水まわりの配置で変わる暮らし

コラム | 2016.7.12

住まいの間取りをつくる上で、重要な項目のひとつに水まわり(キッチン、お風呂、洗面、トイレ)をどこにするか?ということがあります。今回は、その水まわりの配置のしかたについて考えてみます。

明治時代の民家の間取りを見てみると、水まわりは座敷等の生活の場からできる限り離れた場所にあるのがわかります。トイレであれば臭い(におい)、お風呂であれば湿気、キッチンであれば火や水といったことや、食料品の保存問題の解決のため、水まわりは暮らしの中心から離れた場所に配置されていました。
それが現代になると、トイレには高性能の換気扇が登場し、お風呂は防水性に優れたユニットバスが開発され、キッチンは効率的なシステムキッチンや冷蔵庫の登場など、技術の発展とともに家の内側に配置しても問題がなくなりました。つまり、現代の住宅では、水まわりをどこにでも配置できるということになります。

現代の一般的な新築マンションの間取りを見てみると、水まわりは住まいの中央部の端に壁付けに置かれる場合を見かけます。こうすることにより、玄関側とバルコニー側の窓に面して寝室やリビング・ダイニングを配置できる合理的な考え方です。しかし、水まわりが真ん中に置かれることで空間が二つに分断され、間取りの可変性や風通しという面で課題がありそうです。

無印良品のリノベーション「MUJI INFILL 0」ではどうでしょうか。大きな特長として、高い性能をもった断熱材と、ペアガラスインナーサッシが標準で装備されています。これにより、中古マンションでも断熱性能が大幅に向上するため、一つの空間で空気を暖めたり冷やしたりすることが可能です。一般的にある間取りで、6畳程の広さに細かくたくさんに仕切られている個室をつくり、それぞれにエアコンを設置する、という必要がなくなるのです。

ということで、無印良品のリノベーション「MUJI INFILL 0」では、一般的なマンションの間取りの考え方をする必要がありません。そして先にもあったように、現代の住宅では、排水管による距離の問題はありますが、水まわりをどこにでも配置できます。

水まわりを玄関側の端に寄せてみる

水まわり以外の部分が全て自由な一室空間になり、いわゆる廊下がなく、限られた空間を広々と使えます。

さらに、可変性もあります。家具で仕切れば、ゆるやかにつながりながら、自由に間取りを変更できますし、建具の下地をいれておけば、将来的にドアなどの建具を入れるだけで部屋を仕切ることができます。

水まわりを玄関側の端に寄せてみる:10年後

住み始めたとき、子どもが小さいときは一室空間で使い、10年後に子ども部屋が必要になったら家具で仕切る。
20年後に子どもが独立すれば、またもと通りに戻して、一室空間で使うことができるのです。

さらに、一般的な間取りだと個室にとどまっていた陽当たりや風通しが、住まい全体に通り、とくに窓を開ける春や秋の季節に快適に過ごせそうです。

水まわりを住まいの中心に配置してみる

思い切って水まわりを住まいの中心に配置してみると、このような間取りをつくることもできます。

この間取りでは、寝室を除く住まい全体で回遊動線ができました。行き止まりのない回遊動線は、限られた空間を広く感じることができる工夫のひとつです。
キッチンまわりだけを小さな回遊動線にせず、空間全体で回遊動線を大きくとることで、自由な動線を実現しています。

また、建具も引戸にすることで、視線や風通しを自由にコントロールすることが可能です。

このように、今までの常識にとらわれない考え方ができるのは自由設計ができる無印良品のリノベーションならではの考え方かもしれません。
このような新しい水まわりの配置を考える住まいはいかがでしょうか。是非みなさんのご意見をいただければと思います。

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