
【アンケート結果公開】ありふれた毎日がちょっと特別になる住まい③家具を愉しむ家
地方もいいけど、やっぱり都会に住みたいプロジェクト | 2025.7.4
より自分たちらしく、自分たちのためだけに、住まいをつくろう。
ここ数年で一気に広まったテレワークですが、最近では一転して、出社を求める企業が増え、再びオフィスでの勤務が主流になりつつあります。
「仕事場」と「住まい」を分けて考えるからこそ、家の中では「どうリラックスするか」「どう時間を楽しむか」が、これまで以上に大切になってくるのではないでしょうか。
無印良品でマンションリノベーションをご検討のお客さまからも「趣味に没頭できる空間が欲しい」、「マンションでもガーデニングを楽しみたい」などといった、自分の時間を大切にしたいというお声を多くいただいています。
無印良品のリノベーションが提案するフルスケルトンからのリノベーションは、自分の趣味やライフスタイルを反映させた理想の住まいをつくることができる絶好の機会とも言えます。
私たちはリノベーションを通して、「効率的な間取り」、「快適性」、「安全性」といった、MUJI INFILL 0がこれまで大切にしてきた考え方はそのままに、より自分たちらしく過ごせる、「好き」のつまった住まいをご提案したいと考えました。
ありふれた毎日がちょっと特別になる住まいアンケート
Case.3お気に入りの家具を愉しむ家
3回に分けてこだわりの暮らし方に特化したプランを紹介し、使い方や素材など、アンケート形式でご意見を伺います。みなさまからいただいたご意見は、今夏銀座にオープン予定の新しいモデルルームに反映する予定です。
第3弾となる今回のテーマは、家具を愉しむ家。
家具コレクターの30代ご夫婦に向けた住まいを考えてみました。
アンケート結果
●回答総数:回答総数:656名
●実施期間:2025年7月4日(金)~7月13日(日)
回答者のプロフィール


■Plan A
住み手の好みが自由に広がる、家具のためのキャンバスのような空間を考えました。お気に入りの家具に囲まれ、日々の暮らしが彩られていきます。
【アイデア1.大小様々な居場所】
キッチンや水廻り、クローゼットといった生活機能をまとめたコアを住戸の中心にバランスよく配置。コアを囲むように、さまざまな居場所をレイアウトしています。間口いっぱいに広がる開放的なリビングダイニング、少し奥まった落ち着きのあるワークスペース、通路を兼ねたギャラリーにはお気に入りの椅子を並べます。寝室はコアがゆるやかな目隠しとなり、静けさを保ちます。
・様々な場所に落ち着ける場所が配置されてるのが良い。その時の気分に応じて、過ごしたい場所を選べる。
・場所場所によって違う雰囲気を演出できる感じなので、テイスト違いでインテリアを楽しめそうです。
・寝室が玄関からすぐでほかのスペースと明確な区切りもないので落ち着かなそう。どちらかが具合が悪いときなど困ると思う
【アイデア2.通り抜けできる動線】
中央にまとめた生活機能には通り抜け可能な家事動線を設け、日々の動きをスムーズに整えました。視線の先にはお気に入りの椅子が静かに佇み、機能と情緒が自然と溶け合います。家具はくつろぐための道具でありながら、ときには眺めて楽しむ存在にも。回遊性のある間取りだからこそ、居場所を移すたびに視点が変わり、家具の新たな表情を発見できます。
・家事導線があることで、くつろぎ空間が、乱されなくて落ち着いた時を楽しめそうです。
・脱衣所の両側が解放されていると家族で住んだり、友人が来た時不便
・視線の先に、というのが意外に大切だと思う。
【アイデア3.扉の開閉で暮らしを整える】
キッチンの前には、全開できる扉を設けました。普段は扉を閉じて壁のようにすっきりと設え、家具が引き立つ落ち着いた空間に。友人を招いて食事を楽しむときには扉を大きく開放し、リビングダイニングと一体で使えるオープンな雰囲気に切り替えることができます。
寝室のクローゼットは脱衣室からも開けられるつくりに。浴室を室内干しスペースとして活用すれば、乾いた洗濯物は脱衣室側からそのまま収納し、着替えるときは寝室側から取り出す、といった自然な使い方ができそうです。
扉で生活感を閉じ込めてしまい、お気に入りの家具でゆっくりとくつろぐことができる住まいです。
・キッチン前の扉は、きっと開けっぱなしになることが多いように感じますので、なくてもいいかなと思います。
・浴室の湿気が洋服にいきそうです。海外の家ではよく浴室が寝室とつながっていたり、浴室への道横にクローゼットがあったりしますが、結構湿気がこもります。
・オープンであるが、プライベートスペースはキチンと確保できるところが素敵です。共感できます。
■Plan B
どこにいても視線が抜ける、開放感あふれる住まいです。シンプルに設えた大空間が、お気に入りの家具がひきたつ舞台となります。
【アイデア4.大空間】
水回りや収納など、生活に欠かせない機能を一列にすっきりとまとめることで、広々としたワンルーム空間を実現しました。お気に入りの家具も、サイズを気にせず自由に配置できます。壁で区切るのではなく、家具ひとつひとつが空間をやわらかく仕切るゾーニングの役割を果たし、ライフスタイルに合わせてレイアウトを自在に変えることができます。
・玄関からの一列の水回りはすごく良い、やってみたい。寝室はプライバシーの面から個人的には仕切りたい。
・同じような間取りに住んだことがあり、普段は良いのだけど、友人が来訪した時は寝室が見えるというのが少し抵抗があった。キッチンから水回りまで風通しがいいのはとても良かった。
・脱衣所とトイレは別がいい。夫婦どちらかが遅寝だと、寝るとき音が気になる。
【アイデア5.壁面収納】
大空間をすっきりと使いこなすために、壁一面に大容量の収納を設けました。扉の中は無印良品のユニットシェルフで埋め尽くすのはどうでしょうか。棚板や引き出し、ハンガーパイプの追加が自在で、持ち物に合わせて柔軟にカスタマイズでき、ワークデスクとしても使えます。ぴったりサイズの収納ケースも揃っており、開けても閉めても美しく整った空間になります。心地よい暮らしを支える収納です。
・壁面収納、ピッタリサイズの収納ケースでそろえるのは気持ちよさそうです。
・この収納で収まれば、普段は閉めておけば生活感を隠してスッキリ整って見えるのでいいと思う。
・基本的に収納は使う場所のそばに適宜配置される方が使いやすいので、家中のものを「種類ごと」に「1箇所」にまとめてしまうのは不便だと思う。
【アイデア6.なにもない壁】
大容量収納の扉とは対照的に、水廻り側の壁面は、均等に配置された3枚のプレーンな壁で構成しました。アートやグリーンの背景として活かしたり、プロジェクターを投影したりと、暮らしの中に自由な余白をもたらします。家具のレイアウトにも柔軟に対応し、空間全体を自在にアレンジできる、暮らしのよりどころとなる壁です。
・プロジェクターを投影したり、好きな物を飾ったりと汎用性があるので何もない壁はとても良いと思う
・ギャラリーのように、家具や絵やポスター、写真などを飾って楽しめて良いです。
・どう使っていいのか迷う。例えば、有孔ボードとかフックが付いたレールなどがあれば使いやすいかと思う。
おわりに
今回もたくさんのご回答ありがとうございました。
通り抜け出来る動線や、洗面室と寝室どちらからも出し入れできるクローゼット、一つにまとめた壁面収納など、生活動線に関するアイデアに多くの共感が集まる結果となりました。
家具は道具でもありますので、インテリアを楽しむだけでなく、暮らしそのものの質が上がるかどうかを重要視する方が多いようでした。
計3回のアンケートでは、延べ約2,500名にご参加いただきました。誠にありがとうございました。いただいたご意見を参考に、今夏オープン予定の新しいショールームを計画しています。ご期待ください。