冷暖房費を半分にする工夫

コラム | 2012.9.4

←8月の終わり、朝方のリビングの温湿度。日中はエアコンなし、30℃を超えた夜のみエアコン稼動、がこの夏の我が家のルールでした。

冷暖房費を半分にする暮らしの工夫

今回は、暮らしのちょっとした知恵や工夫によって、冷暖房費がどれくらい違うのかを「無印良品の家 木の家」を使って全棟温熱シミュレーション「+AIR」でシミュレーションしてみました。シミュレーションなので実際の暮らしとは多少異なりますが、参考にしてみてください。

エアコンの温度設定による違いを比較

みなさんの家ではこの夏、エアコンの設定温度は何度に設定していましたか?
無印良品の家は、全棟温熱シミュレーション「+AIR」のしくみで、みなさんの家を実際にシミュレーションしてご提案するのですが、このエアコンの設定温度で多い設定のひとつが、「冷房23℃、暖房25℃」です。

ちょっと意外かもしれませんが、無印良品の家がおすすめする温度設定は、「冷房28℃、暖房20℃」なのです。

この設定温度と、さらに「暮らしの工夫」で節約できる場合とを比較してみます。
エアコンの温度設定は、無印良品の家がおすすめする、「冷房28℃、暖房20℃」の設定のまま、夏はすだれを窓の外側につけ、冬はブラインドを窓の内側に取り付ける工夫です。
窓の外側につけたすだれは、夏の昼間の陽射しをさえぎり、夜は通風をとります。
窓の内側につけたブラインドは、冬の昼間の暖かい日射しを取り入れ、夜には閉じて、熱を逃がさないようにする効果があります。

3つのシミュレーションについて、冷暖房費を比較してみました。
シミュレーションした家は、以下の木の家の標準的な6間×4間の間取りです。
(エリア:東京都練馬/床面積:約120㎡・約36坪)

下記が、暖冷房負荷シミュレーション報告書です。(クリックで拡大)

「冷房23℃、暖房25℃」設定 「冷房28℃、暖房20℃」設定 「冷房28℃、暖房20℃」設定
+夏のすだれと冬の夜間のブラインド

冷暖房費を月別に比較してみました。
(冷暖房費は、エアコンの機器効率が4.0(暖房・冷房とも)、電力単価が21円/kWhとして計算)

「冷房23℃、暖房25℃」設定 「冷房28℃、暖房20℃」設定 「冷房28℃、暖房20℃」設定
+夏のすだれと冬の夜間のブラインド
1月 12,370円 7,500円 6,680円
2月 10,774円 6,368円 5,665円
3月 11,027円 6,032円 5,471円
4月 5,113円 1,618円 1,411円
5月 3,288円 374円 87円
6月 6,255円 1,383円 571円
7月 12,413円 5,456円 3,925円
8月 14,170円 7,116円 5,270円
9月 7,640円 2,840円 1,687円
10月 4,308円 1,272円 208円
11月 6,446円 2,267円 1,856円
12月 10,857円 5,948円 5,245円
年間 104,661円 48,174円 38,074円

なんと、設定温度が「冷房23℃、暖房25℃」の場合と比べて、「冷房28℃、暖房20℃設定+夏のすだれと冬の夜間のブラインド」の年間冷暖房費は、約1/3(38,074円)。設定温度を単純に「冷房28℃、暖房20℃」とした場合と比較しても、約1/2(48,174円)となりました。
設定温度をマイナス5℃に設定すると、年間冷暖房費は約半分という結果です。

暮らしの工夫で大きな節約ができる

家庭で使用するエネルギーで冷暖房が占める割合は25%にもなるので、エアコン温度設定の工夫と暮らしの工夫で、大きな費用の節約になりそうです。
まずは温度設定を見直すことで節約ができます。エアコンの設定温度1℃変えると約10%の節電になると言われています。今回は、冷暖房設定温度をそれぞれ5℃変えることで、年間冷暖房費を半分にすることができました。

そして「暮らしの工夫」です。今回の検証では、夏はすだれで日射しをさえぎり、夜は風を通すことで涼しく過ごし、冬は昼間の日差しを充分に取り入れて、夜は熱を逃がさないようにすることで年間冷暖房費が1/3となりました。
エアコンの設定温度や、「暮らしの工夫」で節約になるということをよく聞きますが、このように実際に具体的な数字として見ることで、より実感することができます。
この2つの視点によって、「快適な暮らしをしながら節約をすること」ができそうです。みなさんの節約のきっかけになればと思います。
無印良品の家が提案する全棟温熱シミュレーション「+AIR」では、全ての家に、「快温シミュレーション&アドバイスシート」をご提案しています。

いかがでしたでしょうか。みなさまのご意見、投稿をお待ちしています。