木の家 No.13
空間の機能性と耐震性能の高さを実感。暖房が不要
木の家 | 2008.8.5
空間の機能性と耐震性能の高さ。
「木の家」は二つの条件を満たしていました。
遠州灘からの海風が心地良い、浜松の静かな住宅街に佇む「木の家」。大開口部側は庭と空地が広がり、採光と通風の良さという「木の家」の特長を十二分に生かせる敷地に建てられたS邸を訪ねました。最初のキーワードは「リアリティ」です。
買い物は無印良品のホームページで、という無印良品ファンの奥様。いつものようにチェックしたホームページで「無印良品の家」を知り、今から3年ほど前に、夫婦でオープンして間もない近くのモデルハウスを訪れました。
「第一印象が良かった。『木の家』の開放的で機能的なデザインは自分たちに合っていると思いました」とお二人の意見も一致。
「家を建てようと思ったのはそれから。他のメーカーの家も比較検討しようと、住宅展示場にも出向いたのですが、展示されているのは豪華な住宅ばかりで参考にはなりませんでした。そこでの生活が想像できないんですよ。でも無印良品の家のモデルハウスは、等身大で暮らしのリアリティがあった。そこには共感できましたね。土地を探す頃には『木の家』にしようと決めていました。日当りは敷地に左右されるけど、あの開放性は場所を選ばないと思いましたし……」とご主人。
Sさん夫婦がまず重視したのは機能性。普段の暮らしのための性能はもちろん、長く住み続けるための空間自体の機能性にも着目しました。
「入居したのは2月でしたが、陽が入る日中は暖房が不要でした。これが大開口と外張断熱の効果だと思いました。暖房は床暖房とエアコン1機だけ。床暖房は温かさの質が違う(ご主人)」
次に重視したのは耐震性です。「東海地震の不安は否めないので、耐震性能は気になりましたね。これに関しては建物の構造について詳しく説明していただき、堅牢な構造に納得しました」とご主人。
無印良品ファンの奥様から見た「木の家」の印象はいかがでしょうか。
「無印良品の商品は使う人に応じた使い方ができると思うんです。この家の印象も同じで、私たちのライフスタイルに合わせた暮らし方ができるし、家族構成やスタイルが変化すれば、それに応じて空間の使い勝手を変えることもできる。シンプルで機能的。自分なりの使い方ができるところは、さすが無印良品だなと思います」
ウッドデッキで風に当たりながら食事やお酒を楽しむことが夢だったと言う奥様。そのための設えは「いつか使う時が来ればと、家を建てる前から買い揃えていて、ここに引っ越してやっと箱から出すことができました」とのこと。
「遠く海を感じながら、庭でお酒を飲む時間は最高です」とご主人も嬉しそうでした。