木の家 No.193
ほとんどの希望が叶った理想の家になりました
木の家 | 2022.3.1
青森県八戸市にある「木の家」Y邸は、鮮やかなブルーの壁が目を引くお宅。駐車場や外構も広々としており、悠然とした雰囲気があります。ご夫婦はこの「木の家」に住んで約3年が経ちました。
もともとご結婚前から家を建てたい思いはあったものの、特にこだわりはなかったため「建売住宅でもいいと思っていました」とご主人は振り返ります。そんな中でご夫婦は、八戸市の「無印良品の家」青森店ができたときに初めて無印良品の家の存在を知りました。家具や雑貨などで無印良品のアイテムは使っていて生活に馴染みがあったので、無印良品で家を建てることには抵抗はなかったと言います。
「『無印良品は好きだけど、本当に建てられるのかな?』という思いはたしかにありました。せっかくオープンしたのだから行ってみようということで、夫婦で気軽な気持ちでモデルハウスを見学。モデルハウスを見た印象はまず、外観が私の好みドンピシャだったんです。人によっては倉庫のような印象を受ける人はいるかもしれませんが、私はシンプルで無機質なデザインがとても好みでした」(ご主人)
そして中も見学すると、ご主人は「絶対にこの家にしたい!」と即決。見学したのは3月で青森はまだまだ寒い時期でしたが、エアコン一台でちゃんと温かいことに奥様もとても驚いたそうです。
「それまで暮らしていた建物は冬の寒さが大変でした。温かい家を求めていたので、断熱性もとても気に入りました」(ご主人)
実はご主人がもともと求めていたのは完全に個室が区切られ、自分だけの空間があるような家。内装もコンクリートが打ちっぱなしになっているような無機質なデザインが好きでした。
「でも実際に見学してみると、開放的で壁がないのは新鮮で、『逆にこれはこれでいいな』と感じました。木目が見えている内装も、斬新に感じて気に入りました」とご主人。実際に見学したことで実際に自分たちが住むイメージが目に浮かび、「木の家」ならではの間取りやデザインのよさに気付いたのだとか。
「無印良品の家」で建てると決めた後は、他の住宅メーカーは一切検討しなかったというご夫婦。奥様のご実家の土地に建てることも決まり、ネットで過去の施工例や情報をたくさん調べながらプランニングをスタートさせました。
間取りや家具の配置について奥様からの要望はあまりなかったそうで、「すべて私が決めました」というご主人。プランニングの際には、事前に考えていたご自身の希望を書いたメモを用意していたそうです。
「前の家は1台分がギリギリ停まるくらいだったので、広い駐車場は絶対に欲しかったです。今は駐車場脇にある物置にはバイクを収納していて、夫婦ともにバイクを楽しんでいます。またモデルハウスを見て取り入れたかったのが広めの玄関土間。今は簡単なDIYを行うスペースとして使ったりバイクのメンテナンスを行ったりしています」(ご主人)
2階にある置き畳スペースは、もともと個室を求めていたご主人の希望が反映されています。こたつを置いて空間演出もバッチリ。奥様はほとんど使わず、ご主人が一人でのんびり過ごせるお気に入りの空間です。
「ウォークインクローゼットも希望通りです。今ではあまり洋服を買わないことに加えて年に2回ほど整理する習慣をつけているのですっきり収納できています。もともと整理ができる性格ではありませんでしたが、この家に住み始めて物の整理や考え方がガラっと変わりました。この家に合う生活をしようという気持ちになっていますね」(ご主人)
キッチン脇には掃除機置きと奥様が自由に過ごすためのスペースも作りました。1畳分と狭い部屋ですがしっかりくつろげ、使い勝手のいい部屋になっています。そのほかにも広めの洗面所やBBQができるテラスなど、ほとんどが希望通りの間取りになりました。
Y邸で特徴的なのが、リビングとダイニングの間という階段の位置です。これはカタログにも載っていたので採用したそう。端に寄せることが当たり前と思いがちな階段ですが、こうすることでリビングとダイニングを緩やかに区切ってくれています。
「2階端にある大きい窓は担当者の提案で設置しました。八甲田山や花火大会の花火も見え、高台ならではのいい景色を望むことができます。また主寝室には洗濯物の部屋干しができるように物干し掛を吊り下げました。外にも洗濯物干しはありますが、日中は家にいないので基本的にはここで部屋干し。サーキュレーターで回せばしっかり乾きます」(ご主人)
キッチンには扉をあえてつけず、クローゼットと同じように見られてもいい状態を保てるようにオープンにしました。扉がない分の奥行を少し詰めてコンパクトにし、使い勝手のよさを実現。
「ほとんど希望を叶えてくれたので、初期のプランから大きく変わったところはありませんでした。さまざまな設備も特に悩むことはなく、ある程度決められた中で自分の好きなものを選べたのでプランニングもやりやすかったです。普通のハウスメーカーではないようなデザインの設備や仕様もあったので選ぶのも楽しかったです」(ご主人)
こうしてご主人の理想の住まいとなった「木の家」の住み心地は上々。ご夫婦は休みの日になると、物置からバイクを引っ張り出してツーリングを楽しんだり雨の日にはカーポートで洗車したりとバイク三昧の日々を送っています。「今後はテラスでのBBQも楽しめたら」とご主人は笑顔で話してくれました。