最近の趣味は、もっぱら子育てです

木の家 | 2015.3.10

Sさんご一家が暮らす木の家は、愛知県額田郡、駅から車で10分程の住宅地にあります。愛知県のほぼ中央に位置し、古くから城下町、宿場町として栄えました。近年はベッドタウンとして開発が進んでいますが、森や田畑もまだ多く残されています。

もうすぐ2歳になるお子様と4人で暮らすSさん。隣の敷地にはご主人のご両親が暮らしています。以前はよく釣りや音楽イベントに出かけていたというご主人、「最近の趣味は、もっぱら子育てです」とにこやかに話します。

■建物概要
ご住所:愛知県額田郡
竣工年月:2013年7月
延床面積:96.07㎡(29.06坪)
■ご家族構成
ご夫婦+お子さま2人

Sさんが家づくりを考えたのはお子様の誕生がきっかけでした。
「長女が産まれることがわかり、それまで暮らしていたアパートから引っ越そうと思いました」(ご主人)。
「夫婦2人とも実家での暮らしが長かったせいか、狭いアパートで子育てをするというイメージが持てませんでした」という奥様。

「はじめは、住宅展示場へ見学に行きましたが、なかなか気に入る家がありませんでした。そんなとき、インターネットで無印良品の家を知りました。見た瞬間、それまで持っていた家に対するイメージががらりと変わったのを覚えています」と語るご主人。「とくに大きな吹き抜けと、仕切りがなく自由度の高い間取りに惹かれました」(ご主人)。

早速、モデルハウス(岡崎店)を見学に行ったご夫妻。
「思っていた通りの印象でした。外観と内観のギャップが良かったです。このときすでに自分の中では買うことを決めていました。あとは妻を説得するだけ(笑)」というご主人に対し奥様は「正直、最初はあまり好きになれませんでした(笑)。家の室内は間仕切りがあるのが当たり前だと思っていましたし、大きな吹き抜けも必要ないのでは?と思いました。外壁は塗り直す必要が無さそうなので、そこは良いかなという印象でした」と少々厳しい評価。

それでも、何度か見るうちに良さを発見していったという奥様。
「はじめマイナスに捉えていた間仕切りが無いことも、広々としてなんかいいなと感じるようになりました。入居者宅見学会に参加して、住んでいる人の生の声を聞けたことも大きかったです」(奥様)。「僕は見た目の良さから入ったのですが、少しずつ性能面にも関心を持つようになりました」(ご主人)。

こうして2人とも納得の上でご購入を決めたSさんですが、ご両親からは反対されたといいます。
「親にしてみたら、家は三角の屋根に瓦が乗っているものというイメージがあったようで、木の家は倉庫のようにしか見えなかったのかもしれません。それでも建ててしまえばこっちのもの、とちょっと強引に家づくりを進めました(笑)」(ご主人)。

家を建てるにあたって、お金の不安などはなかったのでしょうか?
「もちろん不安でしたが、初めての家づくり講座でローンのシミュレーションをしてもらった際、このまま家賃を払い続けるよりも購入した方が良いということが明確にわかりました」というご主人。

「土地は、当初から実家の隣の敷地に建てると決めていました。建物の大きさは、希望の間取りとローンの返済額とのバランスを考えて決めました。結果的に将来子供部屋が2部屋つくれるくらいの広さになり満足しています」というご主人。
「とにかく小さい家が嫌だったので、できるだけ広い空間が希望でした」(奥様)。

「プランニングのときにはよく夫婦で激しい意見交換をしました(笑)」とご夫妻。
「同じころに家を建てていた職場の同僚と頻繁に情報交換をしていました」(奥様)。
「建築中は隣に住む両親がよく見に来ていたようです。おばあちゃんは、こんな基礎を見たことが無いと驚いていたそうです」(ご主人)。

完成したS邸の間取りは、1階にリビング、ダイニング、キッチン、水まわり。2階は間仕切りの無いフリースペースと寝室、クローゼットというつくり。「2階の読書用スペース(フリースペース)は、もう少し子育てが落ち着いたら活用したいです」というご主人。吹き抜けと天井にあるシーリングファンは、この家でどうしても実現したかったものでした。

S邸は広い玄関も特徴的ですが、これは奥様のご要望で「ベビーカーや三輪車などを置いても玄関が狭くならないように考えました。2階のトイレも必須でした」(奥様)。

「約1年間暮らしてみて、思った通り快適な住み心地です。夏の電気代は月1万円くらい。以前のアパートよりも安いです」という奥様。「強いて言えば、収納スペースが少し足りなかったかなと思います」(奥様)。

「最近、観葉植物や家具など、インテリアに興味が出てきました。この家に合う物を選ぶのが楽しいです」というご主人。
「家に遊びに来た友人は、オシャレな家だねと言ってくれます。室内の明るさにみんな驚きます」(奥様)。

「プランニングの際に担当の方が、無印良品の家は余計なことをしない方がカッコいいと言っていたことに共感を覚えたのですが、住んでみてその言葉を実感しています。やりたいことが全部実現できて幸せです」と語るご主人。
奥様は「ちょっと小さいかな(笑)」といいながらもとても満足しているご様子でした。

※掲載写真は取材時のものであり、現在はご採用いただけない仕様もございます