単身でのマンションリノベを考えています

コラム | 2021.8.17

みなさんの住宅購入・中古マンション・リノベーションのさまざまな疑問・質問に、趣味=中古マンションの“こっしー”がお答えする「リノベーションなんでも相談室」のお時間です。

今回お答えするご質問は、こちら。
「単身での中古マンション購入とリノベーションを検討しています。今後の家族構成が定かではないこのタイミングで家を買う際の注意点を教えてください」。

このところ、ひとり暮らしの方のご相談が増えている印象があります。将来家族が増えるかもしれないし、ずっとひとりかもしれない。購入したマンションに一生住み続けるかもしれないし、家族構成によっては住替えるかもしれない。今回は、不確定要素も多い単身でのマンション購入とリノベーションの意義や注意点について解説してまいります。

自由度が高い、ひとりの住まいづくり。

私が初めてマンションを購入したのは長女が2歳のころでしたが、単身でマンション購入・リノベーションをした知人たちを見ていると、羨ましく思うこともいろいろとありました。まずは、今回のご質問者のように、ひとりでマンション購入とリノベーションを行うメリットについて考えてみましょう。

(1)マンション選びの条件が決めやすい
家を買う際には、「時期」「立地」「広さ」「予算」を決める必要があります。結婚、出産、保育園・幼稚園の入園、小学校の入学…とライフステージが進めば進むほど、これらの条件のなかで動かせないものが増えてしまい、住まいづくりの選択肢が狭まってしまうものです。単身でのマンション選びとなると、学区に縛られることもなくなりますし、最低限必要な広さもファミリータイプと比べて小さくなります。この自由度の高さは、単身で家を買う最大のメリットかもしれません。

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図1. 住まいづくりの4つの要素

(2)資産性の高いマンションを選びやすい
上記のように、「広さ」については小さくできるため、「立地」に比重を置いたマンション購入がしやすくなります。東日本不動産流通機構の発表(図2)によれば、東京都区部の2021年7月の中古マンション成約平米単価が89.72万円ということですから、40m²のマンションは60m²と比べて、実に1,800万円近く安くなるということがいえます。限られた予算のなかでも、より良い立地を選ぶことができますから、資産性の高いマンション選びがしやすくなります。

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図2. 首都圏中古マンション平米単価の推移

(3)自分の好みを間取りや内装に反映しやすい
ひとまずは自分ひとりで暮らす空間ですから、リノベーションの設計において、自分の好みに合わせた間取りづくりや内装の選択がしやすいというのもひとつのメリットです。配偶者・パートナー・親・こどもなど、一緒に住む人が増えるほど自分の意見は薄まってしまうものですが、ひとりであればその心配はありません。自分だけの住まいづくりを楽しむことができます。

ひとりの住まいづくりは、大胆かつ慎重に

単身でのマンション購入で一番大切なのは、勢いです。あーでもない、こーでもないとひとりで逡巡するよりは、まずは動いてみることが肝心です。ただ、勢いだけで突き進むと躓くことが多々あるというのも事実ですから、ここからは、ご質問にありました、ひとりでマンション購入とリノベーションを行う場合のハードルや注意点についてご紹介します。

(1)住宅ローンの審査が厳しくなる
住宅ローンにおいては、単身者であるということが不利に働くことがあります。金融機関によっては、そもそも単身者は審査の土台にも乗らないというところまであるのです。多様性が求められる時代において単身者NGはひどい扱いにも思えますが、住宅ローンの不正利用(住宅ローンを借りて、実際には住まずに賃貸に出す)の問題もあり、金融機関を責めることもできません。単身での住宅購入においては、住宅ローンの審査に難儀する可能性が高いことも念頭に置いて、早めに住宅ローンの相談を行うことをおすすめします。

(2)ライフプランをきちんと考える
この先どうなるかわからないからこそ、住宅購入を検討する際にはライフプランをきちんと考えてみるとよいでしょう。転職や転勤で働く場所や収入が変わることもあり得ます。もしかしたら家族が増えるかもしれないし、将来的に親と一緒に暮らす可能性もあります。これらの想定を踏まえた予算や広さなどの条件設定が必要になりますから、ご自身で漠然とした将来設計を立てた上で、ファイナンシャルプランナーさんなどにも相談してみるとよいでしょう。

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図3. ライフプランシミュレーションのイメージ

(3)リノベーションは”やり過ぎ”に注意
住まいづくりの関係者が少ないというのは、裏を返せばストッパー役がいないということにもなります。あれもやりたい、これもやりたいと要望をひたすらに積み上げていくことができてしまうのです。ただし、そうなるとお金がかかるだけでなく、本当にやりたいこととそうでもないことの区別がつきにくくなってしまいます。設計者とも相談しながら、叶えたい暮らしから逆算して、細かな部分の優先付けをしていくとよいでしょう。また、将来の売却等も視野に入れるのであれば、カラフル過ぎる仕上げなど個性が強すぎる内装は避けた方がよいかもしれません。

今回は、単身でのマンション購入とリノベーションについて解説しました。私自身、戻れるなら新卒2年目くらいの独身のときにマンションを買いたかったなぁと思うこともあります。マンション選びさえ間違えなければ、資産形成にもつながる可能性が高いですからね。無印良品のリノベーション「MUJI INFILL 0」では、お金の相談からマンション選び、設計施工までワンストップでサービスを提供しております。ご興味を持たれた方は、リノベーション講座や相談会にお越しください。

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