可変性の高さを活かして、作り込みすぎなかったことが良かったと感じています

陽の家 | 2024.6.4

和歌山県有田川町にある「陽の家」T邸は、庭や周囲に広がるみかん畑の緑と調和が取れた外観が印象的なお宅。明るい色調に統一された室内も、住み心地の良さを感じさせます。
Tさんご家族はご夫妻と就学前のお子さまの3人家族。「陽の家」で暮らし出してもうすぐ9か月が経ちます。

■建物概要
ご住所:和歌山県有田郡
竣工年月:2023年9月
延床面積:96.88m²(29.3坪)
■ご家族構成
ご夫婦+お子さま1人

「もともと、ふたりとも無印良品の製品が好きで、洋服や家具などを愛用していました。家探しを始めた時に、無印良品が家も手がけていて、当時住んでいたマンションの近くにモデルハウスがあることを知って、連れ立って見学に行くことにしました」(ご主人)

ご夫妻が住まい探しを始めたのは、ご主人の地元に戻り、ご実家の敷地内に家を建てることを決めたからでした。当初から、穏やかな周辺の風景にも合った住まいということで、平家を探していたそうです。

そんなおふたりは、初めて見学した時から「陽の家」に好印象を抱きました。

「シンプルで飽きがこないデザインだな、というのが第一印象でした。開放感のある室内も使いやすそうでしたし、今はもちろん、数十年経ってからも、お気に入りであり続けるような住まいになるんじゃないかな、と感じたんです。ひと目惚れですね」

ご主人の言葉に奥さまも続けます。

「その後、説明を受けたりしながら、調べていく中で、耐震性をはじめとした家としての性能の高さを実感するようになりました。しかもオプションではなく、標準仕様としてそれらが設定されているところにも信頼感を持ちました」

他の住宅メーカーと比較検討をしつつ、見学会に参加したりホームページの施工事例を見たりして理解を深めていったご夫妻は、次第に気持ちを固めていきます。

「住まいづくりにおいて、やはり安全性が最優先すべきポイントであることを夫婦で確認し合いました。また、床材や外壁などといった仕様が、セレクトされた中から選べるようになっているところも、私たちにとっては大事なポイントでした。無印良品というフィルターを通しているから、どんな組み合わせにしてもおしゃれにはなるからあまり悩まなくてもいいだろう、と安心できましたから」

そう語るご夫妻は、第一印象から始まり、さらに理解を深めていく中で、家づくりへの姿勢やデザイン、そして無印良品というブランドを信頼できたことが最終的な決め手となって「陽の家」での家づくりを選択しました。

家づくりは「可変性を意識しつつ開放感のある住まいに」というテーマをベースに、細部を決めていきました。

「玄関の脇や浴室のそば、キッチンにもスペースを設けて、まとめて収納ができるようにしました。収納家具も多用して、室内をすっきりとした見た目にすることと、家族が最も時間を過ごすリビングスペースを広く使えるようにすることを意識しました。キッチンは適度に独立したスペースでありつつ、料理の最中にリビングが見渡せるような間取りにもして、子どもたちの様子が常に分かるようにしました」(奥さま)

「風呂やトイレを独立させることで、落ち着いた気分で暮らすことも意識しました。また、緑の多い周辺の環境に調和させたかったので、外壁の素材や色などにはひときわ気を配りました。庭も緑を効果的に使って、穏やかな雰囲気が出るようにしました。」(ご主人)

担当者たちとも何度も打ち合わせを重ねながら、完成した「陽の家」。その住み心地には「満足しています」とご夫妻は口を揃えます。

「換気扇などの機器の位置にも気を配ったのですが、ほんの少し手をかけるだけですっきりとした雰囲気になりました。想像を超えて良かったのは、収納スペースも含め玄関を広くして、大きな窓も設置したことですね。子どもを連れていても、明るい光の中でストレスなく家に出入りができています」(奥さま)

「ウッドデッキを当初考えていたよりも活用しています。天気の良い日は子どもを遊ばせていますし、ここでみんなで食事をしたりしています。冬にはこたつを持ち出して、みんなで温まりながら外でのひと時を楽しんだりもしました」(ご主人)

おふたり揃ってアウトドア好きなこともあり、家族で庭でのキャンプも楽しんでいるそう。

「子どもの成長に合わせて、庭でスポーツができるようにすることも考えています」
と語るご夫妻。住まいも「可変性の高さを活かして『作り込みすぎなかった」ところが良かった」と話します。

「水回りや外壁など変更できないところに関しては悩みましたが、間取りなど『後で変えられるところ』に関しては、将来子ども部屋をつくったりすることも考慮して、気軽に変更できるような『余白』を残しました。ライフスタイルに合わせての変化に加えて、経年による変化も楽しみです。住み心地が良いから、気持ちにも余裕ができて、将来のことを視野に入れながら充実した日々を送れているのだと思います。『陽の家』にして良かったなと実感しています」

※掲載写真は取材時のものであり、現在はご採用いただけない仕様もございます