窓の家 No.14

窓から街を一望できる家

窓の家 | 2013.4.16

岡山県倉敷市、眼下に倉敷の街を望む高台の住宅地に建つ窓の家。
「バルコニーがお気に入りの場所です。とくにここから見える夜景が大好きです」と、この家に暮らすFさんご夫妻。

Fさんが住宅購入を考えはじめたのは今から5年程前。
「その頃は社宅に住んでいたのですが、そこを出るまでの期限があと3年と迫っていました。会社の先輩からもそろそろ住宅購入について考え始めた方が良いというアドバイスをもらい、少しずつ情報収集を始めたのです」(ご主人)。

無印良品の家を知るきっかけは、奥様が目にした無印良品のウェブサイト。「以前からよく無印良品ネットストアを利用していたので、その存在は何となく知っていました。写真で見る印象が素敵でした」という奥様。

■建物概要
ご住所:岡山県倉敷市
竣工年月:2012年6月
延床面積:95.22㎡(28.80坪)
■ご家族構成
ご夫婦+モモンガ(ペット)

「ある日、無印良品の家 岡山店の近くに行く用事があり、その際に実際にモデルハウスを見学してみることにしました。
「モデルハウスの第一印象はカタログなどで見たイメージ通り。作りは思っていたよりもちゃんとしているなと感じました」。
「その後、私の母にも見て欲しくて一緒に見学に行ったのですが、収納の使いやすさに感心していました」(奥様)。
「それまでにいろいろな住宅会社のモデルハウスを見てまわりましたが、どれも自分たちの暮らしを想像することができませんでした。でも、無印良品の家は違いました。家の大きさや暮らし方などに現実味がありました」(奥様)。

「妻にそう言われると、確かにその通りだなと思いました。僕一人で考えるとついつい夢が膨らんで現実離れしてしまうので(笑)」というご主人。またご主人は「家に対する夢が膨らむのと同時に、こんな自分でも家を建てられるのかなという不安もあった」といいます。

「でもお金の話など、不安に思っていることを担当者が丁寧に説明してくれたのです。そのことが、具体的に家づくりを進めることになった大きなきっかけです」(ご主人)。
「モデルハウスへはいつも気軽に世間話をしに行ける感じで良かったです」(奥様)。

こうして家づくりをスタートさせることになったFさんご夫妻ですが、その時点で住宅購入用の資金はゼロ。「家を買うと決めてから、がんばって二人で貯めました。やればできるものだなと思いました(笑)」(ご夫妻)
土地探しはスムーズだったといいます。
「この場所に決めたのは、何と言ってもこの景色の良さですね。近所に会社の同僚が住んでいたことも大きかったです」(ご主人)。

土地が決まると次は家のプランニング。
F邸のプランは、1階にリビング、ダイニング、キッチン、そしてご主人の趣味の物を置くためのプライベートルーム(書斎)。2階には、趣味の洋裁をする作業スペース、寝室、バス・トイレ・洗面室、クローゼット、インナーバルコニーがあります。
「バスルームを2階にしたのは、プライベートな空間とパブリックな空間を分けるため。私が来客の多い家で育った影響なのかも知れません」(奥様)。

奥様がこだわったのは間仕切りの無い一室空間。
「将来、使わなくなる部屋ができるのが嫌なので、暮らしをイメージしながら生活動線を考えました」(ご夫妻)。

「完成した家は、思い描いていたとおりです。不満は無いです」というご夫妻。
「自分の部屋ができて嬉しいです」(ご主人)。
「スケルトン階段とキッチンがとくにお気に入りです。ステンレスのキッチンは、使い込んでいくと格好良くなるだろうと直感的に感じました」(奥様)。
「経年変化が楽しみ」というステンレスキッチンの周辺からは、Fさんの丁寧な暮らしぶりがうかがえます。
シャープな印象ながら暖かみのあるダイニングテーブルは奥様のお父様がつくった物だとか。

「以前の住まいは北側にも部屋があり、昼間でも暗かった。この家はどこにいても明るいのが良いですね」(ご主人)。
「夏も冬もエアコン1台ですごしていますが、以前と比べて光熱費は5千円〜7千円程度安くなりました」(奥様)。

「普段は2階にいることが多いです。仕事から帰って来てビールを飲んでゆっくり過ごすのが良いですね」とご主人。
「夜のバルコニーは最高。泊まりに来た友人からも評判が良いです」(ご夫妻)。

ご主人いわく、「これから家を建てる人にアドバイス。男性は夢に走りがちなところがあるので、細かいプランニングは妻に任せた方が良いですよ(笑)」とのこと。
「これから自分たちで庭をつくりたいです。畑にするのも良いですね」と新たな夢を膨らませるFさんご夫妻でした。

※掲載写真は取材時のものであり、現在はご採用いただけない仕様もございます