ライフスタイルに合わせて、より過ごしやすく変化させられるところが楽しいです

木の家 | 2020.12.22

兵庫県神戸市垂水区の丘陵地にある住宅街に建つ「木の家」F邸は、白い壁の外観がひときわ映えるお宅です。邸内には、ご主人の自転車、奥さまの故郷の北海道を象徴する木彫りの熊といったアイテムが効果的に配置されており、すっきりとした清潔な印象です。

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■建物概要
ご住所:兵庫県神戸市
竣工年月:2015年2月
延床面積:83.63m²(25.29坪)
■ご家族構成
ご夫婦+お子さま1人

Fさん一家は、ご夫妻と4歳のお子様の3人家族。「木の家」に住んで約5年が経ちました。ご夫妻が「無印良品の家」の存在を知ったのは、お2人がまだ学生時代のころでした。

「一人暮らしをしていたころから、シンプルなデザインが好きで無印良品の製品を愛用していました。お店で無印良品が家を建てていることを知り、興味を持っていました」と振り返る奥さまに、ご主人も続けます。
「私も店のパンフレットなどを見て存在を知っていました。だから、結婚を機に住まいを探し出した際にも、自然に『無印良品』のブランドが頭に浮かんできました」。

住まい探しの当初、集合住宅に焦点を当てていたお2人は、MUJI HOUSEがリノベーションを施した「MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト」の賃貸物件を検討していたそうです。
「そこも魅力的な住まいでした。ですが、2人で相談しているうちに、自分たちの好みを十分に反映させた戸建てを購入した方が、より永く快適に過ごせるのでは、と考えるようになり、『無印良品の家』が候補に上がりました」。
そう語るご夫妻は、さっそく「初めての家づくり講座」に参加し「無印良品の家」に魅力を感じることとなります。

「必要十分にして無駄がない。無印良品の商品全般に通じる明快なコンセプトが、とても気に入りました。少し気になっていた資金計画に関して、丁寧に説明してもらうことで、ビジョンが明確になったことも購入を決心する後押しになりました」(ご主人)。
「シンプルさが気に入りました。一室空間のコンセプトは、『広々とした住まいで暮らしたい』という私の希望にぴったりでしたし、全体の雰囲気が統一されているところも良かったです。最初の段階で『無印良品の家』にしよう、と心は決まりました」(奥さま)。

お互いの気持ちを確認しあったお2人は、さらに自分たちのライフスタイルによりフィットする「木の家」をチョイス、土地探しと並行して間取りなどを具体的に考えていきました。

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「ホームページで施工例・入居者インタビューなどを何度も閲覧しながら、自分たちにとって理想的な間取りを考えていきました。他の住宅メーカーのモデルハウスも見学はしましたが、『無印良品の家』にしようという気持ちが揺らぐことはありませんでした」と声を揃えるお2人が、住まいに求めたことは、「広々とした空間」と「ライフスタイルに合わせて間取りを変えられる自由度の高さ」。それらをベースとして、それぞれの希望を詰め込んで行きました。

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「自転車を収納し、さらに整備もできるだけの広さを持った土間にしました。あと、お気に入りのスピーカーで心ゆくまで音楽を聴けるスペースも設けました」(ご主人)。

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「窓を大きくして光をたっぷり入れることを優先したことで、キッチンはアイランド型になりました。結果的に動線が確保され、出入りがとても楽になりました。また、居住空間を広く取ることを心がけたので、扉をつけた収納もあまり増やさないようにしました。こちらも食器などを厳選するようになり、結果的に本当に気に入ったものに囲まれた暮らしを送ることができています」(奥さま)。

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その他にも、採光や広さを考慮して2階にリビングを設けるなどしたお2人ですが、あえて、何もかも最初に揃えないように心がけたそうです。
「カーテンや棚の一部は、住み出してから手に入れました。実際に暮らすことで、自分たちのニーズが具体的に分かってから揃えた方が、より無駄なく住まいを心地よいものにできると思ったからです。もちろん、担当の方にも相談して『最初から必要なもの』はきちんと揃えるようにしました」。そう語るご夫妻は、この家で生まれ育ったお子さまともども、「木の家」での暮らしを存分に楽しんでいます。

「コロナ禍の前は、友人家族たちを招いてのホームパーティーもよく開いていました。家のなかが広いので、心おきなく大人も子どもも楽しめるんですよ。普段の暮らしも快適です。断熱性能が高いので、夏は2階の、冬は1階のエアコンをそれぞれ稼働させるだけで心地よく過ごせます。光熱費もリーズナブルだと思います」(奥さま)。

「自分の趣味を満喫できるようになりました。立地の良さもあり、自転車で六甲山までツーリングするのが週末の日課になりましたし、音楽を聴く時間も前より多くなりました」(ご主人)。

お子さまの成長に合わせて、少しずつ家具の配置や間取りも変えています。
「毎年、少しずつ変えています。もう少し子どもが大きくなったら、いまの私たちのベッドルームを彼女の部屋にしようと計画しています。その時々のライフスタイルに合わせて、家族で相談しながら、住まいをより過ごしやすくしていくことが、とても面白いし、楽しい。だから、家族全員、この家のことを気に入っています」。

神戸の街並みが一望できる明るいリビングで、ご夫妻は笑顔でそう語ってくれました。

※掲載写真は取材時のものであり、現在はご採用いただけない仕様もございます