SE構法について-すべては安心して永く暮らせる家のために。

寄稿・インタビュー | 2007.10.1

すべては安心して永く暮らせる家のために。

阪神淡路大震災では、木造住宅で暮らす多くの方々が建物の倒壊で深刻な被害を受けました。
木造住宅だから、地震に壊れてしまったのでしょうか。大規模建築物は、地震、強風、荷重に建物が耐えうるか、必ず構造計算が行われ、その構造が建物の価値を支えています。ところが、2階建て以下の木造住宅は構造計算が免除され、建物に重要な構造設計が曖昧なままつくられる例が多いのです。

「長野オリンピックでは、世界最大規模の木造建築エムウェーブが完成して、日本の木造建築の技術力が世界に認められました。しかし他方、地震で簡単に壊れてしまう木造住宅も建てられている。エムウェーブで培われた技術を住宅に投入すれば、地震にも強い木造住宅を建てることができるはずです」。

エヌ・シー・エヌ代表の田鎖郁男さんはSE構法誕生の経緯をこう語ります。
SE構法で建てられる無印良品の家は、木造住宅でも、国土交通大臣認定を受けた構造計算システムで構造計算が行われ、耐震性能や耐久性能が住宅の品質として保証されています。

「品質保証のない製品に客観的な価値は認められるでしょうか。住宅も同じです。耐震性能に優れた頑強な構造であることの客観的な証明が、建物の価値を担保し、その結果、住宅の資産価値が長く保たれていくわけです」。

百年住宅とは100年保つ家ではなく、100年暮らすことができる家と田鎖さんは言います。
「建物が仮に100年保ったとしても、中味がライフスタイルの変化に対応できないと意味がありません。SE構法は、屋内の柱や壁の制約を受けず、インテリアの間取り変更を自由に考えることができます」。

無印良品の自転車は10年前に購入したものも、流行に左右されず快適に使えて、店頭では今でもパーツ交換もできます。「無印良品の家はこの自転車と同じ」と田鎖さん。
「いつまでも価値が変わらず、何十年か先にその本当の実力が理解されるかも知れません」。

田鎖郁男
株式会社エヌ・シー・エヌ 代表取締役社長
1997年にSE構法が建築基準法第38条、建設大臣認定取得(第一次)。
同年、登録工務店制度によるSE構法の販売を開始。
2002年、SE構法専用構造計算プログラム「木質構造計算プログラムWOLF-2」が木造では日本で初めて国土交通省大臣プログラム認定を取得。

2007年10月発行 無印良品の家カタログより

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