親と同居する家づくりのきっかけは? 50歳で二世帯住宅を決意。

コラム | 2009.11.3

FUJI 男性・独身。結婚したいさかりなお年頃をやや過ぎてしまった。結婚のために家を買う、というのが人生の当面の目標。しかし貯金は少なく、実現はいつになることやら…。   CHAKA 女性・既婚・子どもあり。2年前に自宅マンションをリフォームしたが、思ったほど満足していない。歯に衣着せぬ辛口トークで他のスタッフに恐れられている。



つい先日、無印良品の家 有楽町店に来ていただいたお客様にいろいろお話をうかがったところ、こんなご意見がありました。

「一戸建ての購入を検討しています。住むのは私の両親と、夫、私、子どもふたりの計6人です。『どこに土地を買うか』は、夫の両親も交えて相談しようと思っています。
『どんな家にするか』『間取り』は家族会議では話さないと思います。現在も具体的な話は出ていません。夫が仕事で忙しいので、家づくりの細かいところは私と母のふたりで決めていくことになると思います。」


家族会議がスムーズにいかないと、家づくりがうまくいかない、とも聞くね。


確かに、 「船頭多くして舟、山に登る」ということわざもありますし。でも私は一戸建てに関しては未経験ですけど、自宅マンションをリフォームしたときには、夫といろいろ話し合ったんですよ。夫婦ふたりでのプチ家族会議でしたけど、結構わくわくしましたよ。リフォームといえども、私にとっては結構な額ですから、「大きな買い物をするわくわく感」とでも言いましょうか。。


なるほどねぇ。確かに、新築一戸建てともなると、ほんとうに大きな額の買い物だもんね。そう考えると、家族会議って、楽しいものなわけね。


別のお客様も、「家を建てることにしてから、夫婦で話し合わなくてはならないことも増えたので、子供が寝付いてから、夫婦での会話の時間がぐっと増えました」とおっしゃってました。

 

「誰と住むのか」が、家づくり家族会議の根本?


家づくりにあたっては、家族会議で決めなくてはならないことがいろいろありますよね。例えば…、

(1) 誰と住むのか? 親世帯と同居するのか? 子供はいつ頃独立しそうか?
(2) どこに住むのか? どこに土地を購入するのか?
(3) どのような間取りにするのか?
(4) 床や壁、またドアノブなどはどのようなものにするのか?

という感じでしょうか。


特に(4)は、マンションや建売住宅を購入するのとは違って、新築一戸建ての場合は選択肢が無限にあるようなものだから、決めきれない、ということもあるんだろうね。でも…、「無印良品の家」に関しては、あまりそういう話、聞かないですよね?
「無印良品の家」でも、お客様は、「ここはこういう間取りにしたい」とか、「ドアノブはこういうデザインのものがいい」とか、自由に決められるんでしょ?


もちろん、お客様の方が自由に決められるんです。でも、あらかじめ、こちらで用意してあるものから大幅に逸脱する、っていう例が、これまでのところはあまりないんですよ。
「無印良品の家は、家具や生活雑貨などの無印良品の世界観を映したもの」なので、お客さんがあらかじめ「無印良品らしいイメージ」を持っているからじゃないでしょうか。


なるほどね…。


そういうインフィル(仕様や設備)のことよりも、「誰と住むのか」ということが、最も重要なことのように思います。住む人によってライフスタイルも違うわけですし、それによって、住む場所や間取りなんかも自然と決まってくると思うんですよね。


そうか…。年をとった両親と同居するなら、バスなどの交通の便がいい場所に住もう、とか、あるいは、できるだけバリアフリーにしよう、とかってことね。


そうですね。やっぱり、「誰と住むのか」ってことが決まるのが、家づくりのきっかけになっているんだと思うんですよ。それが決まるから、「こういう家を建てよう」っていう動機付けになるわけですし。


そうだよなぁ。「家族」ってコトバ、「家にいる人」って意味だもんなぁ。

 

愛犬と住むために家を建てる?


先日、「木の家」を建てたお客様のお宅にお邪魔した際に、こんな話をうかがいました。

「両親が他界したのをきっかけに、両親と一緒に住んでいた築40年の戸建てを建て替えることにしたんです。地形的にかなり使いづらい土地なんですが、愛犬がいるために、マンションなどの集合住宅に移り住む、という選択肢はありませんでした。設計をしてもらう際にも、愛犬が住みやすいように、ということには特に気を使ってもらいました」


そのお宅は、リビングルームに繋がるように、愛犬用の土間を設けてあったり、あと、「木の家」と全く同じガリバリウム鋼板の犬小屋まであるんだよね?


そうなんですよ。犬小屋がかわいいんです! おひとり暮らしなんですが、愛犬を家族同然にかわいがっていらっしゃるので、実質、愛犬とのふたり暮らし、って感じですね。


そうか…。「ご両親が亡くなり、家に住む人数が減ったので、愛犬と一緒に住める家をつくる」っていうのがきっかけ、ってわけですね。ということは…、愛犬が家づくりの家族会議の主導権を握った、ということかな?


さすがにそういうことはないと思いますけど…。

 

嫁姑問題が解決したから、二世帯住宅を建てる?


そうそう、このあいだちょっと聞いた…。


あっ、先日話した、私の知人の嫁姑問題の話ですか? 親しい友人から聞いた話なのですが…。

子どもが手を離れだした30歳半ばに、一度、家を建てようという話がでたんです。でも、その頃は母と妻の仲が悪くて…。それから10年、15年を過ぎ、嫁姑問題もなくなったというか、まぁ、妻が『お母さんと同居してもいい』って言ってくれたんで、50歳を目前にした時、二世帯住宅を建てることにしたんです。
妻が家づくりを提案してくれたことで、ようやく家を建てられることになったわけだから…、「こうしたい」とかいう細かい決定は、妻に任せてます。


なんだか、ほのぼのとしたいい話だなぁ。


この私の知人の場合は、「嫁姑問題が解決?したので、母と一緒に住む二世帯住宅を」というのが家づくりのきっかけですね。やっぱり、家づくりのきっかけって、「誰と住むか」だと思うんですよ。


嫁姑問題って、ホントにあるんだね。なんだか、結婚して家を建てるのって、たいへんそうだなぁ。


いや、だから、家を建てる計画の前に、まずは相手を探さないと。……って、前回と同じ終わりかたじゃないですか!