泉北茶山台二丁団地 入居者座談会

MUJI×UR団地リノベーション | 2023.4.27

プロフィール

Aさん
在住歴8年。奥さまと2人暮らし。「MUJI×UR」のイベント運営にも積極的に携わりながら、誰にとっても住みやすい団地づくりにも意識を向ける。
Mさん
在住歴10年。ご主人と就学前の長女の3人家族。「MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト」最初期に入居、在住中にお子さまを授かる。ご夫妻揃ってインテリア全般が好き。
Kさん
在住歴5年。ご主人と小学生の長女の3人家族。スキルを活かして「MUJI×UR」のイベントにワークショップの講師として参画するなど、団地の取り組みにも意欲的。

ーー今のお住まいに入居されたきっかけをお聞かせください。

Aさん
インターネットで偶然募集を見つけて応募しました。ちょうど妻と結婚を考えていて、住まい探しを始めていたところでした。抽選に当たったときの嬉しい気分は、今でも思い出せます。
Mさん
Aさんのお宅と同じで、結婚を機に新居を探し出したタイミングで見つけました。夫婦ともに、ひと目で「素敵なデザインだなあ」って感じました。私たちも、抽選に当たった時は嬉しかったですね。
Kさん
以前もURの団地に住んでいて「茶山台」で「MUJI×UR団地リノベーション」プロジェクトが行われていることも知っていました。「住んでみたいな」と思っていたところ、偶然、夫の勤務先が近くになったので、もしかしたら、と思って問い合わせたら「1戸だけ空いています」って。こんな運の良いことがあるなんて、と思いました。

ーー泉北茶山台二丁団地には、どのような印象をお持ちでしょうか。

Mさん
下見に訪れた時から「茶山台」の雰囲気が気に入りました。自然が多くて、ここに住み出してから授かった娘と、敷地内を散歩するひとときも楽しいですね。
Kさん
私も「茶山台」の自然豊かな環境が気に入っています。幼少期に団地に住んでいた経験もあると思うのですが、住んでいる方々との適度な距離感もいいなと思っています。
Aさん
おふたりがおっしゃるように、緑が多くて居心地がいいですね。個人的には、団地の中のある坂道が特にお気に入りで、木々が茂る道を、よく散歩しています。
Mさん
集会所の脇の道ですよね。この道は私も好きで良く通ります。

ーー皆さん長くお住まいになってこられていますが、実際の住み心地はいかがでしょう。

Mさん
明るさと風通しの良さがものすごく心地よいですね。晴れた日の朝に窓を開けた時には「幸せだなあ」って感じています。
Kさん
それ、分かります(笑)。我が家も、窓を開けると、木々が目に入ってくるんです。葉っぱの緑などで四季を感じることができる。そんな団地の環境と「MUJI×UR」のシンプルで飽きのこないデザインが組み合わさることで、心地よい住環境になっていると思います。
Aさん
我が家も住み心地には満足しています。妻はここにずっと住んでいたいと言っていますし、僕も長く住んでいきたいと思っています。もし、家族が増えるなどして、転居も考えるようになった時も、広めの「MUJI×UR」の部屋があったら入りたいな、なんて考えています。

ーーちなみに、MさんとKさんのお子さんたちにとっても、住み心地は良さそうですか?

Mさん
「この家が一番好き」って言い切っています。彼女、ここ以外のところに住んだことはないんですけれど(笑)。
Kさん
うちの娘もとても気に入っていますね。キッチンでダンスしたり、お友だちとおもちゃを広げて遊んだりして、家中を自分の部屋みたいに使いながら、2歳からの5年間を過ごしてきました。彼女の成長に合わせて、春から戸建に引っ越すのですが、ここを離れるのが「むっちゃ寂しい!」と言っています。
Aさん
僕たちもKさんご家族がいなくなるのは、寂しいなあ。
Kさん
私も「茶山台」はとても好きな場所になったので、これからもイベントなどでお伺いしようと思っています! あと実は、新しい住まいも「MUJI×UR」のイメージを踏襲していて、内装はシンプルで、床材などには天然素材を使っています。レイアウトの可変性の高さも意識した住まいなんですよ。

ーーお住まいになっていく中でレイアウトの変更はされてこられましたか?

Mさん
子どもが生まれてから、家具のレイアウトなどは大きく変えました。リビングの壁ぎわに棚を設置しておもちゃなどを置けるようにしたり、リビングにはコルクのシートを敷いて、子どもが遊べるスペースにしたりもしています。シンプルで可変性の高い間取りだから、ライフスタイルの変化にも合わせやすい住まいだと思います。
Kさん
我が家も、折に触れて備えつけのテーブルやベンチなどを移動して、模様替えをしてきました。コロナ渦で外出できなかった時には、備え付けのベンチをソファの前に置いて、飛行機の座席に見立てて、娘がお弁当をカートで運ぶ『CAさんごっこ』が、流行りました(笑)。どこにも遊びに行けない分、レイアウトを変えたりしながら、工夫して過ごしたことも、今となってはいい思い出になっています。
Aさん
我が家は、最初のレイアウトからほぼ変えていないです。キッチンの収納用の棚などは、増やしたり置き方を変えたりはしてきていますけれど、根本的に不便を感じていないんですよ。

ーー気に入っている仕様などがあれば、お教えください。

Mさん
細かいところなのですが、カーテンの上の棚が好きですね。かわいい置物を飾ったりできるので、ディスプレイっぽく使っています。
Aさん
うちもそう。あそこにメッセージカードを置いたりしています。あと「欄間」の枠組みも重宝しています。デザイン的にも好きなのですが、あそこに洗濯物をちょっとかけたりしているんですよ。
Kさん
ああ、 うちもそうやって使っています(笑)。
Aさん
リビングとキッチンにある電球も、シンプルな部屋の雰囲気に合っていて、気に入っているんですよ。私の中の「この家の好きなところランキング」で8位くらい(笑)。
Mさん
私たちの家は、2ヶ所ある電球の色味を変えて、状況や時間帯に応じて使い分けていますね。
Aさん
なるほどなあ。そうやってアレンジや工夫をすることで、自分たちの好みに細かく合わせられるところが、「MUJI×UR」の住まいのいいところだと思います。

ーー泉北茶山台二丁団地では、「MUJI×UR」によるリノベーションの幅を団地の共用部にまで拡大し、地域コミュニティの形成にも取り組む「団地まるごとリノベーション」プロジェクトを進めています。泉北茶山台二丁団地でも、屋外共用部などの改修を行いつつ、敷地内の広場を使ったイベント「となりのひろばを使ってみよう」などを行っています。以前からイベントにも積極的に関わってくださってきたお三方は、そういった試みをどうお感じになりますか?

Mさん
団地や地域の皆さんが集えるようなスペースができれば、より暮らしやすい場所になると思います。イベントも人のつながりが生まれるから大歓迎ですね。私自身、イベントをきっかけに様々な方とお話をして、新たな人間関係ができましたから。
Aさん
この団地が持つポテンシャルをより引き出せるようなリノベーションができたら、と思います。例えば、団地の中心部にある「集会所」も、多世代の方々が集える場所として、より積極的に活用できたら、なんて考えたりもします。
Kさん
確かに、子どもたちが遊べるようなスペースとして活用したりもできそうですよね。
Mさん
それ、素敵ですね! 住んでいる人たちのさまざまな意見を反映しながら、世代を超えて、皆がより気軽に集えるようなスペースやイベントを作り上げていければいいな、と思います。

ーーこれから「MUJI×UR」の住まいで暮らすことを考えていらっしゃる方々に、「先輩」の皆さんからメッセージをいただけますか。

Aさん
新しい生活を始める方々の住まいとしても、長く暮らしていくための住まいとしても適していると思います。中でも、家で過ごす時間を大切にしたい方たちとは、とても相性の良い住まいじゃないかな。この心地よさが「当たり前」になる暮らしは、他に代え難いと思います。
Kさん
シンプルなデザインなので、自分たちの好みの住まいにしやすいと思います。Aさんのおっしゃるように、おうち時間が好きだったり、インテリアに興味を持っている方たちだったら、アレンジなども楽しみながら、心地よく暮らせるのではないでしょうか。
Mさん
明るくて風通しの良い住まいで暮らすのは、私の憧れでした。今でも、家に帰ると「ああ、ここにしてよかったな」と感じるんです。「MUJI×UR」の住まいには、長く心地よく暮らせるだけの大きな「魅力」があると思います。

ーー本日はありがとうございました。泉北茶山台二丁団地は「MUJI×UR団地まるごとリノベーション」の舞台として、今後ますます暮らしやすい団地を目指して発展していく予定です。今後も皆さんに協力していただきながら、地域全体を盛り上げてきたいと思います。