したのが性能面でした。スムーズに開閉できる大きな窓があって、庭と室内が緩やかにつながっているようなつくりにもかかわらず、窓を閉めれば断熱や遮音がしっかりできる、さらに、室内の風の通り方や、夏には日差しをさえぎり冬には陽光が室内に入ってくるように設けられた『軒』など、よく計算して、適切に自然を取り込んでいるな、と思いました。ここまで考えて建てられた家だったら、長く心地よく暮らせるだろうな、と感じました」。

「気に入った地で、気に入った家に住む」というシンプルなアイデアを実現したい。そんな思いで一致したおふたりは、「陽の家」に住むことを決めて、担当者とも具体的な話をしていくように。並行して「以前からいいなと感じていました」(奥さま)というエリアで、土地探しも進めました。

ほどなくして、ご夫妻の条件に合致した土地も見つかり、はじまった家づくり。間取りは、ベースプランを踏襲しつつ、随所におふたりの希望を組み込みました。

「お互いに畳の肌触りが好きなので、畳敷の部屋を設けました」。

「近しい人が訪ねてきたときに泊まれるように、他の部屋を通らずにバスルームやトイレに行けるようにしましたが、普段はLDKや玄関ホールとの間仕切りを取って、広々とした一室空間を確保できるようにもしています。収納スペースを設けたり、水まわりを中心に家事動線を意識することで、すっきりとした空間でストレスなく過ごせるように気を配りました」。

「室内と外をつなぐ『ウッドデッキ』は、趣味の燻製造りなどができるように大きくとることも考えましたが、あえて標準仕様にしました。庭の広さを確保したかったのと、縁側みたいに、縁に腰掛けてのんびり過ごしたいな、と考えたんです」。

担当者とも相談を重ねて、ディテールを一つずつ決めて、完成した住まい。その住み心地は、上々だとおふたりは口をそろえます。

「快適なので、お互いに家にいる時間が増えましたね。この夏も1台のエアコンだけで、心地よく過ごせました。何気なく窓を開けると、あまりに暑くて、室内とのギャップに驚いたことも何度かありました。トリプルサッシの窓をはじめとした断熱性能の高さを実感しました」(ご主人)。

「窓を開けたら、風の通りがいいところも気に入っています。照明の位置にも気を配ったのですが、勾配天井の効果もあって、開放感がある室内になりました。以前から集めて使ってきた、北欧や民藝の食器や家具、アート作品などともよく調和して、落ち着く空間になったと感じています」(奥さま)。

リビングや、ウッドデッキに座りながら見る風景もおふたりのお気に入りだそう。

「夏に開催された花火大会も、ここから見物できました。あと、夕方ににわか雨が降ると、高い確率で空に虹がかかるんですよ。それを眺めていると、この住まいにしてよかったなと思います」。

ご夫妻は笑顔でそう語ってくれました。

※掲載写真は取材時のものであり、現在はご採用いただけない仕様もございます