みんなで畑に行って、鍋を囲む、大雪の1日

近隣の豊かな畑や国際色豊かな住人の方々。千里青山台団地の可能性は多くの人が考える以上にたくさんあるのでないでしょうか。
関西・関東では大雪の1日。普段とは違う景色のなかで、非日常を楽しみながら今まで気がつかなかった団地の可能性に思いを馳せる1日になりました。今日も、少しずつ団地の可能性が広がっていきます。

2月8日（土）：「みんなのカフェ」活動レポート

目を覚ますと団地に雪が降っていました。今朝は日本中大雪のようです。
今日は、自治会長の柳田さんが中心となって進めている、「みんなのカフェの畑や田んぼを見学しにいこう。」で京都・亀岡市を訪問します。

団地と畑が提携したら面白いのでは。という自治会長柳田さんのアイデアから実施した視察ツアー。今回は、団地と畑の連携の実現可能性などを図るための視察です。
しかし！千里青山台団地から車で30分でいける京都・亀岡市はなんと大雪！？との連絡が。少し決行を迷いながらも、今後3月までイベントやワークショップが続くので、現地からの大丈夫でしょう。という連絡もあり、決行を決断。しかし大雪のため、何があるかわかりません。当初参加予定でした青山台団地の方々の参加は、雪のため安全を考慮し今回は断念していただき、ヤングでナウなMUJI×URのイベントサポーターチームのみが現地案内人の方につれられ、京都・亀岡市に視察に向かうことになりました。

京都・亀岡市は大雪です、ここは本当に関西？

自治会長柳田さんは「千里ニュータウンから有料道路を使って、トンネルを超えればすぐ亀岡市。本当に近いよ！」と何度も力説されていたのが、僕の中で印象的でした。
千里青山台団地から車で30分程の場所に広がる農村。想像しただけで少しわくわくしてきます。しかし今回は雪！しかも年に一度の大雪！ということで、少々普段と勝手が違います。

トンネルを抜けると！雪！一面真っ白！もちろんスタットレス付きの車をレンタルしているのですが、自治会長の柳田さんの運転も手に力がはいります。
通常より倍の時間をかけながら、貸し農園に到着。使われなくなった畑を地元の農家さんが整備し、畑を区画に区切り一般の方に貸し出す貸し農園は、ニュータウンで暮らす方々にとても人気があるそうです。

一面真っ白な雪で覆われた畑は美しいのですが、なんと言っても寒い。雪がどんどん激しくなってくるので、地元の農家さんの畑や農作物の育てかたなど説明を聞いて、次の古民家レストランに向かうことにします。
しかし、スタットレスのレンタカーでも畑から道にでる坂道では、車が雪で進まなくなります。地元の農家さん、MUJI×URイベントサポーターチームのみんなで車を押してなんとか脱出。思った以上にいつまでも降り続く大雪でした。一同ガクガクブルブルです。

やっとたどり着いた古民家レストランのオーナーは、脱サラして自ら農業をやりながら、ステキなレストランを経営されています。暖かい自家製お手製のお料理をいただき、温まります。
オーナーのお父さんから、地元のいろいろなお話しをうかがいました。最後には、団地と一緒に農業体など、できることがあれば少しずつやってみましょう。という話しになりました。雪の中、ここまで来ることができて本当に良かった。とやっと思うことができました。

夜はみんなで鍋をかこみます

自治会長柳田さんの安全運転で千里青山台団地まで戻り、僕は夜の打ち合わせのための準備にスーパーまで走ります。
夜は僕の部屋で、千里青山台団地住人による鍋パーティーという名の作戦会議です。

参加者は中野さん、水野さん、上垣さん、ラス君、イェさん、うりちゃん、ゆりえちゃんの7名です。2月23日（日）に行われる住人祭や「みんなのカフェ」について話しをしました。
ラス君、イェさん、うりちゃんの3名は大阪大学に通う千里青山台団地在住の留学生です。彼らが学んでいる建築やロボット工学の話しで盛り上がります。ドイツの話しや韓国の話でも盛り上がりました。皆さんとても優秀で話しが面白く、長年に千里青山台団地で暮らしている中野さんも大喜びでした。