お風呂をもっと楽しむ家

コラム | 2013.11.12

今回のコラムでは、バスルームと間取りについて書いてみようと思います。以前、二つのお風呂をつくる、リビングルームにお風呂をおく提案をしたことがあります。
標準的なマンションを想定し、いくつかの間取りを考えてみました。バスルームは部屋と部屋の間か、キッチンに続く場所に配置されることが多く、窓がないのが普通ですが、もっとお風呂の時間を楽しめる間取りはないものかと思います。

日本人にとって、お風呂は特別な場所と言われます。単に汗を流すだけでなく、一日のうちで気持ちを切り替えるための空間です。以前行った「間取りについて」のアンケートでは、どんなに小さくてもバスタブはあった方がいいと、多くの人が答えていました。疲れを癒し、気持ちをゆったりとさせるには、お風呂は大切な時間でしょう。アロマをたいたり、ローソクをともしたり、中にはテレビやスマートフォンを持ち込んだり、本を読んだりしながら、長い時間をお風呂で過ごす人もいるようです。また昔から、お風呂上がりにビールを飲んだりしながら夕涼みをするのも、日本人にとっての至福の時間であるのかもしれません。

まず一つめの提案では、ベランダに面するお風呂をつくってみました。
縁側をもうけて、夕涼みができるようにしています。

そして二つめの案は、ベランダにお風呂をはみ出させ、ベランダを庭にみたててつくってみました。

三つめの案では、外とのつながりではなく、部屋とのつながりを意識し、ガラス張りのお風呂にしてみました。

三つめの案は、まるでホテルのようなつくりですが、お風呂からリビングのテレビを見るとか、一部扉を解放して家族と話をしながら入るというのもあるかもしれません。
昔のように、1世帯の家族の人数も多くはなくなった日本の家庭です。家族の間でのプライバシーも変わってきて、あまり必要ではなくなってきているかもしれません。さらにガラス張りにすることで、部屋も広々と見えるでしょう。

いかがでしょうか。かつて提案した、リビングルームの中にバスルームを置く間取りも含めて、お風呂をもっと生活の真ん中においてみることを考えてみてはどうでしょうか。
皆さんのご意見をお聞かせください。