「団地に引っ越しました」くらしのコツ日記

「団地に引っ越しました」くらしのコツ日記

# 22 URをえらぶコツ1

2020年 1月 28日

# 22 URをえらぶコツ1

□ 1月27日。気温は11度。

ぽかぽか気持ち良い団地の公園で散歩がてら昔の日記を読み返してたら、わたしが今の部屋を内覧してからもう1年も経ったんだってびっくりした。
はじめての団地への引っ越しで渦巻く不安を背後に漂わせていたわたしを、しろちゃんや友達、職場のみんなが助けてくれたんだよね。

じつは職場の友達のみずいろちゃんがこの金剛団地に引っ越してくるっていうから、この前一緒に部屋を探しに行ったんだ。
今は実家ぐらしをしているみずいろちゃん。社会人も3年目になって落ち着いてきたから、ずっとあこがれだったひとりぐらしを始めたいんだって。それもこの、金剛団地で。
しろちゃんに助けてもらったみたいに、今度はわたしがみずいろちゃんの引っ越しのお手伝いができたらいいな。

「引っ越しするのにネットで物件たくさん見たんやけど、団地って不動産サイトに出てこないんやね。だから団地に引っ越すっていうのが思いつかんかったんよ」
内覧に行く道中、目をまるくして話してくれたみずいろちゃん。

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そうなんだよね、とくにUR団地のお部屋情報はUR都市機構のサイトでだけ公開しているから、なかなか学生や若い人たちに見つけられていないのが現実。
こんなにきれいで安くて住みやすい物件があるのにな、っていうのは実際にくらしてみて本当に思うこと。みずいろちゃんみたいに団地の良さをわかってくれる人がいて、わたしはうれしいです。
とはいえ団地に引っ越すっていう選択肢をみつけたとしても、そこからどうすればいいのかなかなか想像がつかないところがあるもんね。わたしも去年、団地に詳しいしろちゃんにいろいろ教えてもらったっけな。

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部屋をえらぶ条件を決めたら、いよいよ内覧。
まずは金剛団地の中にあるURの案内所に行って、空いている部屋を教えてもらった。
URのWebサイトでも空室の物件を見れるんだね。でもそういえば、まだサイトに掲載されてない物件でも電話や直接聞くと教えてくれるってこともあったな。
団地の中にある現地案内所で鍵とスリッパを受けとって、いよいよ部屋探しのスタート。
みずいろちゃんは熱心にメモをとったり写真を撮ったりしながら、全部で4つの部屋を見に行ったよ。

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どの物件も手入れがとてもていねいにされていて、なのにレトロな摺りガラスは残っていたりして、やっぱり団地って良いなあと思った。家賃もリーズナブルなのにこの広さで住めるっていうのは、ひょっとしたらものすごく価値のあることなのかもしれないね。

2軒目を見に行った帰り道、みずいろちゃんが階段の踊り場から団地の景色を眺めながら、ふとこんなことを話してくれた。
「人ってさ、住んだ家より住めなかった家のほうがずっと多いんやね。ほんのちょっとのめぐり合わせとか私の選択で、こことか、次見に行く家とか、もっと違うところに住むことになるかもしれなくって。あったかもしれない人生を想像するのって楽しいね」
なんかなんでもできる気がする、と照れたように笑うみずいろちゃんに、うん、うんとうなずいた。そうだね、選んだ人生も選ばなかった人生も、きっと全部すばらしい。わたしたちのくらしはわたしたち次第で、どうとでもなるよね。

あと2軒内覧に行ったんだけど、たくさん書いて眠くなってきたから、続きはまた今度。
暖冬っていっても夜はキンと冷えるな。大根みたいに顔まで布団にうずまって、おやすみなさい。

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このブログについて

自然溢れる大阪府富田林市のUR金剛団地を舞台に、無印良品のスタッフが実際に一年間住んで感じた「団地ぐらしの魅力」や「感じ良いくらしのコツ」について、無印良品イオンモール堺北花田が全面サポートしてお届けする日記形式の回想レポートです。
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